KOBAYASHI
小林秀雄、あはれといふこと。

しみじみとした趣に満ちた言葉の国日本。
そんな国のいとおもしろき言の葉を一つ一つ採取し、
深く味わい尽くしていく。
それがこの項の主な趣向である。



其の六百九拾六・・・タイムセール

シュッシュッ

小林 「どや」
北小岩 「まだまだでございます」

シュッシュッシュッ

小林 「どや」
北小岩 「まだでございます」

シュッシュッシュッシュッ

小林 「どや」
北小岩 「いい感じに
 なってまいりました」
小林 「次は俺の番や」

シュッシュッ

北小岩 「いかがですか」
小林 「まだや」

シュッシュッシュッ

グギッ

小林 「痛え〜!
 金玉がタオルに
 からまった!!」

毎冬のことである。
先生と弟子は貧相な暖房具しか所持していないため、
乾布摩擦で股間をあたためるのだが、
先生が金玉をくじいてしまった。

「何やっとるのかね」

北小岩 「あっ、社長。
 今日の御用は
 何でございますか」

先生はエロ本の目利きであり、
出色のブツを提供するため、社長と仲がよい。
そして社長の用を代行することもあり、
その際には大好物のよっちゃんいかを
頂戴するのである。

エロ
社長
「妻が高級スーパーの
 タイムセールを
 楽しみにしているのだけれど、
 インフルエンザに
 かかったみたいなんだよ。
 先生たちかわりに行って、
 これぞというものを
 買ってきてくれないか」
北小岩 「かしこまりました」

師弟はさっそく高級スーパーへ。

ちりんちり〜ん

店の人 「タイムセールの始まり始まり。
 まずはこの巨大な
 生きたタラバガニ。
 さあ、どうだ」

ガシッ ガシッ

北小岩 「見たことないほど
 立派な爪です。
 社長の奥様、
 お喜びになります!」
店の人 「この生きたトビウオは
 どうだ!」
小林 「ええな。
 俺はトビウオにいく。
 お前はタラバガニキープや」
北小岩 「お店の方、
 タラバガニはわたくしに!」
小林 「トビウオは俺に!」

だが、二人の他にも入札者がいた。

店の人 「タラバガニ希望者は
 ちんちんを、
 トビウオは
 おしりを出してください」

理由がわからないが、
おのおの出すものを出した。

店の人 「カニが選びます」

タラバガニが弟子のちんちんを挟んだ。

北小岩 「切れるでございます〜〜!」
店の人 「はい、カニはあなたが落札」

バシャッ

小林 「うぐぐ〜〜」

トビウオは勢いよく
頭を先生のおしりの穴につっこんだ。

店の人 「トビウオはあなたが落札」

やだな、こんなタイムセール。

小林秀雄さんへの激励や感想などは、
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2018-02-04-SUN

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