KOBAYASHI
小林秀雄、あはれといふこと。

しみじみとした趣に満ちた言葉の国日本。
そんな国のいとおもしろき言の葉を一つ一つ採取し、
深く味わい尽くしていく。
それがこの項の主な趣向である。



其の四百八拾伍・・・取り替えっこ

ひゅ〜

かめかめ〜〜〜

小林 「今年は一段と冷え込みがきついな」
北小岩 「そうでございますね」
小林 「家におると隙間風が
 亀の頭を撫でていくから、
 外出したほうがええようや。
 だが、問題はどこを訪れるかや」
北小岩 「町役場はいかがでございますか」
小林 「ええ考えや。
 あそこのトップには、二年ほど前
 エゲツなさすぎるエロ本を
 贈っとるから、
 歓待してくれるやろ」

二人は己の陰毛を引っ張り、
激痛を動力に町役場まで疾走した。

小林 「さすがにあったかいな」
北小岩 「ここにいれば、
 亀の頭がしもやけになることは
 ございませんね」
小林 「会議室があるな」
北小岩 「男性が二人おりますが、
 深刻なことを
 話されているようです」
小林 「しゃあない、出張るか。
 そこの金玉たち、何があったんや」
男A 「金玉と言われれば、
 そうかもしれませんが」
北小岩 「深刻な話を
 されているようですので、
 心配なのでございます」
男B 「そのことですか。
 僕はもとは巨根だったのです」
小林 「だったのですやと?
 今は短小包茎なんか」
男B 「包茎ではありません。
 実はそこの彼は
 短小で悩んでいました。
 僕は僕で大きすぎて
 女性から嫌がられていたもので、
 彼とイチモツを
 取り替えっこしたのです」
北小岩 「なんと!
 わたくし、巨根にも
 短小にも縁がない、
 平根ともうしますか、
 凡根ともうしますか、
 特長のないモチモノです。
 その観点からいきますと、
 交換する場合、
 巨根をいただいた方のほうが
 アドバンテージがあるかと
 存じますが」
男A 「僕もそう思っていました。
 しかし、隣のちんちんは
 青いというか黒いというか。
 巨根をいただいたばっかりに、
 非常に危険な目にあいました」
小林 「どういうこっちゃ」
男A 「正月に会社で
 もちつきをしたのですね。
 その時僕は、
 返し手を担当しました。
 こねた後に杵でつかれないように
 離れたはずだったのですが、
 イチモツが臼の上に
 飛び出しており、
 渾身の力で
 つかれてしまったのです」
北小岩 「うげ〜〜〜!」
男A 「それだけでも
 致命傷でしたのに、
 先日洋式トイレで
 大便をした際、
 イチモツが便器に
 くっついていたのに気付かずに
 流してしまったため、
 吸い込まれてしまったのです」

北小岩 「ぎょわ〜〜〜!
 想像したくないほど
 恐ろしいことでございます。
 短小と交換された方は
 いかがでしたか」
男B 「彼ほどではないのですが、
 立小便をしていたら
 リスがドングリと間違えて
 持っていこうとしたり、
 ウズラが卵を取られたと思って
 襲撃してきたり、
 そんな感じですかね。と
 もかく、交換したイチモツを
 ひとまず元のさやに戻そうかと、
 そんな話し合いをしていたのです」

お互いに一長一短がある巨根と短小。
話を聞く限りでは、
巨根を持っている危険性が高すぎる気がいたします。

小林秀雄さんへの激励や感想などは、
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2014-01-19-SUN

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