みなさん、ほぼにちわ!
ほぼ日では毎週日曜日、
「味写道」を連載させてもらっています天久です。
このたび、ほぼ日でもうひとつ、
期間限定の企画を立ち上げることになりました。
その名も‥‥「家庭遺産」です!
富士山がめでたく世界遺産に登録された今年、
さらなる遺産を発掘すべく、
富士山のご当地、
静岡県CCC(静岡市クリエーター支援センター)さんの
協力を得まして発動するコラボ企画でございます。
くわしくは以下の通りです。
ふるってご参加、よろしくお願いします!



家庭遺産、それはどこの家庭にもある、
家族にとって忘れられない、
思い出の詰まった宝物たちです。

ただしそれらは、
万人にとって価値のあるものとは限りません。
他人から見ると、ぜんぜん意味のないものかもしれません。
場合によっては
家族からも、迷惑がられているものかもしれません。

たとえばお父さんが、
家族の白い目もかえりみず集めたコレクション。
お母さんが突然つくりだした、奇妙な手芸品。
こどもたちがまだ幼い頃につくった、謎の工作。
買った当時は家族全員が飛びついたものの、
いまは押入でほこりを被っている健康器具などなど‥‥。

そんな捨てるに捨てられない、
けれどたしかに家族の歴史を刻んだ宝物たちを、
私たちは「家庭遺産」と呼ぶことにしました。
あなたの家庭の思い出の品を、
ぜひ家庭遺産として登録してみませんか?

さて、
家庭遺産とはどういうものか、
ぼんやりわかっていただけましたでしょうか?
ではさらに、家庭遺産の実態をご理解いただくべく、
サンプル遺産をご用意いたしましたので、
ご紹介いたしましょう!

まずはほぼ日スタッフさんであり、
また僕の「味写道」の担当さんでもある
山下哲さんからご提供いただいた「家庭遺産」です。

わたしの息子が、
高校生のときにつくったハニワの数々です。
なんでも一年生のとき、
陶芸の時間でハニワをつくって以来、
授業でもクラブ活動でもなく、
放課後に時間があると、ぶらりと立ち寄って、
ハニワをつくり続けていたということです。
そういう話はまったく聞かされないまま、
卒業式の日、いきなり大量のハニワを持ち帰ってきました。
捨てるに捨てられず、
現在は玄関先に守り神のように並べています。

所有者ネーム  山下哲

これぞ、私たちの求める家庭遺産です!
捨てるに捨てられない家族の思い出、
でももらったご両親も、つくったご本人も、
いまとなっては、なぜこれが
玄関先に並べてあるのか、
首をかしげていることでしょう。
そういう思い出自体の、
なんとなくあいまいなところも、
家庭遺産ならではです。



ちなみに山下さんからは、
各ハニワの単体写真もいただいたので、
いくつかご紹介いたします。


『笠ハニワ』
※笠地蔵のハニワバージョンでしょうか。


『メガネハニワ』
※歴史の先生でしょうか。


『妖精ハニワ』
※かわいい! としかいいようがありません。


『サーフィンハニワ』
※ハニワ界に新しい「波」が!


『レンガ激突ハニワ』
※ハニワでこの表情!……新しい。


『持ってるハニワ』
※ちくわ? 丸めたカーペット?


『へび』
※……ヘビです。

山下さんからの素晴らしい家庭遺産につづきましては、
山下さんのお友達、
みきえさんからご提供いただいたこの遺産です!


うちで飼ってるコザクラインコの
ザク(量産型ではありません)が、
トイレットペーパーの芯を
ついばんでつくったオブジェです。
ひと目見た瞬間、ただならぬ芸術性を感じて、
いまはリビングの飾り棚に置いて愛でてます。
よろしくお願いします。

所有者ネーム  みきえ

間違いなく家庭遺産です!
そしてアート作品です!
前衛生け花のごとく、
天にのびたトイレットペーパーの芯が、
日本の景気と、
家族の繁栄を予兆しているようではありませんか!
ご家族にはもちろんペットもふくまれます。
みきえさんのペット愛を後世に伝える、
たいへん貴重な遺産でございます。


ちなみにこちらが
コザクラインコのザク(量産型ではない)さんです。
かわいい……。


家庭遺産では以上のような、みなさんのご家庭にある、
ちょっと恥ずかしいけど、
でもちょっと自慢したくなるような、
そんなお宝を募集します。
味写をごぞんじの方は、
その「現物版」と考えてもらってもかまいません。

応募していただいた方には全員に、
ただいま制作中の
「家庭遺産公式認定書」を交付いたします。
(画像データを個々にお作りして送信いたします)

遺産の写真と、
それにまつわるエピソードを添えてお送り下さい。
みなさまからお送りいだたいた遺産は、
随時ほぼ日でご紹介。
そして年末には、富士山のご当地静岡で
「家庭遺産展」をもくろんでおります。

さらに詳しい応募要領と注意事項は以下に書いてあります。
それでは、
みなさまからの「家庭遺産」お待ちしております!



2013-10-17-THU





その1
2013-10-17-THU
その2
2013-10-26-SAT
その3
2013-10-27-SUN
その4
2013-11-03-SUN
その5
2013-11-04-MON
その6
2013-11-10-SUN
その7
2013-11-17-SUN
その8
2013-11-24-SUN
その9
2013-12-01-SUN
その10
2013-12-08-SUN






※「家庭遺産」の申請受付はひとまず締め切りました。


あなたの家の家庭遺産を写真に撮り、
それにまつわるエピソードと共にお送りください。
申請要領は下記をご参照ください。


申請要領と登録条件を充たした方全員に
家庭遺産委員会より公式の
「家庭遺産認定書」を交付いたします。
認定書は、登録者のお名前などを個々に入れて、
「画像データ」でお送りいたします。
プリントアウトしてお部屋に飾るもよし、
PCのデスクトップに堂々と貼りつけるのもよし、
ご自由に保存・ご活用ください。
(認定書の送付にはお時間がかかります。
 必ずお送りしますのでしばしお待ちくださいませ)


当コーナーで発表したい家庭遺産につきましては、
より詳細なエピソードをお訊きする場合がございます。
その際、こちらから連絡を差し上げますので、
連絡がとれるご自身のメールアドレスからご申請ください。

※実際の展覧会「家庭遺産展」に
 出品していただきたい作品につきましては、
 1ヶ月ほど遺産を預からせていただくこともございます。 
 その場合はあらためてご相談させてください。




※「家庭遺産」の申請受付はひとまず締め切りました。



 ※ 写真のクオリティは問いませんが、
  全体像のわかるものを。
  とくに注目して欲しい細部、また遺産が複数の場合は、
  一点につき何枚でもかまいません。
  katei@1101.com宛にメールに添付してお送りください。
  (下のボタンから申請できます)
  

 ※ その宝物の解説、
  どんな経緯であなたの家にやってきたのか、
  なぜそれが宝物なのか、
  なんでも自由に想いをつづってください。


 ※ 本名、ハンドルネーム、どちらでも構いませんが、
  本名ご記入の場合、公開の際にはそれが公表されます。 


 不特定多数の鑑賞者に見られてよいものを申請ください。
 寄せられた「家庭遺産」は、
 多くの方々に紹介したいと考えております。
 そのため登録した「家庭遺産」の中からいくつかを当サイト、
 または12月に静岡で行われる「家庭遺産展」で発表します。



※「家庭遺産」の申請受付はひとまず締め切りました。




申請者の中から抽選で10名様に
「ほぼ日グッズのちょっといいセット」を贈呈します。
(何が届くかはおたのしみ)