KINDER
ガキの頃は、バカだったなぁ。

(7月12日)

小学校2年生の頃、
 (新聞を食べたら、どうなるんだろう…)
 という疑問がフツフツと湧きあがり、食べてみました。
 けっこう飲み込むのに時間がかかったけど、
 一応飲みました。そしたら、翌朝●●コに、しっかり!
 活字が読み取れるほど貼りついて出てきました。
 でも不思議なのは、私は丸めて飲んだのに、
 きちんと開いて出てきたことです。何でだろう〜?
 (かっちゃん)

小学校の頃、いろいろなものをまぜたら、
 金とか、ダイヤができないかなと考え、
 しょうゆ、ジュース、おせんべい、わさびなど
 身近にあるものを片っ端から混ぜあわせておりました。

 「錬金術」という言葉を知ったのは
 ずいぶんあとだったけれど、
 「なにもないところから何かできないか」という、
 ラクして儲けたいという発想は
 規模や時代が違っても
 人間の考えることは一緒なのだとおもいました。
 (日月 )

4歳の頃のある日、私は家の門の前で
 ウサギのぬいぐるみ、
 ぴょんこと一緒に遊んでいました。
 ぴょんこと地べたに座り、
 おままごとのようなことをしていたんだと思います。

 ふと私が何かに気をとられていた隙に風が吹き、
 ぴょんこが家の前の溝に落ちてしまいました。
 前日に雨が降っていたのでしょうか、
 溝には泥がたまっており、そこへ落ちたぴょんこは
 泥だらけになってしまいました。
 ピーターラビットのように
 アイボリー色をしたぴょんこが、
 真っ黒になってしまい私の頭の中には
 「ぴょんこは死んだ」というフレーズが浮かびました。

 もう二度とぴょんこと遊べないと思いました。
 ショックで門の前で泣き叫ぶ私の元へ
 母が慌てて家の中から飛び出してきました。
 「どうしたの?」とたずねる母に私は
 「ぴょんこがぁ、ぴょんこがぁ」と言いながら
 溝にはまったままのぴょんこを指差しました。
 泣く私に母は「落としちゃったの?」と言って、
 笑いながらぴょんこを溝からすくい上げ、
 庭の水撒き用ホースで勢い良くぴょんこの泥を
 洗い流してくれました。みるみるうちに
 泥だらけの物体からぴょんこの面影があらわれます。

 (この辺で私の顔はパアァッと明るくなる)
 
 泥をすべて洗い流すと
 「しぼってお日様に乾かしておけば元通りになるよ」
 と言いながら、濡れた、
 でもちゃんとアイボリー色をした
 ぴょんこを母は手渡してくれました。
 そのとき私は強く
 「大人ってすごいっ」と感動しました。
 「泥を洗い流せば元通り」なんて発想は、
 4歳の私には無かったことですから。
 自分が子どもだということを4歳にして
 思い知らされた事件ですけど、
 大人になってレベルアップするってことに
 憧れを抱いた瞬間でもあります。
 でも、水浸しになったぴょんこを変形するまで
 ギューーッとしぼり上げる母を見て
 「Oh-No!」とも思いました。
 大人って、むごいなって・・・・。
 (150cm)

小さい頃、「子供会の旅行」で
 ハワイアンセンターに行ったときの思い出です。
 夏休みで「仮面ライダーショー」をやっていました。
 最前列で見ていた私達の子供会は、
 ライダーの登場に大喜び!
 ところが、ショッカーが出てきて、
 ともだちの、のりお君を連れ去ってしまったのです。
 私達は必死で、ショッカーに向かって
 「のりちゃんを返せ!」
 「ばかやろー!」
 「のりちゃ〜ん!」
 と、絶叫しました。のりちゃんは
 「わーん」と泣きながら、舞台裏へ連れ去られました。
 「あああ!のりちゃん!!」
 「わぁあああ」
 と、子供会の席は大騒ぎになりました。
 私は、のりちゃんのうちの一室を占める
 プラレールを思い出し、のりちゃんがいなくなったら、
 遊べないじゃないか…とか

 そんなくだらないことを考えながら
 ショッカーに立ち向かって
 「ばか〜!ばか〜!」
 と叫んでいました。

 結局、ライダーの手によって、
 のりちゃんは救われたのですが、
 ショッカーに連れ去られた時のあの恐怖…。
 本気で怖かったです…。
 (チンパン人)

ウチの姉ちゃんのことです。
 小学校の給食で、ちっちゃいヤクルトが出た時、
 彼女の心は踊ったそうです。
 なぜなら自分のヤクルトには
 『一本当り』が付いていたから。
 牛乳は瓶だったので「当たり」はなかったそうな。
 お菓子でもアイスでも、当たりは
 買ったお店で交換だった当時、
 給食のヤクルトはドコで交換か、
 誰にも言えずに悩んだそうです。

 その後荒れた中学生、すさんだ高校生、
 早くして母になりとかの彼女を思いながら想像すると、
 そんな子供時代があったこと。
 愛しさと可笑しさが募ります。
 30過ぎてポツリと聞いた事実。
 (ぽんた)

子供の頃、
 花を食べてたという話がありましたが、
 私は幼稚園の頃、香りとか絵付きのティッシュを
 よく友達と一枚ずつ交換して、食べていました。
 いい香りだし、みんなもおいしいって言うので
 何となくおいしいんだ〜っと思って、
 何の疑問ももたず・・・。
 今思い出しても、正直味はありませんでした。
 (いさ)

小学校低学年の頃、
 友達2、3人で近所の家の庭にもぐり込んで
 探検して回るのが好きでした。
 特にわくわくしたのが、
 たき火の中に古くぎを放り込み
 熱くなったところを火ばさみで
 取り出して防火用水に浸ける遊びでした。
 「じゅっ!」と言う音を聞くのが
 私達のクライマックス。
 毎日毎日「じゅっ!」を聞くために
 不法侵入を繰り返しました。

 (にげうさぎ)

ほぼにちは。
 小学生の頃折り紙で遊んでたとき、ふと
 「はさみって手も切れるのかな」
 と疑問に思いそのまま実行しました。
 中指と人差し指と薬指の付け根と
 関節のあいだにはさみを入れたら、
 じわーっと赤い線が・・・。

 友達の家にいたので
 「ここで騒いだらいけない」と思い、
 手で隠しながらすぐ家に帰りました。
 ばんそうこうを貼る程度の傷でしたが、
 「人間も切れるんだ・・・」
 とちょっと驚きました。
 その時は人には言えない発見みたいに思ってた。
 今思うと、バカというより危ない疑問でした。
 軽く済んでよかった(笑)
 (A.K)

車のウインカーの点滅は、
 まがる方向に光るんだとわかった時(小2)。
 自分だけが発見したと思いこんで得意げだった。
 バイクはマフラーからでる排気力(?)で
 走っていると思いこんでいて、
チェーンがあるのを
 またまた発見して
 ものすごーくショックを受けた時(小5)。
 ばかだったなー。
 (d)

初めてアイドルに夢中になった小学校低学年のとき。
 大好きなチェッカーズの郁弥君の真似をして
 大好きだったしいたけを嫌いになってみました。
 それまで兄妹で奪いあっていた
 「すき焼き」のしいたけを、
 ひとりだけ「いやー、嫌いー」なんて意地張って
 ほんとに何のメリットがあったのか、よくわかりません。
 さらに、つくばの科学万博の時に出した
 「21世紀の私」への手紙。
 未来を予想するどころかチェッカーズのメンバー全員の
 プロフィールを書き記し、願いごととして
 「フミヤの妹になりたい」と書いてありました。
 おとなびた子供時代だったと思っていたのに・・・。
 (t)

小学生のわたしは、
 道でバキュームカーを見て「乗りたい!」と言いだし、
 その後バキュームカーのおじさんをナンパし
 1時間以上に及ぶドライブをしました。

 その後、軽トラにも成功しましたが、
 さすがに消防車は無理でした。
 (もも)

5歳はなれたお兄ちゃんと
 よく家具に落書きをしていました。
 書いては怒られ、書いては怒られで
 お兄ちゃんは少し頭がいいから、
 すぐにやめちゃいました。
 お兄ちゃんを見て、あたしも止めなきゃと思ったけど、
 最後にと、お正月にお餅をいれる木箱に
 落書きしたんです。
 それが実家にはまだその木箱があって、
 しかも使用していて、
 鉛筆の字が残っているんです。くっきりと。
 「つまみぐい」
 ・・・なんなんでしょう、この意味のない言葉。

 ほほえましい可愛らしいバカだなって思いました。
 (みか)

道路に大の字で寝っ転がりたくて仕方なかった。
 ま、田舎なもんで、
 そんなに車も通ってなかった(一応国道)。
 学校帰りに決行しました。
 遠くにも車が見えないことを確認して、
 ダーっと寝ころんで、空をみて、
 で、またダッシュで起き上がって、道をわたった。

 今思えば、一瞬だったかも。
 でもすっごく覚えてます。アスファルトの温もり。
 あとは、本を読みながら歩いていて、
 よくたんぼに落ちたなぁ。
 (つん)

子供のころ、おばあちゃんはよくダジャレというか
 私たちを笑わせようとしていました。
 ビタミンをブイタミンとか、
 ありがとうをありが十匹とか小さかったときは
 とても受けたのですが、
 物事がわかるようになっても
 やっているのを聞いて
 次第にしらけてきたのを思い出しました。
 でも今思い出してみると心が温かくなります。
 (満)

昔、友達のとうちゃんと野球をしました。
 子供ながら、そのとうちゃん、
 下手くそだなってみんな思っていたんです。
 センターっ!行くぞって
 ノックしといてサードゴロとか。
 そしたら実の息子が、
 『恥ずかしいからもういいよっ!
  とうちゃん、帰ってよっ!』って
 言い出しました。とうちゃん、顔をみるみる硬直させて、
 『とうちゃんはなぁ、
  とうちゃんはなあっ
  とうちゃんなんだぞっ!!』

 だって。その頃はアニメでおそ松くんが放送されていて、
 そういえばそんな歌があったなぁと、
 親子の議論をみんなぽかんと眺めていました。
 (鵜)

まだ小学生だった私と弟は、
 買いおきしてあるポップコーンを発見。
 料理用秤を使いグラム単位で計って分け、
 (そうしないと大もめになるので)
 さっさと食べてしまいました。
 しばらくしてそれに気づいた母が
 ものすごく怒り出しました。
 なぜ、そんなに怒るのか分からないまま
 言い分を聞いてみると・・・。
 「それは梅の花の代わりにするとやったと!!」
 弟と二人、頭の中は「?????」
 花道の看板を持つ母はよく季節の花を
 きちんと活けていましたが、
 その時も、新年用に水盤に数種類の花がありました。
 確かに、その中にある梅の枝は季節柄まだ
 固い固いつぼみしかついていませんでした。
 でも、何をどうしたらポップコーンが梅の花に??
 母に聞くと
 「ポップコーンにツバをつけて枝にくっつける」
 それから数日後、梅の枝にはポップコーンが・・・。
 それが、見事にちらほら咲く梅の花に見えるのでした。
 (くるこ)

小学校3年生の時、
 アニメ「デビルマン」の不動明くんが初恋です。
 あんなに胸が苦しかったのが初めての経験で、
 放映日は朝から胸キュンキュン状態で、
 明くんが腰のベルトを抜いて
 鞭のようにピシパシしようもんなら
 息が止まりそうでした。きゃ〜

 5年生になってクラスの男の子に
 胸キュンになった時に初めて
 「あぁ。あの胸キュンが恋だったんだわ。
  明くんが一番最初に好きになった人だわ」
 と思ったものです。
 今でも、あのオープニングのメロディが流れると
 胸がざわついてしまいます。
 でも思い出のアニメ番組で「デビルマン」が出る確率って
 低いのよね・・・ましてや明くんの映像が出ることも。
 へへへ。すいません。こんな初恋話で・・・
 (Licca)
 
   
(ミニコメント)

「なんでだろー♪」という歌が、
ガキんちょたちにウケることは、ほんとによくわかります。
生活そのものが「なんでだろー♪」なんですから・・・。

それにしても、悪者にともだちがさらわれた時の
仲間と一緒に泣き叫ぶ地獄絵図は、すごかったなぁ。
みんなが本気であればあるほど、おかしくって!

バキュームカーに乗りたいとか、
「つまみぐい」とわざわざ書きしるすとか、
今じゃわからないけど、きっと当時には
それなりの根拠があったに違いない行動も、いいよね。

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2003-07-12-SAT
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