ぼーっとしたミーハー通信。

「ほぼ日」創刊からいちども休まずに毎週連載されていた
『ぼーっとした女子高生通信』のゆーないとさんが、
大学生になってしまった時には、
『ぼーっとした青春』と改題しましたが、
学生を卒業したので、またまた改題いたしました。

人間には、ミーハー欲というものがあるような気もします。
大統領やら総理大臣でも、タレントと会ってる写真は、
完全にひとりのミーハーになってるもんねー。

いいのわるいのじゃなく、どうやらいつも
「ミーハーめがね」をかけてるらしいゆーないとさんが、
その視線で見える世界を、毎週報告してくれます。

おかえり、カメラ。

先週お伝えしておりました、子のカメラ。
週末なくし、月曜日の閉店・・・閉店じゃないよな、
閉署(?)ギリギリに警察署に行き、手続きをして、
無事回収できましたよー。やったよー。

「おそらく、ご自身のだと思うのですが、
念のため確認させてください。
中にはどんな写真が入っているかわかりますか?」
「えっと、子どものカメラでして、
子どもが撮った、お友達とか、
大人の写真ですかね。わたしとか・・・」

カメラの中を何枚も確認している、ご担当の方。
わたしは心の中で、ひっそりと祈っていた。

「すごくさかのぼって、父のチクビの写真まで
たどりつきませんように・・・」

たぶん、たどりついてはいないと思うけど、
ちょっとだけハラハラした。

「写ってらっしゃいますもんね」

と言って、わたしが写った写真を見せてくれた。

「はい。そうですそうです。わたしです」
(もうそれ以上、戻らないでくれー)

名前や連絡先が書いていない落とし物は、
「わたしのものです」という証明ができないから、
「もしもわたしよりも、ふさわしい人が現れたら譲ります」
みたいなの文面にも、サインしなくちゃならないのね。
いろいろ、勉強になりました。

でも、ほんとよかった。
「まるちゃんのカメラ、あったの?」
本人も言っていたが、ほんとにおどろいた。
日本ってすごいな。
親切などなたかは、
「持ち主の方に戻ればそれでじゅうぶんです」
とおっしゃったらしい。
感謝です。ほんとうにありがとうございました!
わたしも、子どもの大切そうなものを見つけたら
やっぱり届けるかなぁ。
なんてったって、小学校の近くに立っていた
おまわりさんに毎日のように、
一円玉を届けに行っていたこのわたしですよ。
「もういいよ!」
と漫才ツッコミさながらで言われたわけではないけど、
そんなようなことを言われた記憶。
幼心に、お金の額の上下関係を知ったのでした。
他にも、拾ったお財布を届けたり色々していた。
得意技の片っぽ系に関しては、
交番などには届けずに、
落ちていた場所でできるだけ目立つ場所に置く
ということをしているんだけど、
もしかするとこれも、あまりに長期化していたら
交番に届けた方がいいのだろうか?

夏からずっと、ほぼ日オフィスの下にいる、
トリちゃん。
はじめは標識にひっかけてあったんだけど、
途中、ちょっと移動しつつも、
まだいる。

雨の日も、風の日も、地震の日も・・・。
これも、交番に届けた方がいいのだろうか・・・。
自分がなくしものをしたときには、
落としたであろう道を戻って、キョロキョロして、
見つからなかったら、交番に行くしかないもんな。
どこかのおくさーん。
トリちゃん、ここで待ってるよー!

さ、すっかり秋。
今週もがんばってまいりまっしょうぃ〜。

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