KOBAYASHI
小林秀雄、あはれといふこと。

しみじみとした趣に満ちた言葉の国日本。
そんな国のいとおもしろき言の葉を一つ一つ採取し、
深く味わい尽くしていく。
それがこの項の主な趣向である。



其の七百拾伍・・・梅雨のお楽しみ

しとしとしと〜

小林 「梅雨に入ったな」
北小岩 「そうでございますね」
小林 「大丈夫か」
北小岩 「確認いたします」

ふんどしをゆるめ、中をのぞく。

北小岩 「無事でございます。
 先生はいかがでございますか」
小林 「百獣の王やな」
北小岩 「なによりでございます」
小林 「梅雨はモノが
 傷みやすいからな」
北小岩 「数年前になりますが、
 先生とわたくしの
 股間のモノが
 傷んでしまったので
 ございましたね」
小林 「あの時は俺もお前も
 終わったと思ったな」

終わった方が、世のためだったであろう。

北小岩 「わたくし、
 梅雨は苦手でございます」
小林 「甘いな。
 梅雨を制するものが、
 ツユを制すというやろ」
北小岩 「エッチな響きが
 いたしますね」
小林 「梅雨研究家の
 すけべ友だちに
 頼んだ兵器が、
 出来上がった頃やな。
 ほな、いこか」

そぼ降る雨の中、先生の後ろをついていく。

途中ですけべそうな人が現れ、
先生にブツを手渡した。

北小岩 「それは
 何でございましょう?」
小林 「水たまりができとるやろ。
 その上をミニスカの女が通る」
北小岩 「パンティが映ります」
小林 「その絶景を
 この最新兵器
 『曲がり雨どい望遠鏡』で
 拝むんや」
北小岩 「もうひとつは?」
小林 「後でのお楽しみや!」

先生は曲がり雨どい望遠鏡をセット。
そこにミニスカの女がやってきて、
水たまりの前で立ち止まった。

ミニ
スカの
「仕方ないわね」


ゆっくりまたぐ。

小林 「でぇへへへへ」

先生が品のない声を漏らした。

小林 「えげつないの履いとるな。
 さあ、お前も
 がんばってくるんや!」

ぴゅっ

北小岩 「先生は何かを
 女性の股間に向かって
 投げました。
 何でございますか?」
小林 「カタツムリや。
 教育を施してある」
北小岩 「何の教育でしょうか」
小林 「性教育やな。
 目ん玉でつんつん
 秘所を突くんや。
 その度に目が引っ込む」

何を言っているのか訳が分からないが、
ともかくカタツムリは
つんつんしたようだ。

ミニ
スカの
「この
 ドスケベカタツムリ!
 あっ、貝に
 『小林』って書いてある」
小林 「しまった!
 研究所で
 俺の性教育カタツムリが
 他のと区別をつけるために、
 俺の名前書きやがったな」
ミニ
スカの
「あんた、
 確か小林っていったわよね。
 くらえ!」

ボコッ

小林 「うぎょゎ〜〜〜!」


金玉空手有段者の蹴りが、
先生の金的をえぐった。

みなさまも、梅雨のお楽しみには
お気をつけくださいませ。

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2018-06-17-SUN

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