KOBAYASHI
小林秀雄、あはれといふこと。

しみじみとした趣に満ちた言葉の国日本。
そんな国のいとおもしろき言の葉を一つ一つ採取し、
深く味わい尽くしていく。
それがこの項の主な趣向である。



其の七百八拾九・・・MRI

う〜ん

北小岩 「トイレの方から
 奇妙な声が聞こえてまいります。
 先生であることは
 間違いございません。
 行ってみましょう」

う〜ん う〜ん ああ

北小岩 「先生!
 もしかするとトイレで
 みだらなことを
 されているのでは
 ございませんか」
小林 「俺の一大事に
 何バカなこと言うとるんや」
北小岩 「違うのでございますか」
小林 「まったく違うわ」
北小岩 「そういえば
 お顔が青いような」
小林 「頭をマン力で
 締め付けられたように
 痛いんや」
北小岩 「エロウイルスに
 脳がやられて
 しまったのかもしれません」
小林 「俺の中のエロを
 ゼロにしてでも、
 この痛さを
 何とかしたいんや」

北小岩 「大病院に行かないと
 危険でございます」
小林 「俺のエロ本の弟子に
 医者がおったろ」
北小岩 「はい」
小林 「やつのところで
 MRI検査を
 受けられるはずや」
北小岩 「先生に恩義を
 感じておりますので、
 無料で診ていただけると
 思います。
 すぐに行きましょう」

先生をおんぶし、大病院に急行した。

エロ本
の弟子
医師
「大変だ!
 先生がいなくなったら、
 国家的な損失だ。
 すぐに検査しましょう」

そんなことはまったくないだろう。
先生は検査着になり、
MRIの検査台に仰向けになった。

小林 「この穴、
 女性の秘所のようやな」

頭痛をおしてまで、
しょうもないことを言っている。

ぎゅい〜ん

台が動き出した。

小林 「挿入や」

ぎゅい〜ん ぎゅい〜ん
ぎゅい〜ん ぎゅい〜ん

しゅっ しゅっ
しゅっ しゅっ

北小岩 「変でございます。
 穴から外へ、
 台が行ったり来たり。
 まるでイチモツの
 ピストン運動のように
 なっております」
小林 「うう〜。
 なんか気持ちよく
 なってきたようや」

しゅっ しゅっ しゅっ しゅっ
しゅっ しゅっ しゅっ しゅっ

しゅっ しゅっ しゅっ しゅっ
しゅっ しゅっ しゅっ しゅっ

小林 「このままでは、
 俺全体がイッてしまう」

しゅっ しゅっ しゅっ しゅっ
しゅっ しゅっ しゅっ しゅっ

しゅっ しゅっ しゅっ しゅっ
しゅっ しゅっ しゅっ しゅっ

小林 「ああ〜!」


先生はイッてしまったようだ。
この検査では、頭痛の原因はわからなかった。

小林秀雄さんへの激励や感想などは、
メールの表題に「小林秀雄さんへ」と書いて
postman@1101.comに送ってください。

2019-11-17-SUN

BACK
戻る