KOBAYASHI
小林秀雄、あはれといふこと。

しみじみとした趣に満ちた言葉の国日本。
そんな国のいとおもしろき言の葉を一つ一つ採取し、
深く味わい尽くしていく。
それがこの項の主な趣向である。



其の六百六拾伍・・・女性用時計

「あなた方は
 何のために生きているのですか」

北小岩 「なかなか難しい質問でございますね」
小林 「しかし、
 俺たちはその命題に対して、
 何年も議論を重ねてきたな」
北小岩 「そうでございますね」

「聞かせてもらおうじゃないですか」

小林 「俺たちが何のために
 生きているのか」
北小岩 「その理由は」
小林 「女性を気持ちよくするためやな」

「なるほど。私と同意見ですな」

北小岩 「そうでございますか」

「ところであなた方は、
 女性を気持ちよくする行いを
 しているのですか」

北小岩 「いえ。
 ここのところまったく」
小林 「俺たちの選り好みが
 激しすぎたからな」
北小岩 「そうでしょうね」

「そんなことは
 あり得ないとは思いますが、
 ともかく行いを
 まったくしていないことは
 確かなのですね」

北小岩 「はい」

「では私の工場に
 行ってみましょう」

得体の知れない男に、
子弟はついていった。

「私は女性を気持ちよくするのは、
 まず目覚まし時計だと考えます」

小林 「なるほどな」
北小岩 「朝から気持ちよければ、
 ごきげんでございますね」

「今日は辛口の女性に
 モニターを依頼しております」

北小岩 「どんな目覚まし時計を
 つくっているので
 ございますか」

「鳩時計がありますね。
 あの要領で、お目覚めの時間になると
 シリコンでできたおちんちんが
 女性の秘所まで伸びます」

北小岩 「ごくっ!」

「そしておちんちんが
 秘所をつんつんするんですね」

北小岩 「凄いでございます!」


「おちんちんの大きさは、
 それぞれの人のサイズで替えられるように
 なっています。
 どうですか。試してみますか」

小林 「俺が女性を
 異次元の世界に連れてったるわ」

先生のブツの大きさのものが
目覚まし時計にセットされた。

モニターの女性は、ゆったりと眠っている。

「五分後に
 セットしてみましょう」

ギーッ

時間が来て先生のブツの大きさのものが
女性の秘所を刺激した。
だが、女性は微動だにしなかった。

小さ過ぎて気づかなかったのですね。
やはりペットボトルのふたぐらいの大きさでは、
女性を気持ちよくできるはずはないのですね。
 

小林秀雄さんへの激励や感想などは、
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2017-07-02-SUN

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