ぼーっとしたミーハー通信。

「ほぼ日」創刊からいちども休まずに毎週連載されていた
『ぼーっとした女子高生通信』のゆーないとさんが、
大学生になってしまった時には、
『ぼーっとした青春』と改題しましたが、
学生を卒業したので、またまた改題いたしました。

人間には、ミーハー欲というものがあるような気もします。
大統領やら総理大臣でも、タレントと会ってる写真は、
完全にひとりのミーハーになってるもんねー。

いいのわるいのじゃなく、どうやらいつも
「ミーハーめがね」をかけてるらしいゆーないとさんが、
その視線で見える世界を、毎週報告してくれます。

メモリー芋づる式のeveryday。

このあいだ、配達員の人と並歩していたら、
なーんかやけにニヤニヤしてると思ったら、
車道をはさんで向こうの歩道には、
同じ会社の配達員さんが並歩している。
もちろん、あっちもニヤニヤだ。
お、これはこのあとどうなるのかな?
ふたりは右と左に曲がるとき、
つまり分かれるときに、
ひとりはピース、ひとりは下のほうで手振ってて、
なんかだ、とてもたのしそうでよかった。

どちらも、大きな台車に
たくさんの荷物を積んで運びながら。
あたたかい気持ちになって、
こっちまでたのしくなってしまった。
わかるわかる。
友だちと一緒にアルバイトに行って、
目が合うたびに、目配せをするような気持ち。

なんだか、いいもの見た。
ほかほかした気持ちで歩きながら、
昔に感じたことのある、何かに似ている。
と思って、脳内を検索。

キュルキュルキュルーーーーッポンッ!

そうだそうだ、あれだ!
よくバスに乗っていた小学生時代。
運転手さんの真後ろの、
1番前の席というのはみんなの憧れで、
あそこの取り合いだった。
そこが空いていれば、すぐにそこに乗って、
運転手さんの一挙手一投足を、観察した。
あそこの小さいレバーをあげるとか、
出発前には、左右指差し確認をするとか、
マイクはあそこにあるとか、
色んなことを、じっと見た。
(さすがに全部忘れた)
その中で、わたしが好きな瞬間がときどき
おとずれる。
それは、同じ会社のバスとすれちがう瞬間に、
手で「ヨッ」とあいさつを交わすんだよね。
それがもう、どういうわけだか大好きで大好きで、
一緒になって、「ヨッ」とやっていたものよ。
それだ。あれだ。
あの配達員の人たちのは、
バスのそれと同じだったのだ。
自分の脳も、活性化して、
さらにまた、心がほかほかした。

そこからまた芋づる式に、
たまたまなんだけど、最近バスが好きなお嬢が、
この間はじめて、
ゴールデンシートに座ったんですよ。
例の、運転者さんの真後ろの、あの席。
はじめは席が空いてなくて、
1番後ろにふたりで座ってたんだけど、
ゴールデンシートが空いたので、

「あそこに座る?たのしいよ」

と聞いたら、「うん!」と言うので、
端から端へ大移動。
あのイスは、1メートルちょっとの体には、
けっこう登るのが大変なんだ。
全身を使って、よじ登る。
でも、見える景色がよかったのか、
すごくうれしそうに、ニヤニヤしている。
はじめは横に立ってたんだけど、

「ままは、あっちにすわっていい。
まるちゃん、ひとりでだいじょうぶ」

え。そうなの?
「危ないから」とか言っても、
ぜんぜん聞いてくれず、
ぎゅうぎゅう押しだされてしまう。
見える場所に座って、監視して、
いつでも飛んで行けるように、かかとを浮かせて、
まるで張り込み中の警察のようだなぁ。
とか思いながら熱視線を送る。

すると、ちょっと振り向いて、
ニヤニヤしている。
この感じも、なつかしいなぁ。
色んな場面で、
「いちいちなつかしんでるおばさん」
になっている、わたし。

ひと駅分くらい、ひとりにしておいて、
また近くでそーっと立っていた。
バスなんで、死角もなく、
ひっそりしようもないのだけれど、
ホシは景色や運転席に夢中であった。

それ以来は、

「バスにのりたい」

と言うようになり、
バスを活用したいと思いつつ、
あんまり活用できてないのだけど、
ひたすらバスに乗って、
また乗って戻ってきたりしてみようかな。

そんなメモリー芋づる式のeverydayで
ございます。

最近は、子どもの行きたいところじゃなくても、
少しは付き合ってくれるようになってきて、
自分の「行きたいところリスト」に
動きが出ているのが、地味にうれしい!
もう何年も、増える一方だったからねぇ。

前々から行きたかったギャラリーに行ったら、
なんと屋根裏みたいなところに、
秘密基地のようなスペースがあって、
これまたありがたや。

階段もたのしい。
(なぜずっと半袖か)

山手線を週末に一部とめてやっていた工事。
これは関係ないかもしれないけど、
渋谷がどんどん変わっていくなぁと思いながら、
記録しておく。

それでは今週もがんばりましょー!

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