＜でっかいクモ！
〜それは「ラ・マシン」〜＞
ちわちわちくわっすーーーーっ！
週末は、大学の先輩の結婚式に呼んでいただき、
初の「新郎に呼ばれた」タイプの参加をしてきたよ。
新婦も、わたしと同じ学年の子だから、
もちろんお友だちなんだけど、
新郎とは、カラオケ友だちで、
よく遊んでいただいたため、
そのような参加となりました。
やっぱり、何度出席しても、泣けるねーっ。
鉄板の、「新婦の手紙」ではもちろん泣けたんだけど、
今回は、新郎のスピーチにも、泣けた！
なんていい男！
わたしの友人の中で、いちばんのいい男だ、彼は。
そう、確信しましたよ。
結婚式前に、寝言でスピーチを練習していたらしいけど、
その成果があったんだなぁ〜。
あのスピーチ、iPodに入れたいくらいに、感動したー。
久しぶりの友たちにも会えて、よたったでござんした。
おふたり、おめでとう！
さてさて、週末、横浜開港150周年のイベントの中で、
巨大クモが出現したの、知ってる？
テレビでも、ちょこちょこやってたみたいよね。
前々から、そのクモを作っている
フランスの劇団「ラ・マシン」のことは
ニュースとかで見てて、気になってたのよ。
巨大な女の子とか、巨大な動物とかが、
街の中を歩くパフォーマンスをやったり、
してるって、言うじゃな〜い。
（控えめに久々登場、byギター侍）
女の子なんてさ、たしか、
まばたきだってしちゃうんですよ。
そのDVDもそろそろ出るっていうから、
すっごい気になってるんだけど、
その、「ラ・マシン」のクモが、
横浜で大暴れするって聞いてて、
ぜったい行こうと思ってたの。
土曜日に行ったひとたちの感想を聞いてたら、
水が噴射してきて、びしゃびしゃになっただの、
雪みたいなのが降ってただの、
子どもが泣いてただの、ジブリっぽいだの、
色々言ってて、うらめしやーっ！
あ、じゃなかった。うらやましーっ！
そして、日曜。
仕事を済ませ、時計を見ると19時前。
さすがに、もうやってないかしら・・・
やめちゃおうかな。いや、でも、
やってるかもしれないじゃないか！
ここで行かなくてどうする、俺！
ダッシュで電車に乗る。
やっぱり途中下車して、家に帰ろうか、どうしようか。
ノーーーーーーーーーー！！！がんばれ、俺！
自分にムチ打ち、行ってみた。
駅を降りても、特には何の気配も、ない。
大丈夫か？？？
しかし、警察とか、警備のひとが暗闇を彷徨い、
ちょっと、ただならぬ雰囲気。
心細いよーっ！
クモの、昼間のタイムスケジュールは知ってたんだけど、
夜のタムスケジュールがわからないから、
とりあえず、赤レンガ倉庫へ向かってみる。
あ、あった！これ、クモ？
いや、これは、工事現場のユンボです。
もしかしたら、ショーをやってるかもしれなくて、
何はともあれ、急がなきゃならないのに、
こんな、ただの工事現場でわざわざ立ち止まって、
写真を撮ってしまう、俺。ああ、無情。
赤レンガ倉庫に着くと、
撤収感ムンムンで、トラックが何台も出ていき、
なんか、色々片付け中って感じで、
すごい不安！
わ〜。あっちに、たくさんのお花がいっぱいで、
きれ〜〜〜いだわぁ〜。
ハッ！
わしは、コレを見に来たんじゃないじゃない！
肝心のクモは、もう終わったのか？？？
こういう時は、ひとに聞くのが一番！
撤収作業中のお兄さんに、話しかけてみる。
「クモ、います？？？」
「あ、はい、ちょうど今、あっちの方の、
この音楽が聞こえてくる方で、やってますよ」
「おおおおお〜っ。よかったぁ〜」
「海上保安庁わかります？」
「はぃ・・・」
「そこの前です」
「はい！ありがとうございました！」
やってるってよー。
その情報が、あまりにうれしくて、
海上保安庁って、知らないのに、
「わかる」って言っちゃった。
とにかく、音の聞こえる方へ、走る！
すると・・・あれか！
近づいてみると、すごい人だかり。
の、奥に、クモ！
でででででかいーっ！
なんか、煙出てるし、大変じゃん！
音楽の雰囲気から言って、
二匹のクモの愛のメモリーを上演中っぽいぞ。
ものすごい哀しい感じの、せつないたぶんラブ。
おおおーーーー。
わー。
おーーーーっ！
ぎゃーっ！熱っ！まるで爆発！
説明させていただきますと、
右の方で、小さな島の上にクモがいて、
その島を、船が引っ張ったりして、
すごい上手にコントロールしているっぽい。
危険、危険、船！
そして左にいるクモは、
どんどんクレーンで持ち上げられて、しまいには
宙に浮いちゃった！
クモは、操縦役の人がたくさん乗ってるはずなのに、
浮いちゃったよ！大丈夫かい！
わー今度は、右も、水を噴射しながら、
どんどん火がボーボー！
すげーっすげーっ！フィナーレっぽい！
20分くらい、見てたかなぁ。
燃え尽きた右のクモが、どんどん遠くに
流れていく。
すると、とつぜん、左のクモの下に、
人間が整列し始めたぞ。
もしや、もうすぐ、終わる？
右のクモは、どんどん小さくなっていく。
そして左のクモは、哀しそうに、
白い雪みたいなものを噴射しながら、
動かなくなっていく。
・・・死んじゃった？どっちも、死んじゃったの？
ジャジャーーーーーーン。
終。
整列してたひとたちに、スポットライトが当たり、
一同、おじぎ。
わき起こる拍手と歓声。
なんか、よくわかんなかったけど、
終わったー。すげかったーーーー。
見れてよかったよぉ〜。
これは、すごいわ。
ものすごく多くのひとが、大忙しで
操縦やら、なんやらしてるんだろうし、
ものすごいことだー、こりゃあ。
今度は、近くで見たい！
目の前を歩いてるところを、見たいなぁ〜。
昼間のショーは、目の前を歩いてたみたいで、
乗ってるひとたちが丸見えだったらしい。
乗り物好きとして、ぜひとも乗りたいっ！
ガンダムとか、エヴァンゲリオンみたいで、
たのしそうだよね。
いやぁ〜。すごかった。満足満足。
帰りがけには、さっきは撤収ムードに包まれて、
寂れて見えた赤レンガ倉庫前も、
お目当てのクモを見れた後だと、
パラダイスに見えちゃうわ。
かわいいお花の前で、せっかくなので、写真でも。
ぼけぼけやんけ。
花、ちゃんと写ってないし。ま、しょうがない。
奥の方には、鐘が。
見ていると、アベックたちがふたりで、
鳴らしている。
じゃ、せっかくなので、わたくしも失礼して。
ひとりで、両手を使い、左右の鐘をつきまくる。
む、むなしい・・・。
ま、クモ見れたし。よかったよかった。
こりゃあ、見るっきゃないよ！
また、動かないのかなぁ。ほんと、要チェックですよ。
しかし、はじめは
「なんでクモなんだよーもっといいのあるだろ！」
と思ってたんだけど、
なかなかどうして、おもしろいね、クモ。
「ラ・マシン」たちは、
なんで、クモにしようと思ったのだろうか？
「ラ・マシン」のこと、もっと知りたいな。
世界に目を向けると、色々ありますなー。
いやーっ、きもカッコよかったダス。
ばんざい開港、150周年！
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