ぼーっとしたミーハー通信。
なんだか一生、こうなのかしら。

<モンゴル女子4人旅。(後編)>

9月も中旬でございます。
大雨の被害はだいじょうぶだったかしら・・・。
一日でも早く、みなさんがもとの生活に戻れますように。

さてさて、前回のつづきの
モンゴルレポートですっ。

前回の、日陰を探し出してランチをした時点で
すでに3時間くらい馬に乗っていたから、
紀子さんは、
「あたし午後は、馬やめとく!」
と、1回休憩することに。
こういうときのために、
車がなんとなーく並走していたのね。
すばらしき、はからい!
電話で車を呼び出して、
「ひとり降りるから、車に乗せてくれ」的な連絡。
なーーーにもない平原で馬に乗りながら、
iPhoneで電話をしている彼らの姿は、とても奇妙です。


▲なにもない。

紀子さんが休憩ということは・・・馬が1頭、余る。
そのとき乗っていたわたしの馬は、あばれ馬だから
ひもでつないでもらいながら、歩いていたけれども。
どどどどどうなるの!?
どうやら、乗りながら、
誰も乗ってない1頭を引っ張ればいいらしい。
すっげー!
で、わたしはと言うと、紀子さんの乗っていた馬に
乗り換えて、出発。
あばれ馬ちゃんに比べたら、
あまりにも乗りやすくてびっくりさ。

午後もひたすらに馬に乗りながら進む。
「あとどれくらい?」
「いま3分の1だから、3分の2?」
「え!そんなに!?」
というやりとりもありつつ。
牛の群れの間を、
「おじゃましま〜す」
って入っていったり、時には道路も歩きます。



「亀石」っていうへんな大きい岩の観光地まで行って、
一応記念写真。


▲かんじんな岩がほとんど写ってないのと、
 左端に落ちてる物体は、
 露天のお土産を、馬が顔で落として、
 そのままにしていたやつ・・・。

遠い所までがんばって行ったはいいけど、
そのまま馬に乗って帰らなくちゃならないわけですよ。
さー、たいへん。
ちょっと疲れたけど、がんばるどー!
行きは、山の周りをぐるりと行ったんだけど、
帰りは、山を越えて行けば、近道だって。

途中、泊まってないキャンプ場に勝手に入って、



番犬?の、こっちでは珍しい小型犬に
異様に吠えられて、



山をのぼる。


▲無人馬を1頭を引く。

まるでスイス!行ったことないんだけど。





こういう景色の中にいると、
『MAD MAX』のロケできるなぁ〜とか、
ちょっと『アンダー・ザ・ドーム』みたいだなぁ〜とか
思っちゃう自分・・・。どうなの。
現実なのに、作った世界にあてはめてしまうんだなぁ。

その日はけっきょく10時間くらい馬に乗っていた!
一緒に並走していた車が60キロ走ってたんだって!
わたしたち馬班は山を登ったりしてたから、
80キロくらい移動したんじゃないかという話。
すすすすすごくね!?
わたしたち人間もがんばったけど、
馬、よくがんばったな〜〜。ありがとう、馬。
やっぱりこっちの馬は、日本の馬と比べて、
タフだし、長生き。
でも馬が、もうすぐ寿命だなと思ったら、食べる。
それが、遊牧民の生き方なんだって。
そっかそっか、そうだよね。なるほど。

キャンプ場に帰って、ごはんを食べたあとは
すぐ近くでヤギを飼育しているところに
おじゃまさせていただいて
(農場だったのかな?何も知らない)、


▲ヤギのみなさん。

一瞬、ヤギの乳搾り体験@真っ暗。
ぜんぜんうまくできなかったけど、やったやった。


▲「出ないよ〜!」

あ、そうそう、ごはんのときに出てきた、
揚げパンみたいなやつが
あまりにも、指にそっくりで。



「指ごっこ」をして、大爆笑の日本人たち。


▲右手が本物の指で、左手がパン。すごい?すごい??

モンゴルのひとたちは、
「なにやってんだか」みたいな苦笑い。
これ、通じないのか〜〜〜。おかしいなぁ。
これが、ユーモアの壁か・・・。

次の日は、スガノさんとわたしの最終日。
(紀子さん、金井さんは、
 わたしたちの倍くらいの日数滞在!)
昼には都会へ帰らなければならないけど、
その前に、1時間だけまた馬に乗る。
昨日一日がんばった馬たちは、夜平原に放たれて、
朝ガイドさんたちが回収してきてくれる。
んだけど、どうやって見つけるのか??
名残惜しく、馬に乗った日々を思い出しながら、
馬を乗りしめる。(踏みしめる的な感じで)

日本在住のトックン以外のみんなは、
今は都市のウランバートルに住んでいるけど、
こっちの方で育った人たち。
こどもの頃から、馬に乗って、乳しぼりとか、
いろんなお世話のお手伝いをして、暮らしていたみたいで、
サバイバル能力というか、生きる力が備わっているのよね。
すごいわ〜。
いちおう、東京生まれ東京育ちという
「シティ派」なひびきの自分とは、まったくの別世界や!
今回の旅は、その別世界を体験できた気分ですよ。
こういう非日常は、いいねぇ。

夜になると、
キャンプ場の本館みたいな建物がしまるから、
トイレも使えなくなっちゃう
(=外でするしかないんだけど、周りに何もなさすぎだし、
  つけてくれてる大きい照明と、月明かりのおかげで、
  どこに行っても見えちゃう・・・)こととか、
「ストーブをつけてください」とお願いしても、
いつになってもつけに来てくれないこととか、
夜になると冷えるのに、
熱かったり冷たかったり、
ムラのある上に水圧のないシャワーとか、
寝てると急に耳元で馬が「ブルルンッ」って言う
声がする
(馬〜よ〜ゲル一枚 へだてて〜今〜♪みたいな)とか、
ゲルに入ってきちゃった蛾がうるさいとか、
インターネットがまったく通じないとか・・・。


▲朝、電波乞いをするスガノさん。

どれもこれも、ものすごく非日常の
アウトドア的生活だったけど、たのしんだなぁ〜。
これはもう、またぜったいに行きたいよ。
時差もないし(サマータイムになると、時差0時間!)、
5,6時間で直行便で行けちゃうし!
とってもとってもオススメだわよ!!勝手にPR大使だよ!

そうそう、
「わたしたち、買い物とかぜんぜんしないから!」
って言ってた女子4人は、街に行ったら行ったで、
ちゃんといろいろお土産を買ったりしましたよ。
旅といえば、地元のスーパーマーケットに行くのが
お好きな方は多いと思うのだけど、
わたしたちも、もちろん連れて行ってもらって。


▲陳列すごい。

モンゴル塩を買おうとしていたら、
おばちゃんがなぜかおまけしてくれたのよぉ。
でも、ガイドのトックンが笑っている。
そのわけを聞くと、
スガノさんに、
「そっちの女の子にこれも、あげるわ」
的なことを言ったあと、
「その男の子にも、これあげるわ」
的なことを言っていたようで。
そうです。ひさびさ、何年ぶりかしら・・・
男の子に間違われたりしたけれど、わたしは元気です。
おまけもらっちゃったからね。ラッキーラッキー!
どうやらモンゴルのマーケットでは、
隣の店でも買ってあげなくちゃならないらしく(?)、
隣の店の人が、待ってる。
品ぞろえもまったくいっしょの、別の店。
仕方なく、そっちでもちょっと買い物をして。
やっぱりお買い物も、たのしいわたしたちなのでした。

ああああ早くまた馬に乗りたい!
乗り方とかまったく教わってないし、
上達したんだか、してないんだかもわからないけど、
馬慣れは確実にしたから、日本でも早く試したいなぁ。
「趣味」の項目に「乗馬」入れちゃう感じになっている、
なんなら「モンゴル」も加えたい気持ち。

旅中は、お2匹に会えないことが、つらいね・・・。



▲あんた、どこ行ってたのよーーーー!



▲馬馬言ってるけど、わたしは牛ですよ。



▲ふて寝その1。



▲ふて寝その2。

以上、長くなってしまいましたが、
勝手にモンゴルPR大使でした。
お付き合いいただき、ありがとうございました〜。
あ!今週末は、「いぬねこなかまフェス」だよーーー。
きっと楽しいあるよー!グッズもあるあるよー!

ゆーないとさんへの激励や感想などは、
表題に「ゆーないとさん」と書いて、

postman@1101.comに送ろう。

2015-09-14-MON
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