KOBAYASHI
小林秀雄、あはれといふこと。

しみじみとした趣に満ちた言葉の国日本。
そんな国のいとおもしろき言の葉を一つ一つ採取し、
深く味わい尽くしていく。
それがこの項の主な趣向である。



其の六百参拾四・・・表札

北小岩 「お鍋のおいしい季節ですね」
小林 「そやな」
北小岩 「寄せ鍋、水炊き、石狩鍋、
 キムチ鍋、豆乳鍋、きりたんぽ、
 飛鳥鍋、もつ鍋、あんこう鍋、
 マン汁鍋・・・。
 いろいろございますね」
小林 「よう知っとるな。
 食ったことあるんか」
北小岩 「幼少の頃には家族でよく
 鍋を囲んでおりました。
 しかし、こちらに来てからは」
小林 「なあま。
 ところでお前、
 さりげなくマン汁鍋と言ったが、
 食ったことあるんか」
北小岩 「申し訳ございません」
小林 「そやろ。
 俺ぐらいのレベルに達し
 て初めて味わえる鍋や」
北小岩 「そうでございますね。
 わたくし、
 見栄をはってしまいました」
小林 「まあええ」
北小岩 「そういえば
 数年前に食したパンティ鍋は
 おいしかったですね」

パンティ鍋とは何であろうか。
先生は強風の日に、飛ばされたパンティがないか
パトロールしている。
そこで集めたパンティで出汁をとった
パンティ鍋をやるぞと町のすけべどもに声をかけ、
具材を提供させて鍋を食すのである。

小林 「久々に鍋をやるか」

北小岩 「はい」

北小岩くんは、
どこからか底の抜けた鍋を出してきて、
師弟で囲んだ。中身は何もない。

北小岩 「鍋は体があたたまるものですが、
 この鍋は芯まで冷え切りますね」
小林 「そやな」
北小岩 「ところであの結果は
 どうなったので
 ございましょうか」
小林 「1位ちんこ、
 2位ま〇こ、
 3位おなら、
 4位うんこらしいな」
北小岩 「そうなのでございますか」
小林 「ああ」

わけのわからない結果である。

北小岩 「長老が表札を
 自分の名前ではなく、
 4つのうちから
 どれかを選んで
 表札にすることに
 決定したのでございますね」
小林 「ああ」
北小岩 「わたくし、
 2位が一番かと思いましたが、
 そうではないですね」
小林 「男らはこぞって
 それにしようとしたんやが、
 妻から反対されたらしいんや」
北小岩 「そうなのでございますか」
小林 「俺たちんところは、
 1位のにしたがな」
北小岩 「当然でございますね」

小林 「この言葉を
 眺めているだけで、
 ウキウキするな」
北小岩 「はい」

はっきりいって、
どうでもいい町のどうでもいい順位である。

小林秀雄さんへの激励や感想などは、
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2016-11-27-SUN

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