KOBAYASHI
小林秀雄、あはれといふこと。

しみじみとした趣に満ちた言葉の国日本。
そんな国のいとおもしろき言の葉を一つ一つ採取し、
深く味わい尽くしていく。
それがこの項の主な趣向である。



其の六百九拾四・・・振り子

小林 「もうすぐ
 町内対抗陸上合戦やな」
北小岩 「そうでございますね」
小林 「我が町はここのところ
 分が悪いな」
北小岩 「はい」
小林 「様々な種目で69連敗中や」
北小岩 「不名誉なことでございます」
小林 「俺もお前も昨年、
 足を引っ張ってしまったな」
北小岩 「わたくしたち、途中まで
 いい感じで走っておりましたね」
小林 「1、2位フィニッシュかと
 思ったが」
北小岩 「まさかあのようなことになるとは」
小林 「まず俺が転んだんやな」
北小岩 「そうでございます」
小林 「顔から地面につっこんだんやが、
 まさかそこに
 ほかほかの犬の糞が
 落ちているとはな」
北小岩 「先生のすぐ後ろを
 走っておりましたが、
 よけようとして
 横に顔から倒れてしまい、
 そこにもほかほかの犬のフンが
 落ちていたのでございました」
小林 「なんとか顔を
 そらそうとしたんやが、
 後から来た隣町のやつが
 こともあろうに
 頭を踏んずけやがって」
北小岩 「わたくしも、
 四番目を走っていた
 隣町の方に
 頭を踏まれてしまい」

顔にぐしゃっとついた上に、負けてしまったのだ。

小林 「今年は隣町に
 一泡吹かせんとな」
北小岩 「そのために、町では
 とてつもないコーチを
 招聘したらしいですね」
小林 「そうらしいな」
北小岩 「私たちも、
 習いにいきましょう!」

ろくでもないコーチという気がするが・・・

コーチ 「私の開発した
 振り子走法を習得すれば、
 隣町なんかインポテンツだ」

表現が不穏当であるが、自信満々である。

小林 「俺たちは
 町内一周走に出るんやが、
 どうすりゃええんや」
コーチ 「ズボンとパンツを
 同時に脱ぎなさい」
北小岩 「はい」
コーチ 「走ってみなさい」

ずんずんずん
コーチ 「今、ちんちんと金玉が
 上下動してるだろう。
 それではダメだ。
 振り子のように思いっきり
 前後ろにぶらぶらする。
 もっと早く!」

ぶらぶらぶら

コーチ 「振り子にあわせて、
 速度もあげるんだ!」

ぶらぶら だだだっ
ぶらぶら だだだっ

コーチ 「もっと速く!」

ぶらぶらぶらぶら ぐぎっ

北小岩 「うぉ〜!
 おちんちんを
 くじきました!!」

向こう側の砂場では。

三段
跳びの
選手
「おちんちんを
 振り子のようにして
 跳ぶんだな」

だだだっ ぶらぶらぶら

三段
跳びの
選手
「ホップ!」

ぶらっ

三段
跳びの
選手
「ステップ!」

ぶらぶらっ

三段
跳びの
選手
「ジャンプ!」

ぶらぶらぶら ぐきっと

三段
跳びの
選手
「うぉ〜!
 ちんちんをくじいた!!」

今年もまた、隣町に惨敗であろう。

小林秀雄さんへの激励や感想などは、
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2018-01-21-SUN

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