不正解、食べられます!
タマゴタケ(成菌) 食
写真と文章/新井文彦

幼菌時の「卵」の姿から、さらに成長していくと、
黄色の地に赤系色のだんだら模様の柄を持つ、
大きな赤い傘が、ば〜んと開きます。

その成長速度?は、
夕方に「卵」の先から赤い頭が見えていたら、
翌日のお昼には立派な傘が開いている、という感じ。
本当に、ぐいぐい伸びていきます。

赤い傘、黄色い柄、白い被膜。
タマゴタケは、色も、形も、本当にきれいですよね。

ぼくは、きのこを、
見たり、写真に撮ったりするのが好きなので、
食べることにはあまり執着はないのですが、
傘が開ききっていない新鮮なタマゴタケがあったら、
撮影後に採取することもしばしばです。

味も歯ごたえも、一級品、ですから!

きのこを食べるときは、
煮るなり、焼くなり、炒めるなり、
加熱するのが基本中の基本なのですが、
(生で食べると中毒症状が出るきのこも多い)
このタマゴタケは、例外的に、
サラダに入れるなど、生食でも大丈夫。
マヨネーズとの相性もばっちりです。

ちなみに、きのこの大きさや形や色は、
個体によってけっこう差があったりするので、
見る場合はその違いも楽しみのひとつ。

この写真のタマゴタケは、
何といいますか、ええと、まあ、
男子諸君が大好きな形をしてますな(笑)。

失礼いたしました。

※このコンテンツでは、 きのこの食毒に触れてますが、 実際に食べられるかどうかを判断する場合には、 必ず専門家にご相談ください。
 
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