KOBAYASHI
小林秀雄、あはれといふこと。

しみじみとした趣に満ちた言葉の国日本。
そんな国のいとおもしろき言の葉を一つ一つ採取し、
深く味わい尽くしていく。
それがこの項の主な趣向である。



其の伍百九拾伍・・・音声

町の人 「近頃あのお方に
 会ってらっしゃいますか」
小林 「ごぶさたやな」
北小岩 「あなた様はいかがですか」
町の人 「いかがもなにも」
北小岩 「町のみなさまは、
 長老を苦手にされているようで
 ございますね」
町の人 「おっかない方ですからね」

町の長老は物事に厳しく、近づきがたいのだが、
エロ本の鑑賞を趣味としているせいか、
先生と北小岩くんとは仲がよいのだ。

町の人 「うわさによると、
 長老が何かを
 されたがっているらしいんですよ」
北小岩 「何をでございましょうか」
町の人 「それがわからないんですよ」
小林 「しゃあないな」
北小岩 「わたくしたちが
 うかがってまいりましょうか」
町の人 「よろしくお願いいたします」

師弟は落ちていた洗濯ばさみで玉金袋を挟み、
その痛さを原動力に長老が住む祠に走った。

北小岩 「とんとん!」

町の
長老
「誰だ!
 俺を起こすやつは!!」
北小岩 「大変申し訳ございません。
 小林先生と
 弟子の北小岩でございます」
町の
長老
「おう、お前らか。
 よく来たな」
北小岩 「粗品でございますがどうぞ」

弟子がえげつないエロ本を渡すと、
相好を崩した。

北小岩 「長老が何かを望まれていると
 うかがいましたが」
町の
長老
「町の男たちの音声を
 残す必要があるな」
北小岩 「と申しますと」
町の
長老
「男たちのイチモツが醸し出す音を
 録音しとる町があるか」
北小岩 「皆無だと思われます」
町の
長老
「俺たちの町は、
 それをするんだな」

重要なミッションを預かった二人は、
町の音声のプロに頼み込んだ。

町の
音声の
プロ
「ちんちんの音?
 録ったことないけど、
 長老がそうおっしゃるなら
 仕方ないな。
 やってみるか」

音声のプロは超高感度マイクを、
北小岩くんの股間にセットした。

町の
音声の
プロ
「ここにエロ本があるので、
 見てください」

徐々に弟子のイチモツが膨張する。

ゴゴゴゴッ

町の
音声の
プロ
「うわ!
 氷山が海に
 流れ出るような音だ!!」

次に先生の股間を録音すると。

しくしくしく

町の
音声の
プロ
「なんだこれは!
 ちんちんがむせび泣いている!」

小便以外に使われることのないちんちんが、
深い悲しみに襲われているのであろう。
長老の一言から始まったチン録音であるが、
様々な物語がありそうである。

小林秀雄さんへの激励や感想などは、
メールの表題に「小林秀雄さんへ」と書いて
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2016-02-28-SUN

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