ぼーっとしたミーハー通信。
なんだか一生、こうなのかしら。

<7人の侍、長崎へ行く。(前編)>

家の中で使ってる吸盤のフックが、
家帰って来て、落ちているのを見つけると、
すごいどよ〜んって落ち込まない?む?まない?
あたしは、バスタオルを
吸盤のフックにかけてるんだけど、
吸盤が落ちたことで、かけてたバスタオルも、
ぐっしゃぁ〜んってなってるし、
もう、どっよ〜ん。だよね。

いやー週末は、超アクティブ&アグレッシブ&ソウル!
って感じでしたよ。
実はね、中高の同級生7人で、
長崎に一泊旅行してきたのだ!
別にいつも遊んでいるわけではないけど、
いつもの輪の次に大きい輪みたいなさ。


こんな感じよ。
(図解するほどでもないな・・・)
だから、仲良しではあるし、
なんてったって、やっぱりベッタリではないにしても
6年間同じ生活をしてきた人々だから、
なにかと、楽(らく)だし、楽しいのよね。

なぜ、突然長崎に行ったかと言えば、
長崎にある、今は誰も住んでない島であり、
「世界遺産」にしようと言われている軍艦島を、
近くで見たい!っていう話を2年前くらいからしてて、
こんな梅雨の時期だけど、やっと決行したの!
で、募ってみたら「7人の侍」。
または、「七福神」が集まったのですよ。

7人で旅行なんて、なかなかの大所帯だから、
もう前日とか興奮して眠れなくてさ。
飛行機に7人で乗るとか、想像しただけで、
超楽しいじゃん!鼻血もんですよ。

で、朝の10時に、わたしのお気に入りポイントである、
羽田の展望ラウンジに待ち合わせ、集結。
案の定ひとりは、金属探知器をくぐったところで、
ビーって鳴って、
一同どんどんテンションあげてゆく!

飛行機の中では、寝ればいいのに
やっぱり興奮して眠れず、
絵しりとりとかしてたら、あっと言う間に長崎空港!

まずは7人乗りの車をレンタルして、
名物を食らおう。ということで、
街に行く。
前日に、おいしいお店をネットで調べてたら、
「糸井重里氏も絶賛の店」って紹介されてた
チャンポンのお店があってさ。
「康楽(かんろ)」っていう有名なお店なんだけど、
こりゃあなにかのご縁だ行くっきゃない!ってことで、
行ったですよ。
そしたら、夕方からしか開かないってことで、
ひとまず諦め。
うちらの超がつくほどの空腹を
満たしてくれるお店を探したんだけど、
時間は14時を回ってて、開いてるお店が全然ないの。
困り果てて、地元民の人においしいお店を聞いてみる。
「キムタクも来たらしいですよ」
の一言で、即決定。
「よこはま」っていう、チャンポンのお店で
全員チャンポン初体験!
「キム様は、どこに座ったのかしら」
と少しそわそわしちゃいながらも、
いただく。
うめ!
とんこつラーメンに似てはいるけど、
食べたことない味でびっくりしたんだけど、
おいしい!
最後は、通ぶってご飯を入れて食べてみちゃったりね。
ちょこっと街中を歩いてみて、
真横を通るチンチン電車に恐れを感じながらも、
超有名店「福砂屋」のカステラを買ったり、
なぜかコンビニで一盛り上がりしたりして、
ひとまずホテルへ。
グッパージャス
(グーとパーだけ出して、ペアを分ける方法)で
部屋メイトを決め、
3人部屋、2人部屋2つで散らばる。
3部屋お隣同士の部屋だったから、
みんなでそれぞれの部屋のベランダに出て、
「おーい」とか言って、またひとしきり大はしゃぎよ。
修学旅行みたいでさ。
ついつい、いちいちはしゃいじゃいますよ、やはり。

んで、夜ご飯までの時間、
観光ではなく、なぜか運動しようってことになって、
ホテルの近くの港にある芝生の広場で、超汗をかく!
フリスビーでしょー、手つなぎ鬼でしょー、
色鬼でしょー、氷鬼でしょー、
だるまさんがころんだでしょー、組体操でしょー、
リレーでしょー。
小学校の頃やってたような休み時間の遊び方、
一通りやってみて、みんなゼーゼーハーハー!

組体操の一部、ピラミッド!

ひとしきり汗かいてから、
喉の渇きが限界にきたところでの、
水分補給!
こりゃあ、最高だろうと!
その快感だけを夢見て、
ダメ押しに、
ジュースの自動販売機のある所をゴールとして、
そこまで馬跳びで移動しよう!
ってことになって、馬跳び大会よ。
一列になって、ひとりひとりがかがんで馬になって、
端っこの人から跳んでいって、
自分の番が来たら、他の人が作った馬を
跳び箱みたいにして跳ぶの。
昔、やった?よね??
7人もいるから、
結構距離かせげるかなと思ってたんだけど、
そうは、問屋がおろさねぇ!

はじめは、調子良くピョンピョンしてたんだけど、
だんだんみんな疲れてきて、
重くなっていくのよ。バネが足りなくなってきてさ。
ただの運動部のきつい練習みたいになってきて、
すっっごいツライんだけど、
誰ひとりとして、「やめよう」とか言わず、
意味はたいしてないのに、えんえんと続けててさ。
気づいたら、ちょっと遠回りになっちゃったりしてんの。
「まずい!ちょっと遠回りになってる!
 修正してこ!」
「おっけー!」
とか言って、修正したり、
「あとちょっとだ!がんばろー!」
「おー!」
とか言って、励まし合ったりしてんの。
マジスポ根!
よくよく考えると、何をそんなに
一致団結しているんだか、意味がわかんないね。
しかも、場所は、長崎の、港ですよ。
24、25の女子たち7人揃って、
馬跳びにすっごい夢中なの。
馬してる時に、自分たちの背後にいた、
同じく広場で遊んでた男子高生がチラ見えしたんだけど、
口あんぐりだったもん。
おどろかせてしまったかも、しれませぬ。

途中で、あまりのきつさに、ゴールを
ちょっと先にある橋に変更してさ。
やっと着いたはいいんだけど、
みんなすっごいツライのに、なぜか、
「次、どうする?」
って話しててさ。気づいたら。
とにかくゴールまで、がむしゃらに
汗をかこうとしてる自分たちがいるのよ。
その時、たまたま目の前に
橋の上をハイハイしてる赤ちゃんがいたから、
「負けてらんないな。ハイハイするか!」
って、ハイハイしたはいいんだけど、
まったくツラくなくて、
「こんなんじゃあ、ダメだぁ!」
「じゃあ、何する?」
「でんぐりがえし?」
「きつい、きつい」
「ブリッジで歩く?」
「ない!」
「ほふく前進?」
「さすがにムリ!」
って、真剣に「いい」「悪い」を判断しててさ。
結局は、ツライし、スポ根すぎるけど、
少しの距離だから。ってことで、
うさぎ跳びにしましたよ。
思いの外ツラくて、びっくりしたんだけど、
もう忘れかけてた目的の、咽の渇きは、最高潮!
みんなでおいしく、潤したのでした。
しっかし、自分にムチ打ちまくったわー。

本当に、意味があることを、何ひとつしていないけど、
意味じゃなくて、価値という点で最高に有意義。
という、おそろしい旅の幕開けだったわー。
この旅、タダじゃ終わらないと、
行く前から予感してはいたけど、
この頃から、予感が確信に変わったのでした・・・。

今回、つくづく感じたんだけど、
始めにも言ったけど、
みんな6年間同じ時間(と書いてトキと読む)を
過ごしてきたからか、
みんな個性はバラバラで、ベースも違うんだけど、
ベースの上にある、
セカンドベース(2塁じゃないよ)っていうか、
ベースの次の層の部分が同じだから、
すごく楽しいのよ。
ああ、うまく言えない!
「楽しい」だけじゃなくて、
もっといい言い方がありそうなんだけど。
・・・。
ニホンゴ、ムズカシイネェイ。
ごまかせないか。

例えばおしゃべりしてても、次から次へと、
話がつながっていっちゃうの。
「それって、〜〜だよねー。
 〜〜と言えばさ・・・」
みたいな。
話の広がりが、あり得ないほど広がるの。
端から聞いてれば、とっちらかってて、
めっちゃくちゃだと思うんだけど、
それはそれでいいのよ。
話してて、結果が出ないまま
次の話題につながってったりするから、
またしても「無意味」だったりもするんだけど、
おしゃべりレベルなら、それで楽しいからさ!
もちろん、結果を出すべき話題には、
出したりもするしね。出せない場合もあるけど。
ほんとに、感じたのよ。
話の広がり方が、半端ない!って!
女子特有のものっぽいなぁとかも思ったり。
いやー本当に最高でしたわ。

あれ?この旅一番の目的の「軍艦島」の話を、
一切していないじゃぁ、あ〜りませんかぁ?
(チャーリー浜風)
つ、続けちゃおっかな、来週に!
来週もまた、見てくださいねぇ〜ふんがっふっふ!
(サザエさんとわたしは同じ歳)

ゆーないとさんへの激励や感想などは、
表題に「ゆーないとさん」と書いて、

postman@1101.comに送ろう。

2006-07-03-MON

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