KOBAYASHI
小林秀雄、あはれといふこと。

しみじみとした趣に満ちた言葉の国日本。
そんな国のいとおもしろき言の葉を一つ一つ採取し、
深く味わい尽くしていく。
それがこの項の主な趣向である。



其の八百六・・・ホテル

小林 「むっ!」

日課のお散歩に出ている師の目に、
奇妙な建物が飛び込んできた。

小林 「こんなところに
 ホテルあったか?」
北小岩 「いえ。
 初めて拝見いたしました」

先生の町では一夜城のように、
突然建物ができていることが多々ある。

小林 「そういえば10年ほど前、
 この場所にホテルがあったな」
北小岩 「フロントが
 しょうもない方々だったの
 ですね」
小林 「客が緊急の用があって
 連絡しても、応答せずに
 女のあえぎ声のテープを
 流したらしいな」
北小岩 「ロビーのイスを
 すべてスケベ椅子に
 かえていたそうです」

小林 「それ以外にも
 口に出すのが
 憚られるようなことばかり
 していたから、
 町の風紀を乱すと
 問題になり、
 撤退せざるを得なく
 なったんや」
北小岩 「今回は
 どんなホテルが
 できたのでしょう。
 入ってみましょう」

二人が入館すると。

ホテル

支配人
「ようこそ、
 カプセルホテル・チンに」
北小岩 「チンというお名前が
 気になりますが、
 もしかすると
 おちんちん専用の
 ホテルなのではないですか」
ホテル

支配人
「そうですね。
 今日から開館なので、
 特別に無料で結構です。
 二人ともおちんちんを
 はずしてください」

先生と弟子はイチモツを取り外し、
ホテルレディが持っているトレイにのせた。

ホテル
レディ
「当ホテルは、
 おちんちんの大きさによって
 お部屋の大きさがかわります。
 『巨大』『大』『並』『小』
 『矮小』に分かれます。
 そちらの方のは『
 巨大』ですね。
 こちらの方のは
 『矮小』未満ですが、
 仕方ないので
 『矮小』のお部屋に
 お泊りいただきます」

もちろん矮小未満は、先生のブツである。

ホテル
レディ
「当カプセルホテルの
 お部屋は、
 女性のやわらかな
 手に包まれた感触に
 なっております」

それぞれのおちんちんが部屋に入れられ、
扉を閉められた。

ホテル
レディ
「これから部屋に
 気持ちのいい振動を
 あたえます」

ぶるぶるる

北小岩 「気持ちよくなってきて
 しまいました」

その刹那、
支配人の目が蛇の目にかわった。

ホテル

支配人
「万一昇天し、
 部屋を汚した場合は
 罰金100万円」
北小岩 「わたくしたち、
 2円ずつしか
 持っておりません」
ホテル

支配人
「そんなのしるか!」

ぶるるんぶるるんぶるぶるるぶるぶるる!!

支配人は獲物を狩るように、
強振動のスイッチを入れた。

小林&
北小岩
「うお〜!」

ここは世にも恐ろしいキャッチホテルだった。
二人は昇天し巨額な罰金を
とられてしまうのでしょうか。
いずれにせよ、どうでもいいことですね。

小林秀雄さんへの激励や感想などは、
メールの表題に「小林秀雄さんへ」と書いて
postman@1101.comに送ってください。

2020-03-15-SUN

BACK
戻る