KOBAYASHI
小林秀雄、あはれといふこと。

しみじみとした趣に満ちた言葉の国日本。
そんな国のいとおもしろき言の葉を一つ一つ採取し、
深く味わい尽くしていく。
それがこの項の主な趣向である。



其の九百弐拾七・・・エンジン

北小岩 「あっ、
 蟻の門渡り社長でございます」
小林 「ずいぶんごっつい車に
 乗っとるな」
蟻の門
渡り
社長
「やあ!」

先生はエロ本の目利きであり、
大金持ちの蟻の門渡り社長から懇願された
えげつないエロ本をハイレベルで
掘り当ててくるため懇意なのである。

北小岩 「蟻の門渡り社長さま、
 それはなんという車で
 ございますか」
蟻の門
渡り
社長
「ランボルギーニだよ」
北小岩 「ムサボルラーゲで
 ございますか」
小林 「お前わざと間違えとるやろ」
北小岩 「めっそうもございません」
蟻の門
渡り
社長
「玉金の底に響く、
 いいエキゾーストノート
 させてるだろ」
北小岩 「そうでございますね。
 さぞかしエンジンも
 凄いのでございましょうね」
蟻の門
渡り
社長
「自慢の12気筒だよ」
北小岩 「さすがでございます」
小林 「気筒か」
北小岩 「どうしたのでございますか」
小林 「町の自動車工場が、
 凄まじい気筒を
 開発したらしいんや」
蟻の門
渡り
社長
「へえ。
 それは面白そうだな」
北小岩 「どんなエンジンか、
 わたくしも
 拝見したいでございます」
蟻の門
渡り
社長
「妻のセカンドカーに
 いいかもしれないな。
 彼女はキトウにうるさいんだよ」
小林 「行ってみるか」

三人は自動車工場を訪れ。

北小岩 「お忙しいところ
 大変申し訳ございません。
 あなた様のところで、
 気筒が凄いエンジンを
 開発されたとうかがいまして」
自動車
工場の
「かなりのモノだよ」
蟻の門
渡り
社長
「僕の妻がキトウ好きで、
 いいモノだったら
 この場で買うから
 見せてくれないかな」
自動車
工場の
「二台あるんだけど、
 ボンネットを開けるね」

がしゃ

蟻の門
渡り
社長&
小林&
北小岩
「むっ!」

小林 「これは
 1亀頭エンジンやないか!」
自動車
工場の
「もう一台はこれです」

がしゃ

蟻の門
渡り
社長
「こっちの1亀頭は
 かなり小さいな。
 じゃあ、
 大きい方をもらっていくよ」
自動車
工場の
「私たちは商売に
 正直にありたいと思っています。
 大きい亀頭のお客様には
 大きなものを、
 小さい亀頭のお客様には
 小さなものを販売します。
 そこの陰で
 亀頭をお見せください」


社長は戻ってくると、
小さい亀頭の車に乗り込んだ。

 

蟻の門
渡り
社長
「ボンネットを開けたまま、
 エンジンの調子をみてみるよ」

ぶ〜んぶう〜ん

蟻の門渡り社長がアクセルを踏み込むと
うなりをあげた。

北小岩 「小さいながらも
 1亀頭が太くなりました」

ぶんぶんぶんぶんぶ〜ん

北小岩 「あっ!
 マックスまで太くなっております」

ぷしゅ〜 しゃ〜〜〜

北小岩 「先端から液漏れを起こし、
 縮んでしまいました!」

この極小の1亀頭エンジンでは、
蟻の門渡り社長の奥さんは
満足できないであろう。

小林秀雄さんへの激励や感想などは、
メールの表題に「小林秀雄さんへ」と書いて
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2022-07-10-SUN

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