KOBAYASHI
小林秀雄、あはれといふこと。

しみじみとした趣に満ちた言葉の国日本。
そんな国のいとおもしろき言の葉を一つ一つ採取し、
深く味わい尽くしていく。
それがこの項の主な趣向である。



其の六百八拾九・・・冬の衣替え

北小岩 「寒さで目が覚めました」

キーンキーン

北小岩 「まだ午前4時ごろでは
 ないでしょうか」

ザバーン

北小岩 「むっ! 行水の音です」

ザバーンザバーン

北小岩 「外は氷点下でございましょう。
 どのような益荒男が。
 外に出てみましょう」

ダダッ

北小岩 「あっ!」

凄まじいほどの益荒男かと思いきや。

北小岩 「先生ではございませんか」
小林 「ああ」
北小岩 「下半身を
 出してらっしゃいますね」
小林 「へへ」
北小岩 「まさか極寒の中、
 冷水でおちんちん行水
 されていたのですか!
 なんと勇ましいことで
 ございましょう」
小林 「そう思ったやろ」
北小岩 「はい」
小林 「町のおなご衆も
 俺の勇姿をみたら
 ほっとかないわな。
 だが、俺のちんちんは寒さに弱い。
 水をかけるふりして、
 そこらにまいとった。
 勘違いしたおなごと、
 気持ちええ関係が結べるようにな」
北小岩

「・・・」

浅ましさ、ここに極まれり。

小林 「今日から
 おなごの衣替えやな。
 日が昇ったら偵察にいこか」
北小岩 「かしこまりました」

日がこんにちはをしたので、二人して家を出る。

おなご
「よりによって、
 なんでこんなのを!」
おなご
「あなたなんてまだいいわ。
 私のをごらんなさいよ」
おなご
「あははははは」
おなご
「サグラダ・ファミリア
 そっくなのよ。
 さすがにエッチの時、
 笑われちゃうじゃない」
おなご
「毛として荘厳過ぎるわね」
おなご
「長老に抗議にいこうかしら」
おなご
「むだよ。
 というか、むだ毛よ」

どういうことかといえば、こういうことだ。
先生の町では冬になると、
女性が股間の衣替えをしなければならない。
秘所が冷えないように毛をつけるのであるが、
誰がどんな毛をつけるかは長老が決め、
その品が各女性に届くのだ。

女性らは勝手に選ばれた毛をつけて、
ひと冬越さなければならない。
そんなことする必要があるのかどうか、
それは意見が分かれるところだろう。

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2017-12-17-SUN

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