KOBAYASHI
小林秀雄、あはれといふこと。

しみじみとした趣に満ちた言葉の国日本。
そんな国のいとおもしろき言の葉を一つ一つ採取し、
深く味わい尽くしていく。
それがこの項の主な趣向である。



其の八百七拾弐・・・中休み

しとしと〜

ピタッ

てかてか〜

小林 「雨が上がったようやな」
北小岩 「そうでございますね」
小林 「晴れた時には
 股間に風を通しとかんとな」
北小岩 「妙なキノコが生えたら
 大変ですからね」

ばっ

小林 「どや?」
北小岩 「立派な松茸が一本ございますが、
 大丈夫なようです」

ばっ

小林 「俺も特大の松茸が
 生えとるだけやな」
北小岩 「先生のは
 シメジではございませんか」
小林 「ほほう」
北小岩 「はっ、
 申し訳ございません!」
小林 「そんなことで怒る年齢では
 なくなっとるわ」

北小岩 「さすがでございます。
 それにしても
 梅雨の中休みの時、
 梅雨さんは何をしているので
 ございましょうか」
小林 「う〜む。
 なかなか高度な疑問やな」

びゅん

小林 「むっ!
 今、黒い雲が
 角を曲がっていったな」
北小岩 「梅雨さんの一員に
 違いございません。
 中休みに何をしているのか
 わかるかもしれません。
 後を追いましょう!」

だだっ

先生と弟子はダッシュをかける。

北小岩 「追いつきました」

ぶわっ

もにょ〜

もみもみ

いや〜ん!

北小岩 「先生!
 ご覧ください」
小林 「黒雲の前に女体雲が現れ、
 黒雲が秘所をモミモミしたな!」
北小岩 「いやらしいでございます!」
小林 「梅雨の野郎、
 乳繰り合うために
 中休みをとるとは!」


じめじめしとしとの梅雨が苦手な人も多い。
空梅雨は困る。
しかし、折を見て適度に
乳繰り合ってもらうのも、
それはそれでいいことなのかもしれない。

小林秀雄さんへの激励や感想などは、
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2021-06-20-SUN

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