KOBAYASHI
小林秀雄、あはれといふこと。

しみじみとした趣に満ちた言葉の国日本。
そんな国のいとおもしろき言の葉を一つ一つ採取し、
深く味わい尽くしていく。
それがこの項の主な趣向である。



其の九百参拾四・・・蜜

北小岩 「涼しい日も
 混ざってまいりました。
 お散歩も気持ちいいですね」
小林 「そやな」

どっどっどっ

小林 「あれは
 最先端研究所の女たちやないか」
北小岩 「『喫茶下の毛』に
 入っていきます」
小林 「嫌な予感しかせんな」
北小岩 「わたくし、
 先日知り合いの
 エッチなお医者様から
 特殊聴診器をいただきました。
 壁に当てて聞いてみます」

弟子が下の毛の壁につけると。

最先端
研究所
女A
「私たち、
 ずっと町のために
 死力を尽くしてきたわよね」
最先端
研究所
女B
「そうよ。
 害を及ぼす汚いちんちんを
 殲滅させてきたわよ」
最先端
研究所
女A
「運よく逃れたちんちんもあるけど
 第一段階完了というところね」
最先端
研究所
女C
「第二段階どうしようか」
最先端
研究所
女A
「ひとくちにちんちんといっても、
 滅んだ方がいいちんちんと
 イケメンの
 愛らしいおちんちんちゃんが
 あるわよね」
最先端
研究所
女B
「そうね」
最先端
研究所
女A
「そろそろおちんちんちゃんを、
 さらに愛しく美しく
 品種改良しても
 いいんじゃないかしら」
最先端
研究所
女B
「そう思って開発しておいたわ」
最先端
研究所
女C
「さすが!」

いったい何を開発したのだろう。
それから数日後。

小林 「町一番のイケメンが
 ふらふら歩いとるな」
北小岩 「おちんちんを出しております」
小林 「奇妙やな」
北小岩 「あとを追ってみましょう」
小林 「花畑に入っていくな」
北小岩 「亀頭の先を
 お花にくっつけました」
小林 「むっ!
 よく見てみい。
 ヤツはイチモツで
 花の蜜を吸っとる」
北小岩 「他のお花に移りました」

ぶんぶんぶん〜

小林 「ハチが飛んできたで」

ぶるぶるぶ〜ん

北小岩 「おちんちんを振って
 ハチを追い払おうとしております」

ぶんぶんぶんぶん!
ちくっ!

イケメン 「うお〜〜〜!」
小林 「イチモツを刺されおった!」

最先端研究所の女たちによって、
蜜を吸うちんちんに品種改良されてしまった
町一番のイケメン。
容姿端麗であることが災厄を招く。
そんなこともあるのですね。

小林秀雄さんへの激励や感想などは、
メールの表題に「小林秀雄さんへ」と書いて
postman@1101.comに送ってください。

2022-08-28-SUN

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