KINDER
ガキの頃は、バカだったなぁ。

(8月2日)

私(当時4歳)と父の会話を録音した
 カセットテープが残っていたりするのですが、
 「七夕のお願いごと何書いた?」
 と父にたずねられた私は
 「りし。りしの…つくりかた」
 と答えていました…。
 りしって、利子? …わけわからんです。
 相づちをうつ父の声も当惑気味でした。
 そんなこと書くわけがないと思うのですが、
 本当に書いたことを言うのが相当恥ずかしくて
 必死に思いつきで言ってたのでしょうか。
 でも「利子の作り方」の方がよっぽどおかしい。
 (ゆる)

幼稚園の年少さんが七夕のお願いに
 「おさかながたべたい」と書いていた、
 という話が、デリバリー版に載っていましたが、
 うちの子どもは、
 「しょうゆのおもちがたべられますように」
 と・・・年長にもなって。
 幼稚園の同級生のお母さんからはしばらく
 「しょうゆのお餅たべさせてあげた?」
 と聞かれました。
 (mairyo)

ガキの頃は、バカだったなぁ。
 単純だったのでしょうか、
 ホームページを拝見していて思い出したので、
 2つメールいたします。
 保育園の頃、砂場遊びが好きでした。
 山とかトンネルを掘るのではなく
 ただ砂を「ふるい」をかけることに
 命を燃やしていました。

 砂の中に混じっているキラキラした(鉄?)をみて
 砂の中から「ダイアモンド」が出ると
 信じていたのです。
 迎えにくる母親、先生に
 「ダイアモンドでたらあげるね」
 としきりに言っていました。
 (aco)

小学生の頃の話です。
 仲のよかったMちゃんと
 遊んでいた時、お腹がすいたので
 二人で小さな商店へ。
 Mちゃんが
 「お母さんが毎月お店にお金を払ってるから」
 と言って、お店の人の目を盗んで
 一緒にアイスを取って食べてました。
 彼女があまりにも大胆に取っていたので
 特別疑問にも感じませんでしたが、
 今考えるとあれは完全に万引きでした…。
 私の人生の中で唯一の犯罪行為です。
 (りえぴー)

デリ版の、七夕の願いごと、
 「おさかながたべたい」の話で
 思い出したエピソードがあるのでメールします。
 保育園児の頃の私は
 「大きくなったら何になりたい?」の質問に
 「さかなやさん!」と答えていたようなのですが、
 モノゴゴロついた頃には魚が大嫌いでした。
 今でも刺身が苦手。
 一体何がよくて魚屋だったのか、
 20年前の自分に聞いてみたい。

 自分で覚えている範囲のガキの頃だけでも
 理解不能なことが多いのに
 自分で覚えていない範囲って
 もっとわかりません…。
 (匿名希望)

お風呂に一人で入り始めたころ、
 シャンプー・リンスの使い分けが面倒で
 両方混ぜていっぺんに済ましていました。
 洗髪でリンスを使用する本当の意味が
 わかったのは、それから
 わりと後になってからですが、
 あんなに雑にあつかっていたのに
 きちんと手入れをする今よりも健康的な
 髪だったのは若さゆえだからなのでしょうか?
 (ミイ)

数々のガキ話があれど
 「ドライアイスを水の中に入れて煙を出す」
  って話、出てきませんね…。
 私、今21歳なんですけど
 いまだにやってしまいます。
 もうそんなことやらないって
 友達に言われたときの
 カルチャーショックといったらなかったなあ。
 そういえば、3つ下の妹も7つ下の妹もやらない。
 もしかしてそんなことやらないのかなあ?
 でもせっかくドライアイスがあるんだったら、
 やらないともったいない気がして
 いつもやってしまいます。そしてその後、
 ドライアイスが溶けた
 ぴりぴりする味になった水を、いつも
 「きっとこの水衛生上は
  あんまりキレイじゃないんだろうなあ」
 と思いながら少し飲んでしまいます。
 (匿名希望)

子どものころって
 物の名前を間違えて覚えたりしてませんでしたか?
 幼稚園のころの話ですが、自分は
 テレビをテビリ
 エレベーターをエベレッタ
 プリンをプジン
 と言っていたそうです。
 微妙な違いですが発音してみると笑えます。
 ちなみにプリンは今でも好物。
 (なみ)

私のウチでは、小学生中学年の頃まで、
 夜8時になると
 「子供は寝る時間だ」と言われていました。
 私の父は、冷静に考えると、
 かなり“とっぽい”人で、
 私が高校生になってからも、
 友人やBFから電話が来て、長話になると、
 電話にきこえるように
 「8時だからもう寝なさい」とか、
 「ご飯だよ、早く食べなさい」と、
 大きな声で言っていました。
 たとえ、それが10時過ぎだとしても、です。
 私が高校3年生の大学受験の頃のこと。
 10時過ぎの長電話の際に、いつものように
 「8時だからもう寝なさい」
 と大きな声で言った父に、
 「勉強しないで、寝ちゃてもいいの?」
 とマジメにつっこんだら、
 10秒くらい考えてから、
 ちっちゃな声で「ダメだ」といいました。
 今でも、忘れられません。
 (ぽん)

先日、アルプスの少女ハイジの話が
 出ていましたね。
 私が魅かれてやまなかったのは
 ハイジの「飲み」のスタイル。
 ハイジは木の入れ物でヤギの乳を飲む。
 そこで私は、牛乳を飲むときは必ず
 汁もの用のおわん(木の食器)を使いました。
 ちゃんと両手で支えて飲み干すのがコツでした。
 おいしかった。 
 ハイジは水場の流水に直接口をよせて水を飲む。
 そこで私は、決してコップを使うことなく、
 水道の蛇口から直接水を飲みました。
 流水の側面から顔を近づけるのがコツでした。
 おいしかった。
 (Michael)

我が家に2歳半になるチビがおります。
 口達者で、年齢の割にはよく喋るのですが、
 中には、とんでもない間違いも。先日、
 「お母さん、ピクって、どこ?」と何度も聞くので
 「・・・はて、piku、ピク? なんだろ?」
 と不思議に思っていたところ、暫くして判明。
 「みんなでピクニックよ〜」というセリフと
 共に楽しそうに皆で遊んでいる場面を
 ビデオで見た彼女は、
 「みんなでピクに行くよ」だと思ったらしく、
 「ぴくって場所は楽しそう。行ってみたい」と
 思ったらしかったのでした。
 お母さんも行ってみたいよ、ぴく。
 (ささ)

小学校低学年の頃だったと思います。
 テレビで「わんこそば」の紹介をしていました。
 たすき掛けをしたお姉さんが、
 わんこそばを食べている人の背後から、
 すごい勢いで
 次々とおそばをおわんの中に入れていました。
 その時の解説で、ごちそうさまの合図は
 おかわりをおわんの中に入れられる前に
 おわんをテーブルに伏せること、
 と言っていたのを聞いて、
 「あの勢いでおそばを入れられたら、
  私にはおわんを伏せることはできないだろう。
  そうすると、
  永遠に食べ続けなければならない。
  恐ろしい食べ物だ」
 と子供心に不安になったものでした。
 (Go)

がき話、とても楽しく読んでいます。
 楽しく「ぷぷぷ」と笑う他にも
 いい効用がありました。
 ちょっとクラい話になるけれども、
 私は、ずっといじめられっこでした。
 そのことから立ち直り、
 自尊心を取り戻した後も、
 「私がいじめられたのは変なことを
  考えたりしたりする
  人間だったからではないのかしら」
 という漠然とした不安がありました。
 でも、でも!
 「がき話」を読むと、
 「なんだ、こんなにたくさん変なことを
  考えたりしたりする子どもは
  たくさんいたんじゃん」と、
 今までかかえてた不安が一気に飛び散りました。
 読むたびに「ぷくくっ」と笑いながら、
 自分に対していだいていた不安が
 すっかりなくなっていたことに気づきました。
 きっと、今もどこかで、思いもよらない
 いい効果が本来の目的いがいのところで
 起きているかもしれないと思うと、
 毎日が楽しい私でした。
 (かよ)

小学校3年生か4年生の頃の事です。
 近所の同級生のいとこの家に子猫が生まれ、
 一度見に行ってとっても羨ましく思っていました。
 普段一緒に遊んでいた訳ではなかったのですが
 突然誘われ不思議に思っていると、
 子猫が死んでしまったので
 お葬式をすると言うんです。
 小さなお菓子の缶をひつぎに式は始まりました。
 そして私は大泣きしてしまったんです。
 その頃は、勉強ができて生意気で
 とてもしっかりしていると思われていたし
 人前で泣いたことはもちろん無かった。
 泣き出した私にその子達はびっくりし、
 すぐに「ただの葬式ごっこだよ」と言いました。
 そのあとの事はあまり覚えていません。
 (あ)

私が幼稚園の頃、
 ガンで自宅療養していた祖父が亡くなりました。
 様子がおかしいと気づいた母が親戚中に連絡をし、
 大勢でベッドを囲んで
 祖父の名を必死に呼びました。
 しかし祖父はそのまま息を引き取り、
 みんな悲しみに暮れている中、幼い私は
 「おじいちゃん、死んで良かったね!」
 と笑顔で言っていたそうです。
 何故そんなことを言っていたのか
 自分では全くわかりません。
 母は、おそらく長い闘病生活が終わって
 良かったということなのでは?
 と言ってくれますが、当時5歳の私に
 そこまでの思考能力があったかどうか不安です。
 (リリィ)

桃って、表面にうぶ毛が生えてますよね。
 まだ3歳頃、
 私がそのうぶ毛の存在に気づいたとき、
 何故だか自分の腕にも同じように
 毛が生えていることに同時に気づき、
 「桃に触ったら、毛が生えちゃった!」
 と心底恐ろしくなりました。
 しかも、その桃は仏壇にお供えしていたもので、
 ちゃんと祖母に許可をもらってから
 手にとったのに、まだ仏様が
 食べ終わってないから、
 毛が生えちゃったのかなぁ?
 と、幼いながらも既に美意識の発達していた私は、
 毛むくじゃらの自分を想像して、大泣きしました。
 だって、触っただけで体毛が生えてきたん
 だから、食べていたら・・・。
 今、桃は大好物でございます。
 だから(?)、毛深いです・・・。
 (きき

小学生の頃、算数で角度の勉強の時、
 「〜度」の度の意味を 
 父親の飲む焼酎の度数だと思っていた。
 (ムーポン)

私の妹は、一時期“ぼうふら”を飼うことに
 熱中していました。
 透明なフタのゼリーのカップに水を入れて、
 飼っていました。
 机の上に置いて、
 微妙な動きで浮き沈みする姿を
 楽しんでいました。
 ある日、“ぼうふら”が
 “蚊”へ脱皮を始めました。
 「へ〜、おもしろ〜い」
 そして、誘惑に勝てなくなり、
 部屋の中でフタを開けてしまいました。

 「はぁぁぁ…!」宙に舞う蚊を目で追いながら、
 ショックを受ける彼女の顔と
 怒る母の顔が忘れられません。
 (なんどま)
 
   
(ミニコメント)

「大きくなったら、何になりたい?」
この質問は、子どもなら一度は通るはず。
しかし、そのときに、ちょうど、
わけのわからないものに興味があったりすると、
ガキばなしの傑作が生まれるんだろうなぁ。

砂場でダイアモンドを探していた、
ひとりゴールドラッシュ、味があるなぁ。

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2003-08-02-SAT
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