KOBAYASHI
小林秀雄、あはれといふこと。

しみじみとした趣に満ちた言葉の国日本。
そんな国のいとおもしろき言の葉を一つ一つ採取し、
深く味わい尽くしていく。
それがこの項の主な趣向である。



其の七百四拾八・・・赤鬼青鬼

小林 「今日は節分やな」
北小岩 「そうでございますね」
小林 「節分といえば、
 豆まきやな」
北小岩 「鬼さんがお豆を
 ぶつけられますね」
小林 「お前はそこから
 何か感じとらんか」
北小岩 「そうでございますね。
 わたくしたちの所持金は、
 先生が2円、わたくしが2円、
 計4円でございます。
 当然お豆を買うお金は
 ございません」
小林 「ええとこついたな」
北小岩 「鬼さんについていって、
 投げられたお豆を
 キャッチして、
 歳の数だけ
 食すのでございますね」
小林 「そやな。
 豆だけでなく、
 興奮した女が
 パンティをぶつけることも
 あり得るな」
北小岩 「そうでございますね」

節分に女が鬼に向かって
パンティをぶつけることなど、
マンにひとつもないであろう。

小林 「鬼がこの道を
 通った時に
 後をつけていくんや」

シーン

北小岩 「来ませんね」

「お前生意気なんだよ!」

「なんだと!
 お前なんか弱いくせに、見かけだけだろ!」

北小岩 「鬼さんの声でございます。
 いってみましょう」

2人はダッシュして空き地に向かった。

北小岩 「赤鬼さんと青鬼さんが
 取っ組み合いしております」
小林 「迫力があって近づけんな。
 むっ!
 相手のシマシマパンツに
 手をかけた」
北小岩 「そこは大きいので
 ございましょうか」
小林 「金棒級の可能性があるな」

ずる〜

ところが

北小岩 「あれ?
 意外に小さいで
 ございます」

師弟の表情が明るくなり、突然強気に。

小林 「こら、クソ鬼ども!
 節分なのに
 こんなところで
 怠けとるんやない。
 粗ちんのくせにな」
北小岩 「君たちのブツは
 先生のものよりは
 大きいとしても、
 ペットボトルのふたに
 毛が生えたぐらいの
 大きさでございます」
青鬼 「なんだ、こいつら」
赤鬼 「やっちまえ!」

ビュン キーン

小林&
北小岩
「うお〜!」

赤鬼、青鬼が手にする金棒が、
師弟の腐棒をとらえた。
 
鬼に金棒と申しますが、
その部分に関しては
金棒ではなかったようですね。

小林秀雄さんへの激励や感想などは、
メールの表題に「小林秀雄さんへ」と書いて
postman@1101.comに送ってください。

2019-02-03-SUN

BACK
戻る