小林秀雄のあはれといふこと

しみじみとした趣に満ちた言葉の国日本。
そんな国のいとおもしろき言の葉を一つ一つ採取し、
深く味わい尽くしていく。
それがこの項の主な趣向である。


其の百弐拾八・・・春のあれこれ


桜の季節も終わり、春もラストスパート。
早春には爽やかな色艶がありますが、
時には遅い春を愛でるのも一興。
晩春の行事や旬、生き物などを、
幕の内的にご堪能ください。

(1)性くらべ



うら若き乙女が自分の性キャリアを柱にしるし、
毎年この時期に競い合います。
1回の性体験につき1センチ。
毎年柱の傷は上昇していきますが、
二十歳前に天井を突き抜けてしまうのは
いかがなものかと思います。
男子はカリくらべをしますが、割愛します。


(2)パイン



女性のおっぱいとワインをブレンドした大人の飲み物。
おっぱいはある程度成熟したものがビンテージですが、
あまりに熟しすぎると評価が分かれます。


(3)たまひかり




春に収穫するコシヒカリ。
米粒の下部が金玉のような形状になっています。
まれに光ることも。
銀シャリとはいわずに、
敬意を込めて金シャリと呼ばれます。


(4)敬膣



ほとんどの人がその道を行き来し、
この世に生を受けました。
荘厳な部位に一礼し、頭を上下動させるのが作法です。


(5)傷心保険



春は旅立ちの季節。
新しい場所で、新しい彼氏、彼女ができて
別れてしまうカップルも多いものです。
使わずにすめばそれに越したことはない保険なのですが。


(6)まんげ鏡



黄金の筒の中に正三角形の鏡をセットし、
中に女性の下の毛と宝石を入れます。
金髪ならなお、その輝きはまばゆいほど。


(7)ゴクブト虫



夏の虫の王様がカブト虫なら、
春の虫の王様はゴクブト虫です。
ハリガタ虫がライバルで、
クヌギの樹液を取り合って角を大きくして戦います。


(8)こうがんレフカメラ



すべてのものを睾丸の目線で撮影。
男ならブラブラ撮ろう!


(9)へんな人



自分の長〜〜いフンドシで、
いろいろなものと綱引きしています。
子供たち、犬、道路標識‥‥。
その勝負に何の意味があるのか誰もわかりません。


(10)子宮式



5月に行われる安産祈願。
顔が子宮型をしているヤギが走り回ります。


よくよく見ると、
あまり春とは関係ないものも多いようです。
春眠暁を覚えずといわれるように、
まだ脳が眠りから覚めていないのですね。
それもまた春。

小林秀雄さんへの激励や感想などは、
メールの表題に「小林秀雄さんへ」と書いて
postman@1101.comに送ってください。

2005-05-05-THU

BACK
戻る