KOBAYASHI
小林秀雄、あはれといふこと。

しみじみとした趣に満ちた言葉の国日本。
そんな国のいとおもしろき言の葉を一つ一つ採取し、
深く味わい尽くしていく。
それがこの項の主な趣向である。



其の九百拾弐・・・テイク

小林 「こんなところに
 屋台ができとるな」
北小岩 「おいしそうでございます」
小林 「たまには俺たちも
 贅沢せんとな」
北小岩 「先生とわたくしの
 全財産を合わせれば
 なんとかなるかもしれません。
 わたくしは盗難防止のため、
 全財産を陰毛の中に隠しております」

じろっ

北小岩 「あっ、
 いつの間にか陰毛が剃られていて、
 全財産がなくなっております!
 先生はいかがでございますか」
小林 「俺はいつもケツの割れ目に挟んで」

ぐぐぐっ

小林 「しまった!
 ケツの穴に入ってしまった!!」

先生の所持金である2円がケツの奥底に沈んだが、
どうでもいいことであろう。
結局のところ、師弟合わせても全財産は4円であり、
それでは屋台の物は買えるわけがない。ところが。

屋台の
女の子
「今日は
 記念すべき開店日なので、
 特別にテイクアウトを
 無料でご体験いただけます」
小林 「聞いたか」
北小岩 「はい」
小林 「俺たちには
 食の神がついとるな」
北小岩 「まったくです」
屋台の
女の子
「ミニ餃子と
 ビッグサイズのピザがございます。
 こちらの方がミニ餃子で、
 そちらの方がビッグサイズピザが
 いいと思いますよ」
小林 「まあ、
 俺はミニ餃子でええわ」
北小岩 「わたくしはビッグサイズピザで」
屋台の
女の子
「あなたは
 このミニ餃子を持ってください」
小林 「???」

先生は怪訝な顔で餃子を持つ。

屋台の
女の子
「あなたは
 ビッグサイズピザを
 持ってください」
北小岩 「はい」

弟子は素直に従う。

屋台の
女の子
「準備できましたね。
 では、テイクスタート!」

『テイクアウト』と書かれていた看板の文字が、
いつの間にか『テイクオフ』にかわっている。

先生と北小岩くんは
突然現れた金玉空手の有段者女性の方々に
羽交い絞めにされ、ズボンと褌を脱がされ
全裸にされた上に、
ロボットのような靴を履かされた。

小林 「俺の巨大なイチモツが
 丸見えになってしまう」
北小岩 「わたくしもでございます」

先生はミニ餃子で、
北小岩くんはビッグサイズピザで前を隠した。

屋台の
女の子
「テイクオフ!!」
小林&
北小岩
「うお〜〜〜!」

ロボットのような靴から白煙が上がり、
二人はちんちんを
ミニ餃子とビッグサイズピザで隠したまま
テイクオフしてしまった。

何が何だかよくわからないが、
特筆すべきは先生のイチモツを隠すには
ミニ餃子で十分であることを見抜いた
屋台の女の子の慧眼である。

それにしても
北小岩くんの陰毛を剃ったのは誰なのか。
この屋台は何なのか。
謎は深まるばかりだ。
 

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2022-03-27-SUN

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