KOBAYASHI
小林秀雄、あはれといふこと。

しみじみとした趣に満ちた言葉の国日本。
そんな国のいとおもしろき言の葉を一つ一つ採取し、
深く味わい尽くしていく。
それがこの項の主な趣向である。



其の四百七拾四・・・ヨガ

ザクッ ザクッ ザクッ
枯葉を踏みしめながら歩く男が二人。

小林 「おっ、ギンナンや!」
北小岩 「まだ拾われていなかったので
 ございますね」
小林 「ギンナンはうまいが
 なにぶん臭い」
北小岩 「その臭きものをとりのぞき、
 欲する方と物々交換することで、
 わたくしたちは秋の食卓に
 彩りを添えてきたのでございます」
小林 「そうと決まれば」
北小岩 「前進あるのみでございます」

ザッザッザッザッザッザッ

ぐにゅ

小林 「むっ、この感触は!
 北小岩、気をつけろ!!」

ザッ

ぐにゅ

北小岩 「時、すでに遅しでございます!」

ずずずずずず

「わ〜い、ひっかかった!」

ギンナンが入ったカゴが動く。
落ち葉をのせてカモフラージュしてあったので、
二人は何も疑わずに近づいたのだが、
要するにガキがギンナンのカゴの前に
糞をセットしていて、
踏まされてしまったわけである。

北小岩 「ううう!」
小林 「気を取り直していこか。
 今、小股が割れた女が、
 ヨガ教室の中に入っていったな」
北小岩 「はい」
小林 「行ってみよか」

とんとん

北小岩 「申し訳ございません。
 わたくしたち、お金は合計4円しか
 持っておりませんが、
 見学させていただきにまいりました」
小股が
割れた女
「どうぞどうぞ。
 そこで服を全部脱いでください」
小林&
北小岩
「?」
小股が
割れた女
「ご存知のように、
 ヨガには様々なポーズがあります。
 まずあなたは、
 万歳のポーズをとってください。
 そのまま動かなければ、
 私がエッチなご褒美をさしあげます」
小林 「そんなのわけないわ。
 エッチな褒美はいただきや」

両手をあげたその時、
同じポーズをとったむさい男が近づき、
わきのしたを先生の鼻に近づけた。

小林 「うげ〜、すげぇわきがや!
 これは『ヨガのポーズ』ではなく、
 『ワキガのポーズ』や!」

小股が
割れた女
「動いたわね。はい、失格。
 じゃあ次あなた。
 イカのポーズをとってみて」
北小岩 「こうでございますか」

弟子はその場に座り、
必死にイカのような恰好をした。
するとそこに、同じポーズをとった
むさい男が近づき、
ちんちんを北小岩くんの鼻に近づけた。

北小岩 「うぎょ〜、
 すごい臭さでございます!
 これは『イカのポーズ』ではなく、
 『イカ臭いポーズ』でございました!」
小股が
割れた女
「動いたわね。はい、失格。
 では、今日のヨガレッスンを
 終了します」

小股が割れた女が、なんの目的で
このヨガ教室を開いているのか、よくわかりませんね。

小林秀雄さんへの激励や感想などは、
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2013-11-03-SUN

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