KOBAYASHI
小林秀雄、あはれといふこと。

しみじみとした趣に満ちた言葉の国日本。
そんな国のいとおもしろき言の葉を一つ一つ採取し、
深く味わい尽くしていく。
それがこの項の主な趣向である。



其の六百弐拾六・・・スナイパー

ドンドン ドンドン

「・・・」

ドンドン ドンドン

小林 「朝っぱらからなんや!」

ドンドン ドンドン

小林 「北小岩、
 うるさいから見に行ってくれや」
北小岩 「少々お待ちください」
小林 「何しとる?」
北小岩 「便器を洗っていたら
 足をすべらせ、
 足が便器の穴に
 はまってしまったのです。
 う〜〜〜〜ん!」

スポ〜〜〜ン

北小岩 「はずれましたので、見てきます」

たったったった

北小岩 「どなたさまでございますか」
警官 「警察です!」
北小岩 「えっ!
 風で飛ばされた
 女子寮のパンティを、
 先生が届けもせずに
 何枚も
 コレクションしていることが
 ばれてしまったのですか」
警官 「違います」
北小岩 「では先生が
 友人の天文学者から
 望遠鏡を借りて、
 何度も女風呂をのぞいていたことが
 発覚したのでしょうか」
小林 「お前、何言うとるんや」
警官 「あっ、先生。
 この町ではパンティとか
 のぞきに関しては、
 基本警察は動かないことに
 なっていますので、大丈夫です。
 そうではなくて、
 隣町で分裂騒動がおき、
 それぞれがスナイパーを
 放っているらしいのです。
 先生方で様子をさぐってきて
 いただけませんか」

町で比較的どうなってもいい二人に
白羽の矢が立った。

小林 「しゃあない。行くか」

人の好いおばかさん二人は、隣町の探索へ。
対立している人たちは、相手を間違えないように
一方は赤のTシャツ、
もう一方は青のTシャツを着ている。

小林 「俺が赤でお前が青か。
 どちらでもええけどな」
北小岩 「それにしても
 まだ朝早くて
 眠いでございますね。
 ふぁ〜〜〜」

しとしとしと じゃ〜〜〜

北小岩 「晴れているのに雨が」
小林 「むっ!
 それは雨やない。
 小便や!」
北小岩 「うわっ!
 たらふく飲んでしまいました!」

信じられないことに、
20メートル先で忍者のような男が
小便を放っていた。
小林 「小便スナイパーや!
 ぐっ、痛え!
 くっ、糞が〜〜〜!」

ぶりりあんと〜〜〜

先生がやられたのは、
浣腸スナイパーであった。
いつの間にか背後から近づき、
信じられないほど鋭い指浣腸をかまされ、
もらしてしまった。

先生の町はくだらないことで有名だが、
隣町もかなりくだらないと
言わざるを得ないであろう。
 

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2016-10-02-SUN

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