KOBAYASHI
小林秀雄、あはれといふこと。

しみじみとした趣に満ちた言葉の国日本。
そんな国のいとおもしろき言の葉を一つ一つ採取し、
深く味わい尽くしていく。
それがこの項の主な趣向である。



其の六百九拾参・・・冬眠

びゅ〜

小林 「寒波やな」
北小岩 「そうでございますね」
小林 「どや」
北小岩 「確かめてみます」

ずりっ

北小岩 「ほほう」
小林 「どや」
北小岩 「少し赤みを帯びておりますが、
 大丈夫なようです。
 先生は」

ずりっ

小林 「猛々しいな。
 大丈夫や」

二人は寒波のために
ちんちんが霜焼けになっていないか確かめた。

小林 「町の広場に
 モニターが設置されたな」
北小岩 「溢茂勃男
 (いつもたつお)さんの
 ことですか」
小林 「そやな」
北小岩 「おかわりないか、
 確かめにまいりましょう」

何がモニターに映し出されているのだろう。

小林 「勃男は不必要な時に
 いつも股間を膨らませるため、
 おなごらから
 白い目で見らとるんやな」
北小岩 「それで屹立を鎮めるために、
 冬眠することにしたので
 ございます」

町が予算の多くをつぎ込み、
勃男のいる洞穴にカメラを設置した。

北小岩 「気持ちよさそうに
 冬眠しておりますね」

勃男は全裸で丸まっている。

小林 「股間はどや。
 鎮まっとるか」

町長がリモコンでカメラの角度をかえる。

見守っ
ている
町の
おなご
「きゃあ!」

おなごたちはいったん目を手で覆ったが、
指のすき間をつくり再び見た。

北小岩 「鎮めるために
 冬眠したはずですが、
 朝勃ちしてますね」
小林 「男の性やな」

見守っ
ている
町の
おなご
「きゃあ!」
北小岩 「今度は何があったので
 ございましょうか」
小林 「ケツの穴のあたりを
 よく見てみい」
北小岩 「あっ!」

今まさにモグラが肛門から入ろうとしていた。
一大事の場面であることは確かだが、
こんなことのために
町の大切な予算をつぎ込むって・・・。
今年もまた、先生の町はくだらなそうである。
 

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2018-01-14-SUN

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