KINDER
ガキの頃は、バカだったなぁ。

(7月31日)

幼稚園ぐらいの頃だと思うのですが、
 我が家で当時欠かさず見ていた時代劇のドラマがあり、
 そのエンディングに流れる曲はバイオリンの
 少しもの悲しい綺麗なメロディーの曲だったのですが
 私はいつも必ずその曲がテレビから流れると
 机に駆け上がり、「空気バイオリン」をやって、
 あたかも自分がバイオリンを
 弾いているつもりでいたのです。

 それも毎回毎回。
 私の「ガキ」話はそのほかにも
 数え切れないくらいあるのですが
 一番のバカがこの「空気バイオリン」の話です。
(匿名希望)

私の夫のおじいさんは
 幼稚園の頃亡くなられたそうですが
 夫は、そのお通夜で読経にあわせて
 「北国の春」を大声で歌い、
 葬儀の流れを止めたそうです。

 (m−クロウ)

子供の頃からずっと、打ち上げ花火は
 平面の形(手のひらを広げたような)に
 上がると思っていました。
 大人になって球形だと知った時の
 衝撃は忘れられません。

 (numako)

つい先日のこと。
 バーベキューへ行った帰り道、
 小5の息子は遊び疲れて寝てしまいました。
 高速道路のサービスエリアに寄ったとき
 彼は眼をさましたが
 車から降りずに待っているとのこと。
 トイレを済ませ、彼の好きなアイスココアを
 買って戻ると、また寝てました。
 「買ってきたよー」と起こすと
 「何すんだ!」と
 ものすごい剣幕で怒り私をパンチ。
 また寝てしまいました。
 なんだ折角買ってきてあげたのにっ!
 もったいないので飲んでしまいました。

 家に着いて、すっかり目の覚めた彼は
 カップを発見し、
 「何飲んだのっ?」「なんでくれなかったのっ!」
 「ずるい!」「けちんぼ!」などの暴言。
 さっきの出来事を話すと
 ものすごーく悔しそうに
 「そんなの知らない!」ですって。
 あのとき私をぶったのは何だったのか・・・
 子どもって。
 (元こども)

少女の頃はスポコンマンガがはやってて、
 バレーボールの特訓とかいって、
 ボール小脇にかかえて、みんなで近所を、
 「ファイト!ファイト!」って並んでランニング。
 ついでに、回転レシーブ練習。
 「いくぞ、バシッ!!」
 「ああ、コーチ、足が・・・」なーんて。
 でもそのボールがさ、
 すいか柄のビーチボールだったのよね。
 ちょっとこっぱずかしかったな。
 (お)

小学生の頃こんな歌を作詞作曲シマシタ。
 ♪愛されたくて愛されたくて
  じっと窓辺にもたれていたら
  誰かがぱっと目隠しをした
  私はとってもびっくりしたのに
  あなたあなた来てくれないからよ

  あなたあなた私の心を狂わせないでぇ〜
 実は今でもときどき口ずさんでしまいます。
 (ねこ)

BGMをつけるのに、凝ってた時期がありました。
 夏休み、大好きなおばちゃんの家に遊びに行った帰り。
 おばちゃんが見送りに
 駅のホームまで上がってきてくれるあたりから、
 頭の中にショパン『幻想即興曲』の
 前奏がフェイド・イン。
 お別れの瞬間まで、
 静かにボリュームが上がっていきます。
 走り出す電車の窓から、
 泣きながらおばちゃんに手を振るところで、
 いちばん盛りあがるフレーズが最大ボリュームに。
 遠ざかるホームを見ながら、曲はフェイド・アウト。
 音響か、お前は・・・。
 でも、マジでした。
 (bun)

小学4年の頃でした。
 鼻歌、って自分しか聞こえないと思って、
 どんな場所でもよく歌っていました。

 その当時、合唱コンクールに出るため、
 放課後に音楽室で練習していたのですが、
 それ以外の場所でも練習していました。
 下校後に通っていた珠算教室でも、
 練習していましたよ。
 みんなが真剣にそろばんをはじく中、
 鼻歌で、一生懸命に。
 隣の席の男子に
 「お前、鼻歌うるせ〜よぉ!」と文句を言われ、
 初めて他の人にも聞こえているのだ・・・
 ということを知りました。
 言われるかなり前から鼻歌、歌ってたんですけど・・・
 やっぱみんなに聞こえていたのかなぁ?
 (とぱーず)

小学3年の時まで、
 「お父さんとお母さんでは、お父さんの方が必ず年上」
 と思っていました。
 何を根拠にそう思っていたのかはわかりませんが、
 3年生の時に、お母さんに家族に関する書類を
 書いてもらって、年齢の所を見たら、
 お母さんの方が1歳年上でした。
 「あぁ、やっぱり私は
  橋の下で拾われてきた子なんだ。
  (小さい時に言うことを聞かないと
   「橋の下に返しに行くよ」と言われて育った)
  本当のお父さんとお母さんじゃないんだ」
 とショックでした。
 学校で友達に聞いても、
 みんな「同い年」か「お父さんが年上」でした。
 まだ独身ですが、年下の彼氏・ダンナというのには
 いまだに抵抗があります。

 (とぱーず)

私の甥っ子の話ですが、2歳ぐらいのとき、
 大好きなイチゴを食べていたところ、
 うちの母に
 「いいなーばあちゃんも1個食べたいなー」
 と言われ、とっさに「辛いよ」と言ったそうです。
 辛そうな顔も作って…。
 (kumi)

そういえば、最近は見かけなくなったけど
 TVの「しばらくお待ち下さい」画面。
 しばらく画面が変わらないと
 そのうち、TVが爆発すると思っていました。
 爆発するわけないじゃん と
 子供心に思いつつも、でもやっぱり怖くて
 そーっと、違う部屋に逃げてました。
 画面も動かず無音のTVが、怖かったのだろうか?
 (ことのは)

わたしの妹は小学校低学年の時、
 どういう訳か「正露丸」が好きでした。
 しかも「におい」、「味」共々好きだったのです。
 集団登校の前列にいた彼女からは
 においを嗅いでいたいから、と
 鼻に詰めた正露丸の香りが漂い、学校から帰ってくると、
 お湯の中につぶした正露丸と砂糖をいれて
 シェイクして飲んでいました。
 こんな彼女は今、薬剤師です。
 (さと)

銀行の頭取をしていた骨董好きの祖父の家で
 夏休みを過ごしていた時、おばの
 「きゃー!」という叫び声で
 みんなで仏壇の部屋へ飛んでいくと
 弟が千手観音のような手がいっぱいある仏像を
 「こいつ つよいんだよ!」
 と必死になって倒そうとしていたそうです。
 どうも国宝の仏像は 弟にとって
 仮面ライダーの起き上がりこぼしと
 同類だと思っていたようです。
 その夏以来私達が帰省した折には
 多くの骨董品に白いカバーがかけられていました。
 もう今は大人なのに・・・。
 (P)

子供の頃、扇風機に一晩中当たっていると
 死んでしまう、
と思っていました。
 つけっぱなしで寝たがる子供を、親が脅したのでしょう。
 大阪で育った主人も、
 千葉で育った私も信じていたので、
 全国的な話ではないかと思うのです。
 さらに、同じくこれを信じていた友人は
 「つらい事があった時、こうすれば
  ラクに死ねるんだ、と思ってた」と語りました。
 (Andi)

チャルメラが恐かった人のメールを読んで
 思い出しました。
 私はサーカスとチンドン屋さんと
 紙芝居のおじさんが恐かった!
 私が母の言うことを聞かないと、
 「サーカスにつれていってもらうよ!」
 と怒られるのです。
 この「サーカス」の部分が、
 ある時はチンドン屋さんになったり、
 紙芝居のおじさんになったりしていたのでした。
 まあ、なんと言っても
 サーカスよりもチンドン屋さんよりも
 紙芝居のおじさんよりも
 怒った母の顔の方が恐かったよね。
 と思いますが。
 (のりこ)

同僚の話です。
 自分の机の引き出しは
 タイムマシンの入り口だと信じ
 戻れないかも…
 と覚悟までして引き出しの上に乗り

 見事に机を破壊して
 母を激怒させてしまったそうです。
 (ガラック)

私は、小学校低学年の頃、
 教科書に出てくる問題の命令口調に怒り、
 一つずつ書き直していました。
 例えば、「〜せよ」は
 「〜してください」「〜しましょう」というふうに。
 どこの誰だかわからない人に命令されているようで、
 妙に抵抗したかったのでした。
 書き直すと、納得して
 「まぁ、しゃあないなあ、やってやるか」
 て感じで問題に向かっていました。
 今から考えるとなんてくだらないと思いますが、
 その頃は真剣でした。
 (りま)

小さい頃、好き嫌いが激しかった私は
 保育園の給食で出された
 「ひじき御飯」のひじきがゴミだと思いこんで、
 先生に
 「今日の御飯にゴミが入ってます!」
 と報告していました。
 先生にそれはゴミではなくて、
 食べ物なんだよと教えられた後でも
 これはゴミだと言い張って絶対に食べませんでした。
 ちなみに今でもひじきは食べられません。
 (bebe)

小学校低学年の時、
 しょうもない理由から1学年上の
 いとこのお兄ちゃんに恋をしました。
 当時、光GENJIのかあくんの大ファンだったので、
 いとこの名前が『かずみ』という名前というだけで
 好きになっちゃいました。
 でも、今考えると、
 あれが初恋だったんだなぁきっとって思いますよ〜。
 (匿名)

口の中で、唾液がどのくらい溜められるのか
 チャレンジするというのが前にありましたが、
 私はなぜか、下唇を下にめくって、
 そのまま宿題したりして、どれだけ下唇を
 乾かしていられるか
というのをやってました。
 でもやっぱりご飯を食べるときは乾かせないので、
 仕方なく記録をそこで断念していました。
 (ちはる)

小さい頃、日本酒のおちょこに憧れていました。
 だから1,5lのビンのジュースを、
 そのビンの小さな小さなフタで、
 さもおちょこで飲んでるかのように
 飲むことが大好きでした。

 そんな小さなフタにジュースをいれるのは
 なかなか至難の技でした。
 (り)
 
   
(ミニコメント)

「自分の歌の作詞作曲」
「自分の行動にBGMをつける」
これは誰でも、やったことがあるんじゃないかなぁ。
鼻歌を、自分以外に聞こえているとしらずに
歌っていたって話は、かわいいです!

「扇風機に一晩中当たっていると死んでしまう」
「サーカスにつれていってもらうよ!」
などの、民間伝承と言いたいほど
広まっている決めぜりふも、気になりますわ。

最後の「おちょこで飲んでるように」すごいイイ!

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2003-07-31-THU
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