KOBAYASHI
小林秀雄、あはれといふこと。

しみじみとした趣に満ちた言葉の国日本。
そんな国のいとおもしろき言の葉を一つ一つ採取し、
深く味わい尽くしていく。
それがこの項の主な趣向である。



其の八百八拾壱・・・逆回転

ジジジ

小林 「コオロギが鳴いとるな」
北小岩 「そうでございますね」
小林 「夏だとばかり思っとったが、
 もうすでに秋が
 挿入されとるな。
 季節の変わり目には、
 その季節に割れ目ができて、
 そこに次の季節が
 挿入されるんや」
北小岩 「なるほど!
 そして
 行きつ戻りつしだすので
 ございますね。
 さすが先生でございます!!」

常にいやらしい表現しかできない
チンカス野郎どもである。

だだっ

北小岩 「先生、どちらへ?」
小林 「こいつらが
 鳴き声でメスを呼び、
 気持ちええ思いを
 しようとしとるのは、
 わかっとるんや!」
北小岩 「この方たちも
 一生懸命に生を
 つないでいるので
 ございますよ」
小林 「俺の目の前で
 性をつなぐんやない!
 散れ!!」

先生が一括すると、鳴き声が止んだ。

小林 「それはそうと、
 またあの恐ろしい現象が
 起きとるらしいな」
北小岩 「噂には聞いております」
小林 「確かめる必要があるな」
北小岩 「他人事では
 ございませんからね」

先生の町で起きている
恐ろしい現象とは何でしょうか。
続きを見てみましょう。

小林 「あそこで
 立小便しようとしとる
 ヤツがおる」
北小岩 「彼はいつも
 あの場所で流すのです」
小林 「様子が変やな」
北小岩 「おちんちんを
 出しておりますが
 尿が出ません」
放尿
しよう
として
いる男
「おかしいな。あっ!」

じゅわっ びゅっ

北小岩 「地面におしっこが湧いてきて、
 彼のおちんちんに
 入っていきました!」
小林 「あれはやつが
 以前あそこで出した小便や」
北小岩 「時間が巻き戻されて
 しまっているようです」

小林 「逆回転や。
 おっ、あんなところで
 野糞しようとしとる
 ヤツがおる」
北小岩 「彼はいつも
 あの場所で垂れております」
野糞
しよう
として
いる男
「おかしいな。
 出ないな。
 あっ!」

ぐにゅっ びゅっ

北小岩 「地面に大便が現れ、
 彼の肛門に
 入っていきました!」
小林 「あれはやつが
 以前あそこで垂れた大便や」


逆回転・・・。
数年に一度先生の町に起こる怪奇現象である。

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2021-08-22-SUN

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