KOBAYASHI
小林秀雄、あはれといふこと。

しみじみとした趣に満ちた言葉の国日本。
そんな国のいとおもしろき言の葉を一つ一つ採取し、
深く味わい尽くしていく。
それがこの項の主な趣向である。



其の四百伍拾六・・・女子サッカー

「いち、に、いち、に」

ミニスカートのスポーツ女子たちが走っていく。
北小岩 「艶っぽいでございますね」
小林 「でへでへでへ」
北小岩 「思わずついて行きたくなり、
 あっ」

先生はすでに集団の最後尾に加わっていた。

北小岩 「お待ちください!
 わたくしもまいります」

弟子も何とか追いつくと。

ミニ
スカート

スポーツ
女子たち
「いち、に、いち、に」
北小岩 「ちん、ぼ、ちん、ぽ」
小林 「ぼっ、き、ぼっ、き」

サッカーグランドに到着した。

北小岩 「サッカーなのに、
 ミニスカートなのでございますか」
小林 「望むところやないか」
ミニスカ
「あんたたち、何なのよ」
小林 「君たちと一緒にサッカーをするために、
 わざわざここまで来たんや」
ミニスカ
「本気で言ってるの?」
小林 「当たり前や!」
ミニスカ
「じゃあ、キーパーをやってもらうわ」
北小岩 「先生はキーパーができるのですか」
小林 (小声で)
「攻めてきたら飛び出して、
 激突しておっぱいの一つでも
 触れるかもしれん」

スポーツマンシップの欠片もない、卑しい男である。

ミニスカ
「相手チームが来たわ。
 試合を始めましょう」
ミニスカ
「キーパーを括りつけます」
小林 「?」

どこからか三人の屈強な外人女性審判が現われ、
先生をT字型の柱に括りつけた。

ピーッ

ホイッスルが鳴ると同時に、
副審が先生のズボンとパンツを同時に下ろした。

小林 「どういうこっちゃ」
ミニスカ
「私たちがやるのは、
 『金玉サッカー』といって、
 キーパーの金玉に
 ボールを当てる競技なのよ。
 当たると2点もらえるの。
 オフサイドはなしよ。あっ」

センターバックのミニスカAが、
相手フォワードに簡単に振り切られた。

相手女子
フォ
ワード
「つぶれろ!」

ボスッ

小林 「うう!」
相手女子
フォ
ワード
「やった! 2点よ」

激痛のあまり、先生の意識は朦朧としている。
再び相手が攻めてきた。
今度はサイドバックが左からセンタリング。

相手女子
フォ
ワード
「ヘディングで決めるわ。
 砕けろ!
 あっ、いけない!!」

フォワードは距離を読み違えた。

ガスッ

小林 「うお〜〜〜!」

球をとらえる事はできなかったのだが、
渾身のヘディングが先生の玉に入った。

先生は気絶したのだが、
まだ試合は始まったばかり。
どうなってしまうのだろう。
もっとも、先生の玉など
どうなってもよいのではあるが。

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2013-06-30-SUN

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