ほぼ日の塾
■「ほぼ日の塾」第2期生の声。 ──終了後のアンケートより抜粋──
文章には、書いた人の姿勢が
ありありと出てしまうのだと実感しました。
この塾のように、自分をさらけ出して
力いっぱい取り組める環境は、あまりありません。
自分の作ったコンテンツへの反応が、
「反応がない」ということも含めて
すべてダイレクトで、とってもヒリヒリしました。
塾に対する乗組員の方々の姿勢から、
「本気で受け止めるから、
そのかわりみんなも本気で体当たりしてこい」
という想いを感じたので、
安心して全力で課題に取り組めました。
経歴や年齢がバラバラな集団の中で、
いろいろな人とアイデアを
見せあえたことはすごく刺激的でした。
読者の方から温かい感想をいただいて、
「好きなこと」や「素敵だと思ったこと」を
誰かと共有できることは
本当に嬉しいことなんだと知りました。
動機を自分が持つからこそ、
自分に厳しくできる。
そうやってあがいて、もがいて、
ようやくコンテンツは
面白くなるんだと感じました。
同じ課題に取り組み、
同じ舞台で発表したにもかかわらず、
アイデアや工夫やタイミング次第では
とても面白いコンテンツが
できるのだと知りました。
また、同じ課題でも、
取り組むうえで気をつけることや
難しいと思うことが、
人それぞれ異なるのだと実感できました。
こうした体験は、集団で行う
塾ならではのものだと思います。
自分の他に40人の方が
同じ課題に取り組んで、
その成果を読めるという仕組みは
すばらしいと思います。
自分に関係があるものとして読めるので、
面白いですし、勉強になりました。
他の塾生の皆さんが作ったコンテンツも含めて
自分の財産になるんだな、と感じています。
経験の有無に左右されるような
「書くテクニック」の授業ではなかったので、
塾生みんなが同じステップにいる
感覚で参加できました。
「80人クラス」では、
乗組員の方々が組織として
大切にしている姿勢を学びました。
文章を書く仕事をしている人だけでなく、
どんな職業の人にとっても、
仕事をする上で大事なことを
学べる機会だったと思います。
自分の仕事でいっぱいいっぱいだったので、
「実践編」には進まずに「80人クラス」で
とどめておけばよかったと反省しました。
自分の書き上げたものが、
自分の中にある「好き」や
「素敵だと思ったこと」の大きさに
全然到達できていなくて、苦しかったです。
自分の感じた面白さを
読者と共有することは難しい、と
痛いほど感じました。
塾に参加する前は1人の読者だったので、
対談などをまとめる編集者の存在を
意識したことはありませんでしたし、
コンテンツを作り上げるまでに
たくさんの意図や考えがあることを
想像したことがありませんでした。
そんな状態だったので、
いきなり「自由にどうぞ」と
課題を与えられた時は、とても戸惑いました。
ですが、毎回のフィードバックや
塾でのやりとりの中に
コンテンツ作りのヒントがたくさんあって、
自分の中で考えているうちに
課題への向き合い方が変わっていきました。
3か月間課題を出し続けてようやく、
「作文」と「コンテンツ」の違いを
自分の心で理解できました。

「とにかく誰かのためになる
コンテンツを作ろう」と
必死になって書きつづけた経験は、
私の貴重な財産になりました。

「自分の伝える力は成長した」と
自信を持って言うことは、まだできません。
ですが、自分は書くことが好きで
書くことに幸せを感じるんだな、と
改めて気づかされました。
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