KOBAYASHI
小林秀雄、あはれといふこと。

しみじみとした趣に満ちた言葉の国日本。
そんな国のいとおもしろき言の葉を一つ一つ採取し、
深く味わい尽くしていく。
それがこの項の主な趣向である。



其の六百伍拾七・・・カップ

先生の町は、
ほとんどの男がスケベといっても過言ではない。

スケベ
「おっ!
 あのねえちゃんでけえな」
スケベ
「Eカップはあるな」
スケベ
「たまんねえな」
スケベ
「おお、そこのねえちゃん。
 何カップだい」
スケベ
「Eカップだろ」
そこの
ねえ
ちゃん
「やめてよ!」
スケベ
「やっぱりEカップだな」
スケベ
「A、B、C、D、Eぱいぱい〜」
スケベ
「ぱいぱ〜い、バイバ〜イ」

だら〜ん

べちょ

スケベたちの汚らわしいよだれが、地面に落ちた。

スケベ
「おっ、次のねえちゃんがきたな」
スケベ
「今度の胸はかわいいな」
スケベ
「おい、ねえちゃん。Aカップかい」

今度のねえちゃん「何いってんのよ」
スケベ
「図星だな。
 Aカップ。
 ええカップなんてね」

だら〜ん

べちょ

スケベたちの汚らわしいよだれが、
再び地面に落ちた。
しかし、スケベたちが
調子に乗っていられるのもそこまでだった。

どっどっどっどっ

この足音は、アマゾネス軍団の方々だ。

「おめえら男はよ、
 女性のことをAカップだとかCカップだとか
 Eカップだとか腐った目で見るけどよ、
 おめえらの粗末なちんちん格付けされたら
 どう思うんだよ」

「おめえらに同じ事してやるよ」

スケベAとスケベBは、
いつの間にか全裸にされ両手両足をしばられている。

「おめえらの汚ねえちんちん、測ってやるよ」

「平常時と膨張時の差で決めるからな」

アマゾネス軍団の方が、
ちんちんをゴミばさみでつかんで測る。
 
「これはとんでもなくえげつない
 貴重なエロ本だけど、
 小林を締め上げて持ってきたよ」

スケベの目の前でページを開くと、
もっこりしたものの。

「なんだよ、膨張率ほとんどねえじゃねえか」

「お前、マイナスAポコカップだな」

マイナスAポコカップと書かれた永久テープを
ちんちんに貼られる。
電信柱の陰に隠れて見ていた
先生と北小岩くんは、ただ震えるばかりであった。
 

小林秀雄さんへの激励や感想などは、
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2017-05-07-SUN

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