毛ものよ、今日も有難う。

2018-03-05

ときどき、びっくりするときがある、
どうして自分の腹の上に、見ず知らずの、
血のつながりもなければ、
種族も違う、毛だらけのやつが
我が物顔で、寝ているのだろう。
どうしてわたしはそれを、
起こさないように、こそこそと動いたり、
突然だとびっくりしちゃうから、
じわじわと態勢を変えたりしているのか。
こんなに気を使ってることなんて、
”ほんにん”はつゆしらず、
「なにやってんだよぉ」と言わんばかりにため息をついて、
まだ決まりきってない途中なわたしの態勢の上に
さらに定位置を求め、顎をのせて、
すぐに目を閉じて、ため息をつく。
なんだこのいさぎよいほどの、上下関係！
（実際に、見た目も、むこうが上でこっちが下）
こんなこと、やって許されるのは、こどもか、毛もの。
この毛ものは、自分がいないと生きていけなくて、
すべてをわたしに頼っている、とっても弱い存在。
なのに、さっきも書いたように、
平気でひとに対して、ため息をついたりする。なんなんだ！
怒っているわけではない。
感謝しているのだ。あぁ、ありがたや。ありがたや。
（支離滅裂？）

彼らがものすごくえらいのは、
寝起きでも、とってもかわいい。
うつぶせで寝ても、目も腫れないし、
すっぴんでつねにかわいい。
ときどき、寝ぐせで顔の形が変わって、
一部がものすごく平べったくなったり、
つぶれたりすることもあるけど、
それももちろんかわいいし、
どんなタイミングでも超絶かわいいのだ。
あやかりたいわよぉ。えらいわねぇ。

こんな中身の人がヒトだったら、
みんなから人気者なんだろうか。
すごくうまくいけば、愛されるタイプになるけど、
ほとんどの場合がそうじゃないだろうなぁ。

何年一緒に暮らしても、うれしくてうれしくて
トイレだってだいぶがまんしちゃうのが、

これ。

これは、極上のやつ。
「襟巻系」とか、「尻に敷かれてる系」
（ほんとうに、だいたい尻に敷かれている）
とか呼んでいるのだけど、
うちは、これは必ず毎日のものじゃないし、
いちばんのごほうびみたいなやつだから、
出ちゃうと、ほんとにトイレをかなり
がまんしちゃうかも。
頬を寄せている位置が、たとえ
彼らのおしりの近くだとしても、
おしりのことはないし、
基本的にはとてもきれいなので、だいじょうぶ。
（ねこは、きれい好き）
ときどき、前足が喉の、鎖骨の上の
真ん中にある何もないスポットに
スポッと入ることがあって、
寝てたりすると、ほんとに苦しくて
むせて大騒ぎになるのだけれど、
それもまた、ごあいきょう。だいじょうぶ。

これのさらに上が、これ！

これはもう、ロイヤルストレートフラッシュみたいなもの？
（ポーカーのことをよくわかっていない）
完全に、お手上げっす。何もできない。
わたしも一緒になって、目をつぶることしか。
極上のしあわせタイム・・・。
（ほんとうはちょっぴり、苦しい）

これは、うちの定番。
ねこが塀の上にいるのをよく見ると思うのだけど、
そんな感覚なんだと思う。
これも、２匹で縦列駐車みたいになるときもある。

こういうパターンの２匹でせめてくることも多々。

日々、「モテている」というのは、
こんなにも、うれしいことで、
飽きないし、ありがたいわぁ。
とにかく、この毛ものがいる不自由さが、
一見、不自由だけど、
こんなにもすばらしいものであるということを
あらためて書きたくなったので、書きました。
毎日、ありがとう。

さらに、恒例のお２匹さんコーナーに
いっちゃっていいですか。
ネコアレルギーの方、
目にやさしくなくて、ごめんなさいねぇ。
ま、わたしもネコアレルギーなので、
許してちょんまげ！

この週末、いちばん笑かしてくれたのが、これ。

こっわいよ！ものすごくこわい！

やめてーーー！

どういうわけだか、ずーっと目は開いてるの。
写真撮っても動かないし、まばたきもしない。
あったかくて気持ちいいということは
わかるんだけど、
完全に怪談話のときの照明で、
目も閉じないって、おもしろすぎるから！
何十分もこうしていたので、
ほんとうに魂がなくなっているんじゃないかと
心配になったけど、だいじょうぶだった・・・。
なんだったんだろう。

あとまじめな顔で、横に寄り添ってくれてるやつ。
牛はわりと足元が多くて、
ミッツは、わりと上の方が多いので、
こういう写真が多い。近い。

います。ちょっとテレビが観えないくらいに、いる。
同じ日かと思いきや、別の日。

よく、目の前を、往来する。

今週も来週もかわいくてありがとう。
さ、花粉に負けないで、がんばってこー！うぉー！