KINDER
ガキの頃は、バカだったなぁ。

(10月21日)

・子供のとき、あっちこっちに看板が出てた
 「子供を見たらまず徐行」というのを、
 「まずギンコウ」と読むのだと信じ込んでいました。
 でも、なんで子供を見たらギンコウなんだ!?
 子供は貯金しなけりゃいけないのか!?
 なんでだー!?と思っても、
 人にバカだと思われたくなくて、誰にも聞けないっ!
 看板を見るたびにクラクラするほどに
 苦しい思いをしてました。
 銀行って文字を習う小学5年くらいまでナゾでした。
 (あゆみ)

・まだ高校生ですが、ガキ話があります。
 小学生低学年の頃、僕はスーパーサイヤ人
 (ドラゴンボールの金髪のキャラクター)に
 本当になれると思って、特訓していたことがあります。
 漫画では、怒りによって
 スーパーサイヤ人に変身しますが、
 僕はいつも、息を止めて
 体中に力を入れて、なろうとしていました。
 今思うと、やっぱりガキの頃は馬鹿だったなぁ。
 (すけ)

・子供の頃、うちの実家は
 「ぽっとん便所」だったのですが
 ドリフのコントのように
 下から白い手が伸びてきそうで
 特に夜トイレに行くのが
 怖くて怖くて仕方ありませんでした。
 で、私は母親に
 「お母さん、トイレに行くけん見とってね」と言い
 居間にいる母親は
 「うん、見よるけん行っといで!」
 と応えていました。
 トイレに行ってもドアを開けっぱなしにして
 「お母さーん、見よるぅ?」と聞けば
 「見よるよぉ〜」と返事が返ってくるので
 当時の私は母親の目が「ろくろ首」のように
 ニョキニョキと居間からトイレまで伸びているから、
 トイレまで来なくても
 私のこと見てくれているんだ、
 お母さんの目は怪物くんみたいでいいなぁ〜と、
 安心して用を足していました。
 今考えたら、いちいちトイレに
 ついて行くのが面倒だった母親の策略に
 まんまとハマりバカだったなぁ〜と思う反面、
 ニョキニョキと伸びた母親の目を想像したら、
 その方が1人でトイレに行くよりも
 よっぽど怖いよなぁ、と思います・・・。
 (匿名希望)

・私の「ガキの頃」は「夢」見がちな少女(笑)で
 夜には必ず「夢」を見ていたのですが、
 その内容に日中も引きづられる妄想家でした。
 今でも覚えているのは、起きるなり
 「私は、本当は、ここのうちの子じゃない、犬なんだ」
 「私の胸にはアトムみたいにモニターがついてるんだ」
 と思ったこのふたつ。
 ただ、親にも友だちにも言えず、悶々と悩むだけで
 解決に至らず、妄想の続きを
 また「夢」で見て苦しむ、というものでした。
 どちらも小学1〜2年の春頃の妄想ですが
 「身体測定」のとき、ドキドキして
 着替えにもたついたのは覚えています。
 銭湯に行くときは忘れてるのに……。
 子供って、本当にいろんなことを考えているものですね。
 いまからお母さんになるのが楽しみです。
 (chiyoyan)

・以前親から聞いた話です。
 自分が幼少の頃、ある晩夕食のすきやき
 の具としてエノキダケが出てきた時のこと。
 すると幼き自分は、エノキダケの傘の部分を触って、
 「これは誰がくっつけてるの?」と聞いたそうです。
 親は当然大爆笑!
 エノキダケの軸に、
 誰かがひとつひとつ傘をつけていることを
 想像した自分の感性に今更ながら感心しつつ、
 そんな想像力を、いつまでも忘れずに
 いたいなと思っています。
 (さとちゃん)

・そう言えば、私も虫が殺せなかったらしい。
 親がハエとか蛾とかを叩こうとすると、
 「やめてー、やめてーっ!
  虫さんにも命があるんだから!」
 って、大泣きしながら止めに入ってたそうなんです。
 うー、我ながらカワユイー。
 なんて心の清い、天使のようなオコサンなんでしょ。
 もちろん今じゃ、その欠片もありませんけどね。
 どんなにニコヤカな顔をしていても、
 虫を見た瞬間、急変。
 その息の根を止めるまで、
 きっちりと叩き潰しております。
 (イナオ)

・小学生の頃、地元の顔効きの
 不動産屋さんの肝いりでしたか、
 なんと駅の北口の階段を下りきった本屋さんの真ん前に
 ある日突然、
 ジャイアント馬場とアントニオ猪木が来たんです。
 ほんとは突然じゃ無かったんだと思うんですけれど、
 子供のワタシにはその日、
 そのお二人の名前を聞きつけただけで充分でした。
 走って見に行くと、其処には
 塾なんかで使う4人くらい掛けられる
 横長の折りたたみ机が一つあって、
 そこに狭〜い感じでお二人が座っていたのですが
 少々視線の低い小学生のワタシには、
 何よりも彼らの無造作に投げられた「足」が
 ゴ〜〜〜ン!!と目に飛び込んできたのですね。
 ショックでした。でかい。でかすぎる。
 父がその不動産屋さんのおじさんと
 知り合いだったためにワタシは
 お二人の休憩タイムに「握手」をして貰えるという
 特権を与えられたので、2〜3人の男の子と一緒に
 控え室になっている駅前の2階の喫茶店に通されました。
 男の子たちがお約束の「腕にぶら下がり〜の、」なんて
 やって貰ったあとに、いざ自分の番になり、
 お二人がワタシに振り向いたとき、
 あまりの全部の大きさに恐怖感が先立ってしまい、
 ダッシュで階段を下りてしまいました。
 とっても失礼だったこととおもいます。
 でもいまでも把握できない大きさは恐いです。
 (おののいもに)

(ミニコメント)


「子供を見たらまず銀行」が、かわいらしかったです!
子どもから見たプロレスラーのデカさ、すごいなぁ……。
子どもの目線から見る世界を、もう一度オトナになってから
体験すると、世界観、変わるでしょうねぇ。

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2003-10-21-TUE
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