不正解、食べられます!
シロキクラゲ 食
写真と文章/新井文彦

一般的に、女性というものは、
洋の東西を問わず、老いも、若きも、
いつも「美」を追い求めているように思えます。

世界三大美女のひとり、
クレオパトラ7世は、その美貌を維持するために、
真珠の粉や、ロバのミルクを摂取していたとか。
それに類する美容健康食品も多数販売されてますね。

そこで、さらに美しくなりたい!という方のために、
今回ご紹介する商品、もとい、きのこは、
クレオパトラと同じく、世界三大美女のひとり、
中国唐代の皇妃、あの楊貴妃が愛用したという逸品。
滋養強壮、美容などに絶大な効果があるという、
その名も、シロキクラゲ、でございます。

と、何やら、怪しげな口上で始まりました(笑)。

このシロキクラゲ、ご覧のとおり、
透明感ある白色で、触ると、ぷりぷりしてます。
ああ、私のお肌が、いつもこんな感じに、
しっとりしてきめ細かくてハリがあったら……、
と思う人が、いるかもしれませんよねえ。

実のところ、シロキクラゲそのもの、また、
シロキクラゲ含有成分でつくられた美容健康食品は、
コラーゲンや、ヒアルロン酸などと同様、
素材そのものや、成分が、人の美容や健康に、
直接的に有効かどうかは、まだ未知数のようですね。
確実な効果があるのか、それほどでもないのかは、
今後の研究に委ねることにしましょう。

と、いうことで、
もし、シロキクラゲを召し上がるなら、
薬効とか何とか気にすることなく、
単に、旬の食材のひとつとして、どうぞ。

食べ方は、中華料理の具材、デザート用など、いろいろ。
ぷるぷるコリコリした食感をご堪能いただけます。
輸入ものや栽培もののシロキクラゲを見かけることも、
最近では珍しくなくなりましたね。

蒸し暑い夏の夜に、冷蔵庫でしっかり冷やした、
甘いシロキクラゲのデザートを、つるん、と食べる。
想像するに、なかなか乙なものです。
これはこれで、きのこ好きの小さな幸せのひとつかも。

※このコンテンツでは、 きのこの食毒に触れてますが、 実際に食べられるかどうかを判断する場合には、 必ず専門家にご相談ください。
 
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