KOBAYASHI
小林秀雄、あはれといふこと。

しみじみとした趣に満ちた言葉の国日本。
そんな国のいとおもしろき言の葉を一つ一つ採取し、
深く味わい尽くしていく。
それがこの項の主な趣向である。



其の八百弐拾・・・選ばれし


ぷ〜ん

北小岩 「蚊さんが飛んでまいりました」

ぷ〜ん ぷ〜ん

北小岩 「もう一匹。
 カップルでございましょうか」

ぴたっ ぴたっ

北小岩 「わたくしの
 右の玉と左の玉に止まりました。
 そんな場所の血を吸われては
 たまりません。
 えいっ!」

キーン キーン

北小岩 「うう・・・。
 蚊さんではなく、
 二つの玉を
 強打してしまいました!」

弟子と蚊の戦いは、
毎年同じ結末を迎えるようだ。

♪ジャジャジャジャーン

北小岩 「お隣から
 ベートーヴェンさんの曲が
 聴こえてまいります。
 交響曲第五番でございますね」

♪ララララララララ〜

北小岩 「次は
 交響曲第九番でございます。
 今年はベートーヴェン
 生誕250周年。
 わたくしがその時になったら、
 誰かが北小岩生誕250周年と
 いってくれますでしょうか。
 無理だと思います。
 ベートーヴェンさんは、
 音楽の神様に
 選ばれし者なのです」
小林 「北小岩性欲250周年とか、
 何わけのわからんことを
 言うとるんや」
北小岩 「あっ、先生。
 性欲ではございません。
 ベートーヴェンさんは
 神様に選ばれし者ですから、
 生誕250周年を
 祝っていただけるのでございます」
小林 「そやな」
北小岩 「先生のお知りあいで、
 選ばれし者は
 いらっしゃいますか」
小林 「おるな」
北小岩 「ぜひご紹介ください!」
小林 「今から選ばれし者の会に
 出るんやが、来てみるか」
北小岩 「はい!」

話の流れからすると、
先生も選ばれし者に入っているという
大きな間違いもあるが、
ともかく会の場に目をうつしてみよう。

小林 「彼は星に選ばれし者や」
北小岩 「星?
 どういうことでしょうか」

星に選ばれし者が
パンツを下すと・・・。

北小岩 「むっ!
 おちんちんが
 焦げております」
星に
選ばれ
し者
「4年前の七夕の夜、
 流れ星に向かって
 『ちんちんが
 熱い思いできますように』と
 願をかけたのです。
 すると流れ星が
 そのまま落ちてきて
 直撃したのです」

北小岩 「それは熱い思い過ぎます!
 こちらの方は?」
小林 「サメに選ばれし者や」
北小岩 「それは
 危険ではないですか」
サメに
選ばれ
し者
「全裸で海を泳いでいたら、
 何かがちんちんに
 吸い付いてきたんですよ。
 よくみたらこれで」

サメに選ばれし者がパンツを下すと、
ちんちんには
コバンザメがくっついていた。
 
コバンザメはスズキ目で
サメの仲間ではないが、
それはこの際どうでもよいであろう。

小林秀雄さんへの激励や感想などは、
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2020-06-21-SUN

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