小林秀雄のあはれといふこと

しみじみとした趣に満ちた言葉の国日本。
そんな国のいとおもしろき
言の葉を一つ一つ採取し、

深く味わい尽くしていく。
それがこの項の主な趣向である。


其の百伍拾伍・・・正月といえば


あけましておめでとうございます。
今年もよろしくお願い申し上げます。
さて、行事大国日本のお正月は、
荘厳な催しが目白押し。
無病息災、家内安全、商売繁盛を願い、
ぜひご参加いただければと思います。

(1)交響曲第69番



第9が年末の風物詩なら、年始の交響曲はこの第69です。
合唱の部分は、男女が交響曲の番号と同じ体勢をとるため、
歌はあまり聴こえてきません。

(2)ちち舞



突然、玄関に乳リンの大きなおばあさんが闖入。
獅子の形相で乳を舞わせます。
五穀豊穣や悪魔祓いを目的としますが、
あまりの迫力に、
悪魔に取り憑かれた状態になる子どもたちが続出。

(3)数の子天井



桐の箱の天井部分に、最高級の数の子が飾られています。
手を使わずに舌を上手に使い、味わう至福。
類似の食べ物にきんちゃくがあります。

(4)除イヤの鐘



ただの鐘かと思いきや、
撞木が当たる部分に穴が開いていて、
鐘をつこうとすると突き抜けます。
つく人、見る人の心の中に美しき音は響きますが、
次第に興奮してくる輩もいます。

(5)ちんコマ回し



自分のぽこちんと同じ太さ、長さのコマを回します。
小さな軸の人は、大きな軸の人のコマをはじきとばして、
何とか自尊心を保とうとします。

(6)お年玉(落とし玉)



頭の後ろに手をやり、ヒンズースクワット。
地面に自分の玉が入るように、
大きめのお年玉袋を立てて置いておきます。
うまく玉が入ったら、そのまま意中の女性のもとへ。
「はい、お年玉」と言って、もらってくれたら成功。
いらない場合は金蹴りをくらい、
落とし玉にされてしまうリスクがあります。

(7)動物愛護マフラー詣



動物の毛でマフラーなんてもっての他。
志を同じくする者たちが、
自分の陰毛でつくったマフラーをして、
動物神社にお参りに出かけます。
自分の毛でつくったコートを着ている人もいますよ。

(8)雪パンツ



雪を南の島に運びます。
全裸になって雪のパンツを履き、
颯爽と美女の集うビーチへ。
雪解け後には、季節はずれのつくしんぼが。

世界に類を見ない、日本ならではの新年のお楽しみ。
お正月って、ほんとにいいものですね。
これからも、古より伝承されてきた日本の心を、
大切にしようではありませんか。

小林秀雄さんへの激励や感想などは、
メールの表題に「小林秀雄さんへ」と書いて
postman@1101.comに送ってください。

2007-01-02-TUE

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