ぼーっとしたミーハー通信。

「ほぼ日」創刊からいちども休まずに毎週連載されていた
『ぼーっとした女子高生通信』のゆーないとさんが、
大学生になってしまった時には、
『ぼーっとした青春』と改題しましたが、
学生を卒業したので、またまた改題いたしました。

人間には、ミーハー欲というものがあるような気もします。
大統領やら総理大臣でも、タレントと会ってる写真は、
完全にひとりのミーハーになってるもんねー。

いいのわるいのじゃなく、どうやらいつも
「ミーハーめがね」をかけてるらしいゆーないとさんが、
その視線で見える世界を、毎週報告してくれます。

スローモーションなひとコマ。

ねー!11月もおわるにちは!
はっやー。どないなっとんねん!
時間泥棒は、だれだ。あいつだ。
毎年そんなことを言っているけれど、
やっぱり今年は特に、盗まれた感強いねー。
このあとも、また盗まれてしまうんだろうか。
盗まれずに、どうにか、みんなで踏ん張りたい。
がんばりましょう。

週末にあった、ドコノコのオフ会中には、
3人を産み育てた先輩母の床屋かなぶん先生に、
近くで子と遊んでてもらっていて、
子も犬とふれあい、よろこんでいた。
が、昼寝をほとんどしなったので、
ちょっぴりと機嫌が悪く、
ちょっとしたことで思い通りにいかないと、
「いやだぁ〜」なイヤイヤマン。

移動のために、電車に乗る時に、
無人ベビーカーを持ったかなぶんさんと、
子を抱っこしたわたしが、
目の前にいた電車に飛び乗った!

別に急い〜でないけど 前にいられる〜と
飛び〜乗る♪
ってな具合で、ドルチェ&ガッバーナ的に
急いでないのに、前にいたらついつい、飛び乗っちゃうの、
なんで〜〜〜。
飛び乗り、扉がしまる。
が!
ホームにコロンと落ちているのは、
その日にかなぶんさんにもらったばかりの、
チコちゃんのぬいぐるみ!
すかさず、足を扉にはさんで、阻止しようとするも、
さすがに取りに戻れずに、
ホームに転がるチコちゃんをお兄さんが拾い、
「どうしよう・・・」
という目でこちらを見ている。
地面を指さし、
「そこに置いておいて!」
というジェスチャーで精一杯伝える。
15秒くらいの出来事。
伝わっているだろうか・・・。
「チコ〜〜〜〜〜」と車内で泣き叫ぶ、子。
おろおろする、わたしたち。
次の駅ですぐに降りて、反対の電車に乗り込み、
ドキドキしながら戻る。
電車がホームに到着。するが・・・?
ん?足元を見ても、ない。
ああ、あのお兄さん、どこに置いてくれたんだろう。
まさか、持って次の駅に行ってないかしら。
すれ違いになっちゃったかな?
「チコ〜どこや〜〜〜〜」
あ、なんか小屋を発見。近くにいた駅員さんに
「あのーう、1本前の電車に乗ったんですけど、
ぬいぐるみを落としてしまいまして・・・」
「あー、預かってますよ」
やったーーーーー!
チコちゃん〜〜〜〜〜おかえり!
お兄さん、ありがとう!
意思疎通がうまくいってよかったよ。
すまなかった。また会えた。
もうどこにも行かないでね!
電車に乗って、振り返ったときには、
まるでスローモーションのようで、
ドラマチックな10分くらいの出来事。
ドラマチックで、スリリングな毎日よ、ありがとう。


▲なんだかよくわからないけど、
たのしそうに、牛のおもちゃでひとり遊ぶ。

君も、何をしてもさまになるので、
なんだか常にドラマチック。

さ、12月もがんばろーうぉ〜!

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