| 小林 |
「今年もあけてから少したったな。
年賀状はどうやった？」
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| 北小岩 |
「わたくし所持金が２円のため
購入することはできなかったのですが、
風で飛んできたチラシの裏に
新年のあいさつ文を書き、
友人のポストに投函いたしました」
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| 小林 |
「何て書いたんや」
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| 北小岩 |
「毎年のことなのですが
『あそこがパックリあけまして
おめことうございます』と書きました」
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| 小林 |
「なかなか趣深いな」
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| 北小岩 |
「お褒めいただき光栄でございます」
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| 小林 |
「うむ」
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趣などかけらもない恥垢文であろう。
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| 北小岩 |
「道行く人の表情も
生まれたままの感じがいたしますね」
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| 小林 |
「まだ下の毛も
生えていないようやな」
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| 女性Ａ |
「閉じましておめでとうございます！」
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| 小林 |
「えっ・・・？」
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| 北小岩 |
「どうしたことでしょう。
町でも特級の美女が
あいさつしてくださいました」
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| 女性Ｂ |
「あっ！
お二人とも
閉じましておめでとうございます！」
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| 北小岩 |
「今年はキレイどころと
気持ちのいいことができるのでは
ないでしょうか」
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「そうではありませんよ」
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| 北小岩 |
「あなた様はどなたでございますか」
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「私は閉じることに詳しい人です」
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| 北小岩 |
「そういえばあけましてではなく、
閉じましておめでとうございますと
おしゃっておりました」
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閉じる
ことに
詳しい
人 |
「この町では毎年数人が
年があけたばかりなのに
閉じてしまうのです。
今年はあなた方二人と
発表されました」
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| 小林 |
「閉じる？
どういうこっちゃ」
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閉じる
ことに
詳しい
人 |
「お尻の穴とおちんちんの穴が
だんだん閉じてきてしまうのです」
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| 北小岩 |
「するとどうなるのでしょうか」
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閉じる
ことに
詳しい
人 |
「それは各自体感してみてください」
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| 小林 |
「むっ。
便意を催してきたな」
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| 北小岩 |
「わたくしは
尿意満々でございます」
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師弟が公衆トイレに駆け込むと。
ぴゅ〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜
ぽたぽたぽた
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| 北小岩 |
「うわ！
ホースの先をつまんで
勢いよく水を出した時のように、
おちんちんの先から
細く物凄い勢いで
おしっこがでてしまいました！
天井を濡らし
そのまま落ちてきて
わたくしの目に入りました！」
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閉じる
ことに
詳しい
人 |
「明らかに外尿道口が
閉じてきてますね」
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ぷ〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜
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| 小林 |
「屁が高い音で
長〜くなってしまった」
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閉じる
ことに
詳しい
人 |
「ケツの穴が閉じかけているんです」
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ぶり〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜
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| 小林 |
「むっ、
大便が超細く
シマヘビのようになってしまっとる。
俺たちはどうなってしまうんや！！」
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閉じる
ことに
詳しい
人 |
「心配いりません。
北小岩さんは
尿道が完全に閉じ小便が、
先生は
ケツの穴が完全に閉じ屁も大便も
出なくなってしまいます」
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閉じましておめでとう・・・。
恐ろしい新年の幕閉じである。 |
