90年生まれ。
自由な物書きになるべく、修行中。
人間生活を大切に、がモットー。

山崎ナオコーラさんインタビュー 胃薬のような言葉たち

作家 山崎ナオコーラさんの
インタビュー記事を発表します。

山崎ナオコーラさんは
2004年に会社員として働きながら書いた小説
『人のセックスを笑うな』が第41回文藝賞を受賞。
26歳で作家デビューしました。

今年で作家生活12年目を迎えられる山崎さんに、
作家になるまでの経緯や、
創作の大変さ、喜びについて、率直に伺いました。
言葉を扱うプロの技術的なお話、というよりも
作家活動を通して感じた心の軌跡や、
社会との関わり方についてのお考えなど、
内面的な部分を掘り下げたいと思って、
インタビューさせていただきました。


私が山崎さんの作品を読むときは
真剣に自分と向き合わなければならなくて
でも、心が折れてしまいそうなとき、
が多かったように思います。
仕事や将来について迷ったとき、
大切な人とすれ違ってしまったとき、
山崎さんの作品を読んでいると
自分なりの生き方を模索することを
柔らかに肯定してもらえたような気持ちになりました。

今回、思い切って山崎さん宛てに
お手紙をお送りしたところ、
幸運にもお話しを聞かせていただけることになりました。
お忙しい中、お時間を割いてくださったことを、
この場を借りてお礼申し上げます。

インタビュアーである私は現在26歳ですが、
仕事をやめたばかりということもあり、
未来に対して漠然とした不安があります。

同じように10代、20代で
いま進路や、自分の人生について
もやもやとした悩みを抱いている方が読んで、
もう少し頑張ってみようかな、
と思っていただけたらとても嬉しいです。

全4回でお届けします。

プロフィール
山崎ナオコーラさん
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