KOBAYASHI
小林秀雄、あはれといふこと。

しみじみとした趣に満ちた言葉の国日本。
そんな国のいとおもしろき言の葉を一つ一つ採取し、
深く味わい尽くしていく。
それがこの項の主な趣向である。



其の九百拾伍・・・黒

小林 「春マン開きやな。
 あそこに黒光りしているものがおる」
北小岩 「亀さんの甲羅干しですね」
小林 「俺たちの亀も
 甲羅干しさせんとな」

先生がむんずとイチモツを取り出す。

ぴしゃ

北小岩 「何かが跳ねました」
小林 「うお〜〜〜!」
北小岩 「アメリカザリガニが
 先生の極小を挟んだのでした。
 きっと小魚と間違えたに
 違いございません」
小林 「うぬぬぬぬ〜」

ぐぎっ びゅん

小林 「ふう。
 あやうくちんちんが
 ちぎれるところやった」

あるのかないのかわからないほど
粗末なブツなど、
ちぎれたところで大勢に影響はない。

「ああ〜〜〜(涙)」

北小岩 「若い女性が泣きながら
 走り過ぎていきます」
小林 「異常事態や」

「大丈夫だからさ〜〜!」

北小岩 「男性が追いかけております。
 事情をうかがってみましょう。
 お取込み中のところ
 大変申し訳ございません。
 今、女性が泣きながら
 走っていきましたが」
「黒催眠術師が
 現れてしまったんだよ」
小林 「何っ!
 噂には聞いとったが
 ついにこの町に来たか!」
「僕の彼女が黒催眠にかけられ、
 催眠術師が
 『あなたは眠くな〜る』と言って
 眠らせた後に」
北小岩 「眠らせた後に」
「『誰も聞いたことがないほど
  でかい音の屁をこく〜』
 と言って、公衆の面前で
 誰も聞いたことがないほど
 でかい音の屁を
 こかされてしまったんだよ」
小林 「恐るべき催眠術や!
 彼女のプライドはずたずたや。
 俺たちがヤツを打ち負かし、
 退散させるしかないな」

師弟は町を危機から救うため、
悪の権化に闘いを挑んだ。

小林 「お前の黒催眠術などには
 かからん。
 俺が勝ったら
 静かに町を出ていくんや!」
北小岩 「わたくしも同様に
 あなたさまの黒催眠術には
 かかりません。
 わたくしが勝ちましたら
 町を退出していただけませんか」
黒催眠
術師
「私に挑戦するのですね。
 よいでしょう。
 そこにお座りください。
 ではまず、そこの
 ちんちんが小さそうな人から」
小林 「なんやと!」
黒催眠
術師
「あなたはだんだん眠くなる〜」
小林 「うっ、やばい・・・」
北小岩 「先生!」
黒催眠
術師
「あなたは誰も見たことがないほど
 でかいブツをもらす〜」

ぶりっ〜〜〜

北小岩 「うっ。
 こんな凄いもの
 確かに見たことがございません!」

黒催眠
術師
「次はちんちんのでかそうな
 あなたです。
 あなたはだんだん眠くなる〜」
北小岩 「まずいでございます・・・」
黒催眠
術師
「あなたはちんちんを持ち
 噴水のように
 おしっこを天空に向かって放ち
 その小便を目薬にする〜」

じょぼじょぼじょぼ
 
師弟ではまったく歯が立たなかった。
しかし、黒魔術師が屁をこかせた若い女性の姉が
金玉空手の有段者だったため、
急所にえぐり二段玉くだけ蹴りを受け悶絶。
すごすごと引き上げたらしい。

小林秀雄さんへの激励や感想などは、
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2022-04-17-SUN

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