KINDER
ガキの頃は、バカだったなぁ。

(8月24日)

(※今回は、ガキの頃に口ずさんだ
  「どれにしようかな」の歌をまとめて特集!
  あなたのところでは、どう歌っていましたか?)


私たちのところでは
 「どれにしようかな、
  天の神様の言うとおり。なのなのな」
 がまず基本形で
 「鉄砲撃ってばんばんばん」と続くようになり、
 その後「もひとつおまけにばんばんばん」と
 つけて終わるのが定着しました。
 (かおこ)

「どれにしようかな」の歌の話でおもいだしました。
 うちらの続きは、
 「天の神様の言う通り。グッドバイグッドバイ玉手箱。
  1、2、3、4、5、6、7、8、9、10」でした。
 なぜグッドバイ玉手箱なのかはわかりません。
 最後の10数えるとこは、
 気に入らなかったら数を増やしてました。
 最初からそっちにしろよ・・・。
 (MA)

天の神様シリーズですね。
 私のとこでは、「天の神様の言う通り」までは同じで、
 「あっぷっぷ、
  もひとつおまけにあっぷっぷ!」でした。
 (j)

「どれにしようかな?」ですが、
 ぼくは「あっぺらぽんのすっちょんちょん」でした。
 いまだに意味が分かりません。
 (PW)

ぼくたちは
 「天の神様の言う通り」までは同じですが、そのあと、
 「プッとこいてプッとこいて、プッ、プッ、プッ。
  柿の種」でした。
 数人で指を指しながら絶叫することもあれば、
 一人で店の中でお菓子を買う時なども、
 小さな声で最初から最後まですばやく歌っていました。
 (し)

「どれにしようかな」の件、懐かしく拝読しました。
 ちなみに私のクラスではその続きは
 「神様の言うとおり。
  なのなのな。りすりすこりす」でした。
 1970年代前半の東京は港区の小学校です。
 他のヴァージョンがあるとは思いもしませんでした。
 (カオリン)

「天神様の言うとおり」の次は、
 「柿の種、アブラムシ、ケケケの毛虫」でした。
 (船越小学校卒業生)

「天の神様の言うとおりなのなのな」の続きですが、
 わたしの住んでた地区では、
 「きのう生まれたネズミの子。
  ちゆうちゆうたこかいな」でした。
 (ず)

みなさま、「神さま」ですが、私たちの間では、
 「裏のゴンベェーさんに、よく訊いたらわかります。
  太鼓を鳴らしてドンドコドンの、
  プリップリップリッ!」
 と、独特の節回しで歌い、
 見知らぬ人に選んでもらっていました。
 (し)

私のどちらにしようかなは
 「・・・天の神様の言うとおり、
  どんぐりがっちゃった柿の種、塩なめた砂糖なめた」
 というものです。意味はわかりません。
 (大牟田)

「どちらにしよぉかな、
  神様の言うとおり、あっぷッぷ!
  チューリップの中から、おせんべい、ワ・レ・タ!
  うんとこどっこいしょ!」でした。
 (MAKKO)

宮崎の片田舎に住んでいました。私の地域では
 「どれにしようかな天の神様の言うとおり。
  けっけらけのけむし アブラムシ ごはんのつぶ」
 しかし最近友人の間で
 この話題が出たときわかったことは、
 「結局天の神様の
  言うとおりにしてないじゃん」・・・。
 確かに、あとづけを、いろいろしてますからね。
 (anego)

私が子どもの頃は・・・
 「どれにしようかな。天の神様の言う通り。
  ギッタンバッコンギッタンバッコン。
  上がりばね 下がりばね」でしたよ。
 (匿名希望)

妹が、
 「天の神様の言う通り、
  12345678910の卵が割れた、
  目玉焼きが壊れた」
 と言っていました。奇怪な文章・・・。
 (匿名希望)

「どれにしようかな、神様の言う通り
  アブラムシのたまごはおいしくない」
 (いくす)

「神様の言うとおり、おっぺけぺのぺ、かざぐるま、
  トマトとキュウリが食べたいな」
 (やい)

「柿の種 塩かけろ ロウソクじつぽん(10本)
  とーもーせ(灯せ)」
 (ゆ)

「どれにしようかな、神様の言うとおり、
  おっぺけぺーのーぺーのぺーの、空むけよ」
 (k)

「どちらにしようかな、うらの神様の言うとおり
  ブースカブースカブーブーブー、
  あめだまひとつおちました」
 (ゆ)

「どれにしようかな 天の神様の言うとおり、
  鉄砲撃ってどんどこしょ、
  もひとつおまけにどんどこしょ」
 (尼)

「天の神様のいうとおり、
  空向けよ、おへその曲がり角」
 (Y)

「天の神様の言うとおり、
  あっかんべっこんしましょうかな、
  かえるのおばさん、今何時?べーべーべーのべー」
 (hmtf)

「どれにしようかな、それは天の神様の言う通り、
  パン屋のおじさん屁をこいた、ちちんぷいのぷい」
 (ベベロップ)

母に「どちらにしようかな」にも
 いろいろあるらしいよ、と教えたのですが、
 「『裏から10番目123・・・』だよ」と言い張って
 「他のは作り物!」とまで言いはじめました。
 しかし読者のみなさまも自分のところこそが
 本物だと思っていらっしゃるのではないでしょうか?
 (ta)

「どれにしようかな」
 懐かしいですね。
 実は私は大学生のとき(10年ほど前)に
 このデータを収集して分析するという
 途方もないことを思いついてしまいました。
 私は,理学部の学生で,自分の研究分野とは
 まったく関係がなかったのですが…(笑)

 調べ始めたら…あるわあるわ,
 次々と新バージョンが出てきて,
 同じ地域でも,
 小学校単位・年代で言い方が違うんですね。
 しかも外国にもある。
 同じ英語圏でも微妙に言い方が違う。
 調べはじめて6ヶ月で,
 400近いパターンを収集でき、最終的には、
 1000近いパターンを収集できました。
 
 理学部の学生のときにある研究所にいて、
 全国から研究員や学生が
 そこの実験施設を使用しにやってきていたので、
 そこで,その人たちと話をしていくうちに,
 ひょんなことから「どれにしようかな話」になって,
 これは面白いと思ったんです。
 研究所にいるだけで全国から人がやってくるので,
 データはどんどん増えていくんです(笑)

 でも,もっともっと集めたいという欲求にかられました。
 効率よくしかも地域が偏らず,大量に集められる場所
 そしてシチュエーションを考えました。

 そこでいいことを思いついたのです。
 それが「学会」です。
 そのときは学生で貧乏でしたので,
 学会へは友人の車を使って
 交通費を最低限に抑えていました。
 学会の開催される場所までは
 高速道路を通って行きます。
 私は友人に頼んで,
 すべてのパーキングエリアに
 とまってもらうことにしました。

 パーキングエリアには
 暇をもてあましている学生たちが
 たくさんいました。
 そこに突然乱入するのです(笑)
 パーキングエリアの給湯器に
 備え付けてある紙コップを3つ持っていき,
 「すみませ〜ん,
  あるアンケートをとっているのですが…」
 といきなり切り出すのです。
 そして紙コップを使って,
 「どれにしようかな…」とやるのです。
 始めは学生たちはあっけにとられているのですが,
 誰かがひとり,
 「僕は『…アップップ』って言ってた」
 と言い出すと、周りから
 「エエ〜?!そんなこと言わないよ〜。
  私のとこでは…」
 とどんどん話が盛り上がるのです。
 その脇で私はメモをどんどんとっていく(笑)
 大学生は全国から集まっているので,1グループで,
 簡単に10パターンくらいは集まります。

 あるとき,外国人の女の子がひとりでいました。
 ちょっと英語で聞くのは勇気がいったのですが,
 意を決して聞いてみました。
 「エクスキューズミー…」
 始めは私の英語が通じなかったのですが,
 「例えば私の田舎では…(←英語)」と
 紙コップを使ってみると…通じた!
 その子はオーストラリア人でした。

 ひとつサンプルが集まればこちらのもの。
 次のパーキングエリアでは,英国人の父子に聞きました。
 そしたらまず父親が,
 「確かにそのオーストラリアの言い方と似てます。
  けれど,英国人は紳士だから差別用語は使わない。
  我々は『Catch a baby by the toe.』と
  『baby』を使う」。
  それに対して息子が,
 「違うよ,父ちゃん。『tiger』だよ」って(笑)
 外国でも世代間で違いがあるのだなぁと感心しました。
 (マナブ)

我が家の現役幼稚園児のうたい文句ですが、
 「かくれんぼするもの、このゆびとーまれ、
  はーやくしないと電気がともる、
  まだまだ、きえない、まだ、きえない、
  ろうそく一本、きーえた!」
 ・・・電気がついてくれるんなら、
 ろうそく一本消えたって、よっぽど
 その方がうれしい気がするんですが、
 当の幼稚園児たちは、まじめ顔で、早口しています。
 (jun)

「じゃんけんぽん」のかわりに
 「じーれっせっ」と言っていたことを思い出しました。
 あいこの時は「せっせっせっ」と続きます。
 (りり)

(ミニコメント)

あなたの歌っていたものは、ありましたか?
以外と、細かいところで差が出てくるんですよねぇ。

最後のほうで紹介した、
「マナブ」さんの、「どれにしようかな研究」は、
大長編だけど、そうとうおもしろかったです!

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2003-08-24- SUN
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