ぼーっとしたミーハー通信。

「ほぼ日」創刊からいちども休まずに毎週連載されていた
『ぼーっとした女子高生通信』のゆーないとさんが、
大学生になってしまった時には、
『ぼーっとした青春』と改題しましたが、
学生を卒業したので、またまた改題いたしました。

人間には、ミーハー欲というものがあるような気もします。
大統領やら総理大臣でも、タレントと会ってる写真は、
完全にひとりのミーハーになってるもんねー。

いいのわるいのじゃなく、どうやらいつも
「ミーハーめがね」をかけてるらしいゆーないとさんが、
その視線で見える世界を、毎週報告してくれます。

反抗期?

おさむうございます。
冬の公園遊びって、どうしたらいいんだろう。
帽子が必要だね。
まわりを見ると、親は動かないから
けっこうな防寒してるのね。なるほど。
わたしにも帽子が必要であった。
あと、手袋。準備せねば。

公園の森の中の、起伏のあるところを
「ママ、あっち行って」
と言って、ひとりで行こうとする3歳。


▲だいたいいつも、木に隠れて見守る、
星明子スタイルです。

茂みに隠れて監視。
どうやらひとりで、歌を歌いながら、
物語の主人公になりきり?歩いているようだ。
先回りして、ひっそり座って待つことにした。
足元を見ながら歩いてるから、
なかなか気づかない。
しずーかに、こっそり座って待つ。
目の前に来たときに、
「はっ!え、ふたつ、ママいるの?」
と言ってきた。なるほどー!
後ろにいると思っていた母が、
前にいたからびっくりしたんだね。
ただびっくりするだけじゃなくて、
「もしかして、ふたりいる?」
という気付きへの発展。おもしろいわぁ。
その後も、それがすごく印象的だったようで、
「え、ママ、3つなの?」
「1だけだよね?ママは?」
と言っていた。

しかし、なにかと
「あっちいって」
「ここでまってて」
と言う自立した3歳。というか、イヤイヤ期?
どうやら、イヤイヤ期の次の反抗期というものが
ありそうで、
その片鱗が見えてきたこの週末・・・。
「そういえば、イヤイヤ期ちょっと落ち着いてきたなぁ〜」
って思ったのも束の間だったのかしれない・・・。

駅の改札手前で、ごきげんを損ねてしまい、
ずっと泣いてなだめてというのをやっていた母娘。
何かで機嫌を取るしかないと思って、
駅の売店でゼリージュースを買い。
ちょっと落ち着いたときに、改札をくぐってエレベーターに
乗ろうとしていたら、
「はい、これどうぞ」
と、知らないご婦人から畳んだメモ帳を渡された。
「え?あ、なんだろう、ありがとうございます」
「バイバーイ」
笑顔で去っていくご婦人。
なんだろう、電話番号かなぁ・・・?な、なぜ?
エレベーターの中で開いたら、なんと!

アンパンマンとバイキンマン。
えーーーーーーーーーーーーーーー!
「アンパンマンとバイキンマンだよ!」
と3歳も、泣き腫らした顔でびっくり。
「やさしいおばあさんだったね」
「おばあさんじゃないよ、おばさんだよ」
「やさしいおばさん」
もう、わたしたちは感動しちゃって。
あんな大人になりたいものだ。
うちらのやりとり、ずっと見てたのかなぁ・・・
恥ずかしいなぁ。
あわてて、ササッとこの絵を描いてくれたのかなぁ。
いろいろ考えるだけで、ちょっと涙がじんわりと。
どなたか存じませんが、ありがとうございました!
お礼を言いたくてホームで探したけれど、姿は見えない。
ありがとう。
こういう親切な人に出会えて、
わたしたちはラッキーだわい。

さ、次は12月に会いましょうね〜。
寒さに負けずがんばろ!

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