KOBAYASHI
小林秀雄、あはれといふこと。

しみじみとした趣に満ちた言葉の国日本。
そんな国のいとおもしろき言の葉を一つ一つ採取し、
深く味わい尽くしていく。
それがこの項の主な趣向である。



其の七百八拾弐・・・海峡

小林 「虫の音が聴こえるな」
北小岩 「そうでございますね」
小林 「メスに求愛しとるんやな」
北小岩 「愛を奏でるなんて、
 ロマンチックでございますね」
小林 「ロマンチックなどではなく、
 オマンチックや」
北小岩 「毎年先生は、
 真昼間から乳繰りやがって!
 とお怒りになりますが、
 よもやそんな
 子どもじみたことは今年は」

ざざざざっ

北小岩 「むっ、
 草に分け入る音が」
小林 「この野郎、
 真昼間から
 乳繰りやがって!」

下半身に関することで、
先生に成長を望むのは酷であろう。

「先生と北小岩さん、こんにちは」

北小岩 「大変ご無沙汰しております」

ちちちちっ ちちちちっ

「虫たちが
 乳繰りあおうとしてますね。
 この野郎!」

先生のところを訪れる客も、
同レベルのようだ。

同レベ
ルの人
「北小岩さんは、
 海峡と聞いて
 何を思い浮かべますか」
北小岩 「演歌でしょうか」
同レベ
ルの人
「そうですか。
 実は私の故郷が
 海峡に面しているのですが、
 不思議なことが何年も、
 それも毎日続けられて
 いるらしいのです。
 お二人にそれを
 確かめてきてほしいのです」

同レベルの人は、
帰省中の大量の下着泥棒が発覚し、
それ以来故郷に戻れないのだ。

先生と弟子は
交通費とお弁当代をもらい、
海峡へと向かった。

北小岩 「不思議って
 何でしょうか」
小林 「ちんちんな
 予感がするな」
北小岩 「海峡が見えて
 まいりました」
小林 「あそこを見てみい」

ばしゃばしゃばしゃ

北小岩 「あわびを模した
 巨大な浮き輪を、
 大勢の女性が
 バタ足で押しております」
小林 「その後ろには、
 ちんちん型の
 巨大なモノが
 つながれとる」
浜辺に
立って
いた
おじい
さん
「海峡の向こうで
 69分滞在し、
 こちらに戻って
 きたときには
 ちんちんが黒く
 なっとるんじゃよ。
 それを毎日続けとるから、
 凄まじく
 黒光りしとるんじゃよ」

北小岩 「海峡の向こうで
 何が行われて
 いるのでしょうか」
小林 「それは謎やが、
 69という数字が
 キーであることは
 間違いないやろな」

今後どこまでちんちんが黒くなるのか。
知りたい気もするが、
どうでもいい気もする。

小林秀雄さんへの激励や感想などは、
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2019-09-29-SUN

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