KOBAYASHI
小林秀雄、あはれといふこと。

しみじみとした趣に満ちた言葉の国日本。
そんな国のいとおもしろき言の葉を一つ一つ採取し、
深く味わい尽くしていく。
それがこの項の主な趣向である。



其の七百四拾壱・・・目から

さっさっさっ

北小岩 「先生の書斎の
 はたきがけを
 せねばなりません」

ぱたぱた

どさっ どさっ

北小岩 「大量のエロ本が
 落ちてしまいました。
 よっこらしょ」

ぱらっ

北小岩 「むっ!
 こんなにエゲつない、
 どエロをお持ちとは!」

ごちん

北小岩 「痛いでございます〜」
小林 「お前、
 エロ本片手に
 机の下で何やっとるんや。
 もしや」
北小岩 「もしやではございません!
 先生のエロ本を拾っていて、
 机の角に頭をぶつけたのです。
 目から火が出ました」
小林 「そうか・・・」
北小岩 「どうされたのですか?」
小林 「今、町が
 大変なことになっとるんや」
北小岩 「そうなのですか」
小林 「ある意味危機やな」
北小岩 「それは非常事態で
 ございます」
小林 「他の町から笑いものに
 されるかもしれん」
北小岩 「なんとかせねばなりません。
 どういうことか
 確かめてまいります」

正義感の強い弟子は、
おもてに飛び出していった。
北小岩 「町は静かです。
 それほどの異変では
 ないようですね。
 向こうからおじさんが
 歩いてきます」

ぷ〜

北小岩 「むっ?
 確かに屁の音です。
 しかし、
 お尻の穴からではなく、
 目のあたりから
 聞こえました」

弟子はおじさんを追いかけた。

北小岩 「大変失礼なことを
 うかがいますが、
 今、目から
 屁が出ませんでしたか」
おじ
さん
「そうなんだよ。
 昨日から、
 目が屁をするように
 なってしまって、
 困っているんだよ」

北小岩 「わたくし、
 先ほど目から
 火がでましたが、
 我が町に
 目から屁がでる現象が
 蔓延しているのかもしれません。
 あっ、
 女性がまいりました。
 観察してみます」
女性 「あっ、出そう」
北小岩 「やはり目から
 屁を出すのでしょうか。
 よく瞳を見てみます」

ぷ〜

女性 「あんた、
 わたしが目で
 屁えこえたの見ただろ」
北小岩 「見てしまいました。
 屁が出る瞬間、
 瞳が肛門に
 なっておりました」
女性 「やめてよ!」

ボコッ! き〜ん!!

北小岩 「うぐっ!」

弟子は玉をヒールで蹴りあげられ、
意識を失った。

そう。この町の怪奇現象は、
瞳が瞬間的に肛門となり、
そこから屁が出ることだった。
その肛門は己の肛門そのものなので、
特に女性は放屁の瞬間
人に見られない方がいいですね。

小林秀雄さんへの激励や感想などは、
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2018-12-16-SUN

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