KOBAYASHI
小林秀雄、あはれといふこと。

しみじみとした趣に満ちた言葉の国日本。
そんな国のいとおもしろき言の葉を一つ一つ採取し、
深く味わい尽くしていく。
それがこの項の主な趣向である。



其の伍百拾四・・・17年ゼミ

小林 「今日もまた、空気が燃えとるな」
北小岩 「暑さで頭の中に、
 蜃気楼が現れております」
小林 「それはそうと、
 今年あたり
 大発生しそうな気がするんや」
北小岩 「何がでございますか」
小林 「セミや」
北小岩 「はっ。
 そういえば、
 17年前の夏を思い出しました」
小林 「思えば不思議な光景やったな」
北小岩 「そうでございますね。
小林 「かなりなさけない思いをしたな」
北小岩 「まったくでございますね」

先生と弟子は、なさけない思いをするのが
生まれてきた使命なので、
別段珍しいことではないのだが。

小林 「おっ、向こうから
 まぬけそうな男がやってくる」
北小岩 「あの方の股間に、
 17年ゼミの兆候が見られます」

どういうことだろうか。
目を凝らしてみよう。
まぬけな男の股間は、
ややもっこりしているのだが、
言われてみればセミのような形をしている。

じ〜〜〜

北小岩 「鳴きだしました」
小林 「やっぱり17年ゼミや!」
股間の
セミの
鳴き声
『じ〜〜〜が好きで
 たまりません〜
 じ〜〜〜が好きで
 たまりません〜』

自慰が好きでたまりませんと鳴いているようだ。
つまり17年ゼミとは、
約17年に一回男のイチモツが
セミの形になってしまう現象で、
イチモツの持ち主の意思は尊重されずに
思っていることを鳴き声化してしまうのである。
北小岩 「むっ、
 先生の股間にも17年ゼミが!」
小林 「そういうお前の股間にも・・・」
北小岩
くんの
股間の
セミ
『おっぱ〜いつくつく〜
 おっぱ〜いつくつく〜』
小林先生
の股間の
セミ
『パンティの奥〜〜〜
 みんみ〜んでへへ〜〜』

女性が二人、横断歩道を渡ってきた。
二人とも、空手の道着を下げている。
師弟の横を通り過ぎようとした時。

北小岩
くんの
股間の
セミ
『おっぱ〜いつくつく〜
 おっぱ〜いつくつく〜』
小林先生
の股間の
セミ
『パンティの奥〜〜〜
 みんみ〜んでへへ〜〜』
道着を
下げた
怖そうな
女の人A
「あんたら、今何か言った?」
小林&
北小岩
「いえ、何も」
北小岩
くんの
股間の
セミ
『おっぱ〜いつくつく〜
 おっぱ〜いつくつく〜』
小林先生
の股間の
セミ
『パンティの奥〜〜〜
 みんみ〜んでへへ〜〜』
道着を
下げた
怖そうな
女の人B
「てめえら変態か!」
道着を
下げた
怖そうな
女の人A
「回し蹴りいくか」

ぼすっ ぼすっ

ぐにゃ ぐにゃ

17年を経てやっと鳴きだしたのに、
二人の股間のセミはあえなく絶命した。
とはいえ、まったく悲しい気持ちはおこらない。

小林秀雄さんへの激励や感想などは、
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2014-08-10-SUN

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