KINDER
ガキの頃は、バカだったなぁ。

(8月5日)

私もバレンタインの話を思い出しました。
 小学5年の時、初恋の先輩にチョコをあげようと
 思いましたが、本命だということが
 バレてはいけないと思い、
 クラスの男子にあげたのと
 同じチロルチョコをあげました。
 一ヵ月後のホワイトデー。
 なんと先輩に呼び出されて箱入りのクッキー
 (小学生にとってはものすごくリッチなイメージ)
 を渡されたのです。
 チロルチョコをあげたのに
 こんな高価なお返しをもらってはいけない!
 という思いと、
 恥ずかしさと嬉しさが入り混じり、
 そのクッキーを突っ返して逃げて帰りました。

 今思うと、そのまま受け取ってうまくいったら
 付き合うチャンスもあったのかなあ・・・
 と思います。バカだなあ(笑)
 (ゆすら)

幼稚園の頃、下の弟が生まれました。
 あまりにも可愛くて(今、写真を見ても可愛い)
 家族同然だった隣の家のおばさんにも
 見せませんでした。理由は
 「可愛いから、って
  持って帰られると困るから」

 上の弟と並んで壁をつくっている光景は、
 さながら、サッカーのPK戦のようでした。
 (ももこぶた)

サンタさんの話で思い出しました。
 あれは確か小学校2〜3年生の頃。
 イブの夜中、私は何故か
 目をさましてしまったのです!
 夜中に起きてしまい、目が冴えると
 両親の布団へ潜り込んでいた、甘ったれな私。
 とりあえず、階段を下りました。
 (子供は2階、両親は1階)
 と、そこには、プレゼントを持った母が。。。
 「・・・?」
 (寝ぼけている私。何か変だ、と思っている)
 「・・・!あのね、サンタさんが今来てね、
  忙しいから、これ、
  ○○ちゃんのところにおいて
ねって」
 「そう・・・」
 「さあ、あけるのは明日にして、もう寝なさい」
 「はーい・・・」
 ああ、なぜ素直に信じたもんだか・・・。
 なんというか、信じたというより、
 信じたいっていう気持ちですよね、

 こういうのって。
 こんな、とっさに嘘を思いついた母もすごいな、
 と今になっては思うのでした。
 なかなか甘酸っぱい思い出です。
 (はさみ)

サンタクロースの存在を
 微妙に疑い始めた年齢の頃、
 イブの夕方に思いきって父に尋ねたところ
 「それなら今夜サンタさんが訪ねて来たら、
  帰り際にこっそり起こしてやるから
  トナカイのソリが飛び去るのを観ててごらん。
  サンタさんには内緒だけどな」
 と言われたので、
 ドキドキしながら早めに眠りました。
 翌朝目を覚ましてみると
 すでに朝、枕元にはプレゼントが。
 なぜ起こさなかったのかと責める私に父は、
 「あんなに一生懸命声をかけたのに、
  全然起きないんだもの。

  う〜ん、むにゃむにゃって言ってたぞ(笑)」
 自分の不覚を嘆きました。
 今でも夜更かししてしまった日には
 ふと思い出すエピソードです。
 (AYU)

先日のデリバリー版で、
 茶の間で寝入ったところを、そっと
 両親に運んで貰うエピソードが
 載っていましたが、私は子供の頃から
 非常に寝起きが悪く、無理に起こそうものなら、
 暴れる・唸る・吼える、という荒業で抵抗し、
 眠りを妨げるものは一切許しませんでした。
 しかも、自分に都合の悪い事=暴れた記憶は
 すっぽり抜け落ちる特技も持っていたので、
 家族からはたいそう嫌がられました。
 朝目覚めた時、じゅうたんの上だったり、
 こたつの中のままだったりした時は、
 なにやら「継子」になった気分がして
 悲しかったものです。

 (Fumiko)

私が小学校低学年の頃、
 近所の公園でブランコに乗りながら
 夕日を見るのが凄く好きでした。
 30秒ほど夕日を凝視してますと
 太陽の残像が見えるようになりますね。
 なんか、オレンジ色のやつです。
 そこで、夕日から目を離して、
 近くの樹木とかを見ると、
 その樹木がちょこっとオレンジ色になるんです。
 夕日の残像と重ね合わせられるからなんですが、
 これを私は
 「目からビーム光線が出ているんだ!」
 と思い込み、めくらめっぽうに
 ビームを発射していました。
 そのうち、
 「これは自分にだけ与えられた能力なんだ」
 と思い込むようになり、
 近所の友達にビームの発射方法を教えてたところ、
 その友達も「あ、オレンジのビーム見える!」と
 言い出し、がっかりしました。
 けど、その後2人して、
 ビームを打ちまくりました。
 更には、一瞬ウィンクすると、
 更に強いビームが出るということになり、
 公園の前を通るサラリーマンに
 ウィンクしまくってました。
 馬鹿でした・・・
 (ひみちゅ)

修学旅行→環境が変わる→初潮が始まるという
 保健の先生の説明を受けた、
 という話がありましたが、
 小学校6年生の修学旅行で日光に行ったとき、
 オクテの私は「初潮」とか「生理」が
 何のことなのかまったく知りませんでした。
 ところが修学旅行2日目の夜、
 私たちの部屋から血まみれの布団が発見され、
 ちょっとした騒ぎになりました。
 それはつまり、初潮が来て
 布団を汚してしまった子が、
 人に言えずにこっそり隠しておいてそうなった、
 ということだったのですが、
 初潮→体から血が出る、
 という知識のなかった私は
 「これは殺人事件が起こったに違いない」
 と思って真っ青になりました。
 しかし、ほかの子たちは妙に落ち着いていたので、
 「犯人はこの中にいるんだ。
  パニックを起こすと犯人に目を付けられる」

 と思って黙っていました。
 先生は女の子たちを集めて、
 「怒らないから、
  後でこっそり先生に名乗り出なさい」
 という言い方をしていましたが、
 殺人犯に対して言うには、妙に優しい言い方で、
 腑に落ちなかったのをおぼえています。
 (サザンカ)

私が小学校3年生の時。母に頼まれて
 近所の薬局にお使いに行った時の話です。
 薬局に着いてカウンターに進み出て
 「お薬を買いに来た」旨を伝えたところ、
 薬局のお姉さんに
 「なんという名前?」と聞かれました。
 初めてのお使いではないものの、
 1人だったし大そう緊張していたんでしょうね。
 私の口から出たのは
 「○○×子です!」と自分の名前。
 お姉さんは当時TVで全盛期だった
 「花の子ルンルン」のお箸を
 プレゼントしてくれました。
 今でも、似たような
 おバカな勘違いをしてしまう30代です。
 (匿名希望)

おちんちんを買ってもらおうとした話が
 ありましたが、
 私も大人になるまで言われ続けました。
 半年下の従兄弟がうらやましくて。
 幼稚園に上がる前です。
 中央線沿線に住んでいたので、
 「小田急で買って」と言ったそうです。
 妹は父とお風呂に入る時、
 ごく自然に手を繋ぐようにして
 父の局部をつかんでいたことがありました。
 娘が生まれた時、似たような逸話を
 期待したのですが、7歳にいたる現在、
 何もなくてちょっと残念です。
 (ゆ)

私が幼稚園生の頃は「ウルトラQ」という、
 こわーい怪獣シリーズがはじまったばかりで
 おとなたちはそれに夢中でした。
 私のママも大好きで毎週のように見ていましたが、
 私はすべてが本物だと思っていたので
 皆が見てる間怖くていつも泣いていました。
 「ばかね、これは全部つくりものなの!
  ほんものじゃないんだってば」
 おとなたちはそういって私をなだめるのですが、
 私は
 「この町には今来ていないだけで
  絶対どこかにいるんだ!」

 と信じていて、マジでびびっていたのです。
 そんな私にパパは特撮のことを
 ていねいに説明してくれましたが、
 特撮の話こそ私を怖がらせないための
 作り話だと思っていました。
 ウルトラQの次のシリーズ、
 「ウルトラマン」になっても状況は同じ。
 「ウルトラマンがいるから、もう大丈夫よ」と
 ママに言われても
 「もしウルトラマンが来てくれなかったら、
  みんな怪獣にやられちゃう!」と思うと
 ウルトラQと同じくらい怖かったからです。
 でもなぜ作り物ってことが
 信じられなかったかってゆーと、
 「いい子にしてないとここにも来るわよ」って
 いわれてたからだと思う・・・
 (ち)

シーチキンの話をみて思いだいました。
 小1くらいの時、お父さんがお酒を片手に
 『レーズンバター』を
 おいしそうに食べているのを見た私は、
 親のいない隙に冷蔵庫をあさりましたが
 普通のバターしかなかったので、
 バターを四角く切って食べました。
 思いのほかおいしく感じ、
 半分以上食べてしまったので親にみつかり、

 「死にたいの?」と怒られました。
 どういう味覚をしていたんでしょうか。
 (pumipumi)

幼稚園に入る前だったと思いますが、
 マッチを擦る→火が出るという現象が
 楽しく不思議な事を発見した私。
 親は「絶対に火遊びしちゃ駄目!」と、
 子供の手の届かない場所に
 隠してたつもりだったんでしょうけど、
 ピアノの椅子の上に風呂場の椅子を乗せて、
 その上に立つとマッチに届く事を発見。
 密かに、友達と当時住んでた団地の集会所の裏で
 シュッ→ボワッと火が着く様を楽しんでたんです。
 丁度、自治会の役員のおばさんか誰かに見つかり、
 叱られ親へ引き渡され、
 父親に叱られた時、私の言い訳が
 「違う!火遊びはしていない!
  アレはダイアモンドが光ってたの」
 だったらしいです・・・。
 親元を離れてすぐ、会社の社宅が火事になり
 大切な家財道具や
 思い出の品々を失った経験のあった父は、
 我娘のついた嘘と、ダイアモンドが何たるかを
 知らぬくせして言い放った言葉に激怒。
 私も負けじと、
 絵本「マッチ売りの少女」をびりびりに破いて
 「この子だって悪い子だ!」と。
 父に投げたらしいです・・・。

 すっかり忘れてたんですけど、
 連休中に蚊取り線香に火を付けてた私を見て、父が
 「あの頃は、お父さんも若かったなぁ。
  お前も頑固なガキやった」
 と大笑いしながら話してくれ、思い出しました。
 (ご)

私には、7つ下の弟がいます。
 間に兄弟がいないこともあって、子どもの頃から
 とっても可愛がっていた(もちろん今も)のですが、
 その弟が高校生の頃に、ひとこと。

 弟「姉ちゃんさぁ〜、覚えとお?」
  (博多弁で、覚えてる?の意)
 私「え?なにが?」
 弟「昔さぁ、軟骨の唐揚げってあったやん?
   二人とも好きで、よく食べよったよね。
   でも、姉ちゃん、ある日
   『これはね、中にハエが
    入っとぉけん(入っているから)、
    子どもは食べたらいかんよ』

   って言ったんよ…。」
 私(げげっ。なんだそりゃ?全く覚えていない…。)
 弟「それ聞いて、俺、あんなに美味しいけど、
   中身はハエなのか…気持ちわりぃ…
   と思って、食べられんくなった。
   でも、今考えると、
   あれって姉ちゃんが唐揚げを
   独り占めするためについた嘘やったんよね…」

 本当に、私はそんな嘘をついたことすら
 覚えていないのですが、
 弟の言うことはおそらく真実なのでしょう。
 恐るべし、私の食い意地。そして、
 何年経ってもそんなことを覚えている弟の、
 食い物の恨みも、恐るべし。
 私は今でも美味しいものが大好き。
 でもさすがに、人を騙してまで
 横取りするなんてしないほどには成長しました。
 (イ)

(ミニコメント)

サンタの話は、じつはそれぞれの中に、
あまずっぱい思い出があるんだなぁ、と、
サンタ関連のメールがとどくたびに、思います。

そして、初恋のチロルチョコの話・・・。
恥ずかしさのあまり、突き返し、
逃げるようにしてその場を去ってしまう。
そしてその後卒業すると、先輩とは二度と会わない。
そういうことって、
ほんとにたくさん、あることでしょう。
「なごみとホロリ」宛てにも、以前、
「最初につきあった人とは、おたがい、
 何をしたらいいかわからなくなって
 焦って別れちゃいました」
みたいなメールが、届いたものなぁ。

あなたや、あなたのまわりの「ガキばなし」は
postman@1101.com
こちらまで、件名を「ガキ」として、
どんどん、おおくりくださいませー!!!

あなたや、あなたのまわりのガキばなしを、
件名に「ガキ」と書いて、
postman@1101.comに送ってくださいね!

2003-08-05-TUE
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