KOBAYASHI
小林秀雄、あはれといふこと。

しみじみとした趣に満ちた言葉の国日本。
そんな国のいとおもしろき言の葉を一つ一つ採取し、
深く味わい尽くしていく。
それがこの項の主な趣向である。



其の弐百八拾伍・・・しゃっくり

「ほほう、
 冬の間絶滅したかに見えた紫陽花から、
 葉っぱの子供たちがこんにちはしとるな」

度外れた寒がり先生の周りにも、
確実に春は訪れているようで。

「縮こまって歩いていたもんやから、
 植物の息吹を感じ損ねていたわ」

北小岩 「先生のイチモツが
 縮みこまっているのでございますか」

師が師なら、弟子も弟子。
登場の仕方が似通ってきた。

小林 「俺のお宝は縮んどる状態でも、
 お前の69倍あるわ。
 それはともかく、
 ちょいと寺にでも行ってみるか」

町内には、痔の菩薩が安置されている
切れ寺というお寺がある。
二人は痔主になることを怖れ、
お参りをかかさない。

肛門をかたどった門をくぐり抜け。

小林 「やはりこれが効くんやろな」

お香の煙を肛門にかける。

小林 「お前さっきから見とると、
 肛門1ポコチン2の割合でかけとらんか」
北小岩 「めっそうもございません。
 肛門2ポコチン1の割合でございます」

あほらしいので、
二人のやりとりを気にかけるのはやめよう。

小林 「おっ、小坊主がやってきたで」

師弟は住職のことは敬っているのだが、
小坊主は使い走りをしている頃からの
顔見知りなので、ついからかってしまう。

北小岩 「どうやら、
 しゃっくりを
 しているようでございますね」
小林 「あそこにある犬の糞に
 気づいとらんな。
 踏んで倒れるで」

ぐにゅっ。ずるっ。どたん。

小林&
北小岩
「あはははははは!」

小坊主は心貧しき者たちの期待に
見事にこたえた。

小坊主 「なぜあなた方は、
 人の不幸をお笑いになるのですか。
 ひっく」
小林 「ウンがついても止まらんとはな」
北小岩 「あははははは」
小坊主 「そこまで私を侮辱するとは!
 ひっく。
 ぐいっ。
 喝っ〜〜〜!」

小坊主はノドの奥に手を入れ、
目には見えないのだが、しゃっくりの塊をつかむと
北小岩くんの菊の門に投げつけた。

北小岩
くんの
菊の門
「ひっく!
 ひっく!
 ひっく!」
小坊主 「あなたも。
 ひっく。
 ぐいっ。
 喝っ〜〜〜!」

先生の極小ウィンナーに向け、ありったけの力で。

先生の
極小
ウィンナー
「ひっく!
 ひっく!
 ひっく!」
先生 「まずい、退散や!!」

門を出たところで、
北小岩くんは薙刀を手にした女性の胸に
顔から突っ込んだ。

北小岩
くんの
菊の門
「ひっく!
 ひっく!
 ひっく!」
薙刀女性 「変態!
 ぶつかっといてあやまらない。
 おまけにオナラなんかひっかけて。
 いったいどういうつもりよ!」
北小岩 「オナラではなくしゃっく」
薙刀女性 「往生際の悪いヤツ!
 トワーッ!!」
北小岩 「ぎょわ〜!!」


薙刀が弟子の肛門を引き裂いた。
北小岩くんはその場で悶絶。
そして先生は、
空手の黒帯女性軍団の輪の中に
入ってしまったのだが。

先生の
極小
ウィンナー
「ひっく!
 ひっく!
 ひっく!」
黒帯女性 「何あんた粗末なものを、
 びくんびくんさせてるのよ!」
先生 「いや、これはしゃっく」
黒帯女性 「チェストーッ!」


瓦が砕け散るが如く、
先生のイチモツは木端微塵。
それにしてもしゃっくりは、
いろんなところから出るものなんですね。

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2010-03-21-SUN

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