KOBAYASHI
小林秀雄、あはれといふこと。

しみじみとした趣に満ちた言葉の国日本。
そんな国のいとおもしろき言の葉を一つ一つ採取し、
深く味わい尽くしていく。
それがこの項の主な趣向である。



其の九百弐拾八・・・頭上の戦い

小林 「一、二、三、四」

ぶ〜らぶ〜らぶ〜らぶ〜ら

北小岩 「五、六、七、八」

ぶ〜らぶ〜らぶ〜らぶ〜ら

小林 「どや。
 ブランコの要領で
 かなり上の方まで
 攻めることができるやろ」
北小岩 「そうでございますね」
小林 「お前が先鋒で俺が次鋒や。
 二勝して後ろの奴らにつなげんとな」
北小岩 「はい。
 あとはどれだけ
 ジャンプできるかですね」

年に一度トランポリンを使った
隣町との対抗戦が行われる。
代表選手五人対五人で戦う。
今年は先生と北小岩くんも出場するのだが、
何の戦いかよくわからないので
試合当日の様子を見てみよう。

小林 「まずお前が隣町に
 イチモツかましたれ!」
北小岩 「かしこまりました」
司会兼
審判
「では第69回
 町んちん(まちんちん)対抗戦を
 行います。
 両選手はトランポリンに
 上がってください」

二人の選手は全裸である。

司会兼
審判
「では私のおならの音で
 競技を開始します」

司会兼審判がお尻の穴にマイクを近づける。

司会兼
審判
「ではよ〜い!」

ぷ〜〜〜 ブリッ

司会兼
審判
「しまった!
 実まで出てしまった〜!」

どうでもいいことなので話を先に進めよう。

両選手ともジャンプの高さを上げていく。

北小岩 「あっ、
 まずいでございます!
 上をとられました。
 避けなければ」

ひょい

北小岩 「ふう。
 間一髪でございました」

この競技はより高くジャンプし、
相手の頭の上にチン棒と玉金を乗せた方が
勝ちなのである。

北小岩 「次はわたくしの番でございます。
 わたくしには女湯をのぞくために
 数十年続けた
 ジャンプ力がこざいます。
 いかせていただきます。
 女湯へ届け〜!」

びゅ〜〜ん

観衆 「うお〜〜〜!」

北小岩くんの魂の跳躍にどよめきがおこった。

ぴたっ

相手 「しまった!」
司会兼
審判
「北小岩選手の勝ち〜!」

男観衆 「やった〜!
 見事だ〜!」
女観衆 「物凄く大きいわ〜♥」

北小岩くんは町のヒーローとなった。

しかし、次に登場した小林先生は
ジャンプ力は群を抜いていたのだが、
イチモツがペットボトルのふたぐらいの
大きさしかないので空振りし、
体勢を崩してネットでちんちんをくじき
失笑を買ったことを付け加えておきたい。
 

小林秀雄さんへの激励や感想などは、
メールの表題に「小林秀雄さんへ」と書いて
postman@1101.comに送ってください。

2022-07-17-SUN

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